私の知り合いが転職活動をしていて「アパレルの営業」にいきたいとか言っています。アパレルでイメージがわくのはショップスタッフとかデザイナーとかですがアパレルの「営業」の仕事内容ってどんなものなのでしょうか?またその仕事のやりがいや求められるスキルなども教えて欲しいです。
質問
アパレルの「営業」の仕事内容って?117view
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回答
2件の回答
上記の方が詳しくかいておられるので「求められるスキル」について補足。
●コミュニケーション力
●数字への理解
●プレゼン力
この3つはもちろん重要ポイントです。
もちろん扱う商材に深い理解を持っている方が優先になりますが、
実際に営業をされている方がそもそもその商品が好きで入った人というのは半分。
アパレルに興味が無い方でも勤められている方も多くいらっしゃいます。
現在アパレル業界はユニクロに代表されるようにファストファッションに押され、新しい人材を求めているのも事実です。
古い体制も未だに残っているのがこの業界ですが、新しい風を送り込んでくれそうな
【流通】や【経営戦略】など独自の考えを持ち提案出来る人材を多く求めています。
もちろん外資ブランドや英語圏での店舗拡大を行っているメーカー・ブランドなどへの転職は100%英語力が必要になります。
本部とのコミュニケーションが必須になりますので何年後かのキャリアアップを考える場合、英語もしくは中国語などのスキルを身に着けておくことが必須です。
規模の小さい会社であればDTPやWEBのスキルを持っていればカタログ作成や売り場からの要望のある販促物を外部に頼らず自社で作成する傾向です。
WEBの知識があるのであれば、実際にサイトを自社で作成・運営などの面で即戦力とされますので面接の際はポートフォリオを持っていくのをお勧めします。
アパレル営業は自社の商品を会社相手に売る仕事がメインです。
業界の中では地味でかつ地道な作業が多くしかもやることが多岐に渡り忙しいです。
本社の要望と売り先の要望の間に立ち折衝を行います。
アパレルといってもデザイナーズブランド、インポートブランド、スポーツアパレルなどたくさんの種類があり、【営業】といっても規模や業態や売り先などによって仕事の業務内容が違いますので大まかに分けて仕事内容の説明をします。
■リテール営業(百貨店営業など)
リテールすなわち小売りの事で主に直営店の担当です。
自社の商品を販売するために様々な折衝を行うのがリテール営業の仕事となります。
テナントに出店している場合は、自社の要望とテナント側の要求を円滑にするために、
イベントの企画や商品の企画のプレゼンを行い、競合店に負けないようにブランド価値を高める売り込みを行います。
直営店の販売スタッフが快適に仕事を進められる様に管理を行い問題解決や売上向上のためにMDや店長を兼任する場合もあります。
■ホールセール営業(卸営業)
いわゆる卸売りです。自社の商品を直営店含め全国の小売店など特定の卸先に展示会やカタログを作成しそれを元に電話やメールなどを使い受注を取り、まとめて売り進めていく仕事です。
規模によってですが、DTPのスキルをお持ちであればカタログ製作なども行います。
卸先に納品し、継続的な得意先となってもらうために常にフォロー業務が発生します。
新規開拓は担当する商材やブランドの方向性によって様々。
近年取引先がインターネットでの無店舗販売の業者や国内だけでなく中国やアメリカへの流通が盛んになり販路も拡大傾向です。
■企画営業
自社の工場と商材を使い取引先の希望の商品を作るために商談し、打合せを何行い、
取り扱う商材を決めて仕様書を作成します。
最近はデザイナー兼営業という形で募集している企業も多く増えています。
デザインの打合せから納品までを1人に任せる事が出来るので、複数に分けての連絡など面倒な事が少なくなるため取引先側にもメリットがあり請け負う会社も増えています。
日本の工場でしたら問題がありませんが、多くは海外の工場生産になりますので、中国語・英語は必須です。
OEM営業も企画営業の一部で海外とのやりとりが大分増えますので英語力はもちろん、
輸入・輸出のコスト計算なども入ってきますし為替などの業務が発生します。
次に、各種類のやりがいについて。
■リテール営業(百貨店営業など)
今一番勢いがあり、海外も含め店舗拡大をしているメーカーでは人材不足も重なり募集も非常に多いです。外資ブランドなどでは給与面でもビックリするような金額を提示しています。
担当ブランドの顔にもなりますので、格好良く働きたい方にはぴったり。
ある程度の裁量権を持ち百貨店や各ブランド・メーカー、更に他社のデザイナーさんやMDなどと広く繋がる事が出来るので、将来自分の会社やブランドを作りたい人にはおすすめです。
■ホールセール営業(卸営業)
一時期は募集も少数でしたが近年見直されている種類です。
卸売りとは先の流通をみながら商品の開発も行い、捌くのが醍醐味です。
戦略を持っていれば出来上がった商品を捌くだけではなく、自身が仕掛けたものを流行させる事が出来ます。
個人で抱える金額も桁が変わってきますので、会社を動かしている実感が湧くのは
この卸営業の特徴です。1つの商品のコストの計算を行い、取引先によって商談でやりとりし、継続的に仕事を発生させるためのコミュニケーション力がつき、取引先のトップなど決裁権を持つ人との折衝出来ますので、いずれ会社の経営や戦略などに携わる事を考えられている方には卸営業をおすすめします。
■企画営業
取り扱っている商材にもよりますが、新しく商品を開発できる楽しさは格別でしょう。
例えばレディースしか扱っていなかった会社でキッズラインを作る。
こんなことも出来るのが企画営業の醍醐味です。
ただし商品を作成する工程でコミュニケーションスキルが必要になってきます。
デザイナーや輸出入などの部署などが絡む場合もありますので、
“作るのが好きなだけ”の方には向いていません。
どちらかというと、デザイナーを従えていつか自分のブランドを持ちたいと思う方にはおすすめです。コストはどこが安くなる、商品が出来上がる時期の為替は?などはこの部署にいないと商品が出来上がるまでの中身がわからないのも特徴です。