環境・リサイクル業の研究職、最大の困難とはどんな事?248view

大学で理系の学部を卒業し、医薬品メーカーで研究職として勤務しています。環境・リサイクル業に興味があり、研究職として転職できればと思っているのですが、周りに環境・リサイクル業に携わっている者がおらず情報がありません。
そのため、環境・リサイクル業に勤務されている方に仕事の内容や仕事上で最大の困難、困難を解決した後に感じたことなど細かく教えていただきたいと思います。

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1件の回答

  1. ermerins 2017/04/14 19:52

    10年ほど前まで、水処理装置の設計・施工をする会社の研究開発職をしていました。50代男性です。主に工場などに納入される純水装置や排水処理装置の技術について改良や新規開発を行う仕事がメインでした。同業者は多く競争の激しい業界ですでの、一つ一つの引き合いにおいて、いかにコストダウンした技術あるいは高性能な技術を提案できるかがどうかが、受注に大きくかかわって来ます。これまでにない(他社がやっていない)高性能でコンパクトあるいは低コストな装置の開発が重要であると言えます。そのような技術を開発することは会社にとって非常に重要なことなので、なかなか受注に結び付かないこともありますが、やりがいのある仕事と言えます。

    これまでに直面した最大のトラブルとして思い出すのは、当時、数年前にすでにお客様に納入して稼働している装置に新技術を加え能力アップし、性能向上をしようとした時のことです。その案件については、1年以上前から研究テーマとして取り上げていて、実験室での小規模の試験をして、更には間違いの無いように、スケールアップした実証試験を行い、間違いなく性能が出ることを検証した案件でした。しかも、過去に納入した装置の改造が必要なので、その改造方法についても、装置設計部署と打ち合わせし、必要な部分は試験をしたりして、進めていた案件でした。そして、実際に装置の改造を行うに当たっては、研究開発した担当者が試運転の立ち上げに参画するのが多くの場合必要でした。そうでないと、もし何らかのトラブルがあった場合に対処方法がわからないですし、ちゃんと設計した通りの性能が出ているかどうかの性能評価も開発者の役割と言えるからです。
    その案件については、連続で稼働している装置を停止して、限られた時間内で装置を改造して、その後立ち上げて、なるべく短い時間内に所定の性能を出すということが求められます。その設備はお客様の製造装置に直結しており、もし、何らかのトラブルで当社の装置が動かない、あるいは性能が出ないとなるとお客様の製品に影響がでるからです。そしてその案件では、いざ改造しようとした際に機械的な問題点があることがわかりました。簡単に言うとそのままの装置構造では所定の性能を出すことができないということでした。装置の改造工事の方法に問題があることが原因でした。
    私はどちらかというと化学系で、設計とか工事方法とかは設計部署がメインでしたが、その時にはその設計に係った人はいなかったため、研究担当の私にこのトラブルをどう解決するかを求められました。しかも限られた数時間以内にです。工事業者には早く方針を決めてくれとせっつかれ、ほんとに最大のピンチでした。それでも、なんとか知恵を振り絞って打開策を提案して工事業者が納得する解決策を見つけ装置改造に行いトラブルなく装置を立ち上げることに成功しました。研究開発職でも実験室レベルの知識だけではなく、実際の装置の設計や工事にかかわる知識も必要なのだと思い、その後はいろいろな現場の実装置の立ち上げにかかわるように心がけました。

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