新聞記者の上司?デスクについて教えてください232view

新聞記者を描いたドラマに、デスクと呼ばれる人物が出てきていました。
そのデスクさんが新聞記者の上司になるのでしょうか?
大体、恐い存在として描かれていますが、実際はどうなのでしょう?
仕事内容はどういったことになるのでしょうか。記者ではないんですか?

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回答

1件の回答

  1. magnesium 2015/04/02 16:11

    新聞社においては、部次長という役職の人のことを「デスク」と呼んでいることが多いですね。使い方としては、「山田デスクがそう言いました」という感じです。語原は「机=desk」です。机にへばりついて仕事をしている人、という意味です。

    構成メンバー20人の報道部を仮定して、説明しましょう。部長は1人です。部次長のデスクは3人ぐらいいるでしょう。課長クラスのキャップは1人か2人。残りの14~15人が、取材記者となります。

    それぞれの役職の忙しさをみてみましょう。部長は暇です。誤報記事を掲載してしまった時にお詫びしたり、大スクープを取ったときに部を代表して表彰を受けたりするくらいです。

    キャップは、ほとんどデスク補助の存在です。取材もするので、忙しいことは忙しいのですが、デスクほど責任はなく、記者ほど走らなくてよい位置にあります。

    記者は死ぬほど働かされますが、それでも最終的な責任がないので、仕事に楽しさを見つけることができます。「取材ハイ状態」に陥ることもあるくらいです。

    そして、一番忙しく辛い仕事を担っているのがデスクです。まず、「書けない苦しさ」があります。デスクは記事を書きません。取材先やネタ元となる人脈が広がり、いろいろな切り口の記事が書けるようになってきて、自分の署名記事を読んだ読者から反響がもらえるようになったころ、突然デスクという管理業務を命じられることがほとんどです。

    デスクになりたての人は、飲むと必ず「こんなにつまらない仕事とは思わなかった」と言います。または、「こんな仕事をやるために新聞社に入ったわけじゃない!」と怒り出します。
    実際、デスクへの昇格をきっかけにして退職してフリージャーナリストになる人もいます。また、デスクへの昇格を断って取材記者を続ける人もいます。新聞記者が「書く機会」を奪われると、相当な喪失感を味わうのです。

    デスクの辛い部分として、他に新人教育があります。デスクは、取材の」の字、記事のきの字も知らないド新人に、取材と記事を教えなければなりません。しかもその新人は、ただの新人ではありません。一流大学を出てプライドが高い上に、会社から支給される名刺には記者と書かれています。新人記者とは書かれずに、ベテラン記者と同じ記者という称号が与えられているのです。当然、天狗になっています。

    弱者保護や社会正義をのたまう新人記者ほど、泥水を飲むような取材や、芸者や太鼓持ちのような接待をしようとしません。そういう甘ちゃん記者に、地べたを這いつくばれと檄を飛ばすのも、デスクの仕事の一つです。

    また、デスクになったあたりから、出世が気になりだします。彼らが狙うのは、社会部長や政治部長といった、超花形部長です。そこまでいくと、役員すら視野に入ってくるからです。なので、上を目指す新人デスクは、なるべく早く社会部デスクや政治部デスクになっておく必要があります。デスクから部長になるまでに、うちの会社だと大体10年かかります。デスクとして3~5カ所の部署で働くことになります。3カ所目、4カ所目の部署がとても重要になってきます。

    また、入社年次と役職の逆転現象が起き始めるのも、デスク世代以降です。ずっとデスクのままで、なかなか部長に昇格できないでいると、年下かつ後入社の部長に仕えることになります。少なからず、屈辱を味わうでしょう。

    さて。
    散々デスクの苦悩を書き続けましたが、もちろんデスクの仕事の本質はそこにはありません。デスクの最大の仕事は、【記事の質を担保すること】です。

    新聞記者を10年以上やっている人ならば、デスクがいない新聞社を想像できないと思います。デスクは、及び腰の記者の尻を叩き、暴走気味の記者をいさめ、自社の上層部の無意味な指示から記者を守り、批判記事の対象になった取材先からのクレームをかわすことで、バリュアブルで公平公正な記事を世に送り出しているのです。

    20人の部署ならデスクは少なくとも3人は必要です。記者が書いた記事をチェックするデスクのことを、その日の担当デスクさんと呼びます。担当デスクは、1日1人いれば十分です。なのに、なぜ3人も必要なのか。それは、その激務ゆえに頭を休める時間が必要なのです。

    担当デスク以外の2人のデスクは暇勤(ひまきん)ということになります。有給休暇を取ったり、自分の机で1日中本を読んだりして過ごしていいます。
    担当デスク業務は、夜中の1時ごろ終了しますが、興奮が収まらないので、ほぼ必ずそこから飲みに行きます。記者を誘って、コミュニケーションをはかるデスクもいます。

    そしてひとたび災害が発生すれば、3人のデスクでは足りません。キャップも急遽、デスク業務に駆り出されるでしょう。

    日本の新聞記者の強みは、管理職のようで管理職でなく、記者じゃないようでいて記者以上に現場のことを知るデスクの存在だと思います。

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