現在、製造業で経理事務をしています。
ゼネコンに転職をしたいと思っていますが、ゼネコンの経理事務は何か特殊なスキルが必要ですか?
また、どういう仕事をされているのですか?
質問
製造業の経理からゼネコンに転職したいのですが、仕事内容は違いますか?556view
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回答
1件の回答
私はゼネコンで経理事務をしています。
この会社に就職してから、建設業経理事務士という資格を取りました。会社から言われて取ったのですが、正直あまり仕事の役には立っていないように思います・・・。建設業経理事務士の資格を取ったことでお給料はアップしましたが、会社の建設業の許可の為の人数合わせのために取らされたのだと後から気づきました。ですので、普通の会社の経理事務の経験や簿記などの資格をお持ちでしたら、ゼネコンでの経理事務に転職されても問題ないかと思います。
私の仕事内容としましては、日々の小口現金の管理、日々の引き落としや入金の管理、後は下請けの業者さんへの支払いが主な経理事務の仕事です。細々した仕事はたくさんありますが、大まかなものでは、後は従業員へのお給料の支払いくらいでしょうか。
入金の管理というのは、やはりゼネコンですから、工事を施工した官公庁や県や市町村からの入金ということになります。官公庁、県や市町村から工事を受注した場合、入金があるのはほとんどの場合前払金と言って、契約金額の30パーセント~40パーセントの金額が工事を受注した時に支払われます。後は、工事の竣工時に残りの金額を支払われます。この2回が1つの工事の入金になります。工事の施工は半年から1年ほどの長期間になる工事もありますので、毎月入金がないというのは特殊ですね。当然ですが、
毎月入金がないのに、日々の引き落としや、下請けの業者さんからは毎月請求書が届きます。また、従業員へお給料を支払わなればなりません。
官公庁や県や市町村から一度入金があれば、金額は大きいですが、次が入金されるまでは長いので、やはり毎月毎月資金は減っていきます。入金される予定の前月などは、残高がほぼないということも多々あります。工事の金額が大きければ、下請けの業者さんへの支払いや材料費などの支払いもやはり大きな金額の請求になります。
ですので、私の会社は、工事の受注の時に下請け業者さんや材料を購入する業者さんと契約をし、支払い方法を半金半手という形を取っています。半金半手とは、請求金額の半分は現金で支払いし、残りの半分は手形で支払うというものです。
ゼネコンはこの支払い方法をよくしているようですので、業者さんたちも理解されているのか、この半金半手の支払いでトラブルが起きたことはありません。
というわけで、結論としては、ゼネコンの経理事務でも特殊なスキルなどは必要ないと思います。
現在製造業で経理事務をされているのでしたら、その経験を生かして頑張ってください!