保育士ってとっても素晴らしい仕事だと思うんですけど、やっぱり世間で言われているように大変な仕事ですよね?こどもが好きでも辞めたくなってしまいますか?どういう点が大変ですか?具体的に教えてください。
質問
保育士ってやっぱり大変?どんな時に辞めたいと思う?53view
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回答
2件の回答
やっぱり人間関係じゃないですか?保育士の退職理由の上位って、常に人間関係の悩みですよ。保育士同士の人間関係も良好な所ばかりじゃないです。
保育士は忙しい現場を自力で切り抜けていかなければならないし、余裕がない為に怒ったような指導が日常なので(少なくとも私が働いたことのある園はそうでした)精神がかなり鍛えられます。でも、その怒ったような注意、現場で動けない事で更に周りから仕事が出来ないレッテルを貼られる事、保育士同士で悪口を言ってくる事に疲弊して辞職を選択する人がとても多いです。
保育士は気が強い人が多いので、気が弱くて人に対して強く出られない人は気圧されちゃいます。保育士は子どもと遊ぶだけの楽しく優しい世界であるというのは何も知らない人の考える事で、実際の保育士の現場は厳しく常にピリピリとしています。
保育士は報われない事が多い仕事です。給与も安いながら、残業や持ち帰りで膨大な量の仕事をこなして、子ども達の安全・快適な保育の場を提供できるように努力します。でも、その努力も認められなかったり、どうしても辛くて辞めたいと思ってしまう事もあります。
・子どもとの関係
子どもが好きで就職した筈なのに、その子どもと上手く信頼関係を作れない時に辞めたいと言う保育士が多いです。子どもとの信頼関係とは、甘やかすだけでも叱るだけでも上手くは築けません。時間をかけて、一緒に遊び、子どもの性格をよく見極め、保護者とも上手にコミュニケーションを取るなどの地道な努力を重ねて築き上げるものです。その道のりは多難で、頑張ったらといって報われません。それが辛く、保育士として自信を失くして辞めたいと思う保育士が出てきます。
・保護者から悪口を言われた時
保護者は保育士に不信感を持った時、その内容を他の保護者に話します。そこからある事ない事が尾ひれ付きでどんどん広がり、保護者達から勝手なイメージを植え付けられて悪口を言われます。保護者から冷たく当たられ、悪口を言われる事で、最初は自分でイメージを払拭し信頼を取り返そうとする人も、保護者達の団結の前になす術なく辞職に追い込まれます。
・予算不足との闘い
保育士は子どもに様々な経験や保育をしてあげたいと、日々設定保育を考えて準備をします。しかし、保育園経営は余裕がある所ばかりではなく、いつも予算との戦いになります。色紙もただではありませんから際限なく自由には使えませんし、クッキングだって材料はわずかなので量はそんなに作れません。常に安く、子ども達に満足してもらえるように試行錯誤の連続です。その過程で沢山失敗し、意欲が削られ、工夫ばかりしなければいけない境遇に苦労します。
・給料が安い
保育士はプライベートでも苦労する事があります、それが給与です。保育士は労働時間や労働量に対して明らかに賃金が安いです。そこで、一人暮らしをしてもお金が持たない、ローンで何かを買おうにも払い続けられるか不安だと言う保育士が多いです。生活でいっぱいいっぱいですから、息抜きに遊びに出掛ける事も出来ず、プライベートでも余裕のない生活を強いられます。そういったお金の苦労が原因で保育士の辞職を考える人が多いです。保育士の労働量に見合った給与がきちんと支払われる事で、保育士の辞職を食い止める事が出来ます。一日も早い処遇改善が求められます。