看護師として市民病院で勤務を始めて10年目になります。
主人の仕事の都合で、引っ越すことになりました。現在勤務している病院から遠くなってしまうため、退職をします。引っ越す予定の家の近所に100床程度の神経内科専門の病院があります。調べてみると、給与や年間休日、残業時間など、私の理想とする条件と一致します。しかし、看護師になって10年間、消化器外科病棟や整形外科病棟などの外科病棟での勤務しか経験がありません。学生時代に神経内科のことを勉強したとは思うのですが、すっかり頭から抜けてしまっています・・・。
このような状態でも、神経内科の病棟で働くことは可能なのでしょうか。もし働くことが可能なら、どのようなことを勉強しておけばよいでしょうか。
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外科病棟から神経内科病棟に転職できるでしょうか?11view
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2件の回答
私の病棟は、人工呼吸器を装着されている方が10名前後いるので、人工呼吸器の仕組みくらいは勉強していたほうが就職してから楽だとは思います。あとは、前の方も書いているようにコミュニケーションに苦労することが多いかもしれません。気管切開術を受けている方が多いので、相手は口の動きだけで私たちに用件を伝えます。最初はわかりづらいですが、かかわっていくと少しずつ何を伝えたいのかが分かるようになると思います。
いままで注入食の患者様との関りはあったのでしょうか?もしないのであれば、胃瘻(あるいは経鼻栄養やPTEGなど)の勉強もされておいたほうが安心して働くことができると思います。
転職を検討している病院はプリセプター制度が整っていますか?もし整っているのであれば、疑問に思ったことをすぐに確認できると思いますので、あまり心配せずに転職して大丈夫だと思います。
看護師をされて10年目とのことですので、知識や看護技術は問題ないと思います。心配していたことが嘘みたいに問題なく働くことができるかもしれませんよ。
看護師10年目の転職となると勇気がいりますよね!毎日お仕事が忙しい中、転職先自分で探されたのはすごいことだと思います。
私は神経内科の病棟で勤務をして3年目になります。今の病院に就職する前は私も整形外科で病棟看護師をしていました!整形外科や消化器外科病棟だと、毎日のように全身麻酔の手術や、手術目的の入院などがあるのではないでしょうか。また、ドレーン抜去や包帯交換など、医師の介助をすることも多いと思います。
神経内科の病棟は、内科ですので手術はもちろんありません。また、整形外科のように事故などで受傷された方のような緊急入院もありません。神経内科の病棟に入院してこられる患者さんは予約入院の方ばかりです。そのため、定時間際の入院や、夜勤帯の入院もありません。
私の勤めている病院に入院されている患者さんの多くは「神経難病」の方です。パーキンソン病やALS(筋萎縮性側索硬化症)、重症筋無力症、多系統萎縮症の方が多く入院されています。どの疾患もご存知のように進行性の病気です。外科病棟のように「手術をしたからよくなった」「術後の経過が良いから退院」というわけではなく、「今のADLをどこまで維持できるか」ということが治療目標となっています。
現在の病院に就職した時、一番驚いたことは寝たきりの方の多さです。神経難病の多くは進行性の病気ですので、徐々に動くことが難しくなるということは理解したつもりでいました。しかし、ここまで寝たきりの方が多いのかと実感しました。病棟の患者さんの約6割が寝たきりです。そのほかの方も独立して歩行できる方はほとんどいません。
車いす移動の方が多いですが、自分で操作できる方は車いすを利用されている方の半分もいません。
そのため、看護師というより介護をしているような気分になることも多々あります。おむつ交換や体位変換、食事介助が主な仕事内容となっています。今までたくさんの方のおむつ交換を1日でしたことがなかったので、慣れるまでは大変でした。
食事を自分でとることができない方も大勢いますが、患者さんの7割くらいは胃瘻からの注入食を利用しています。注入食の作成をするだけでも結構な時間がかかります。
気管切開をしている患者さんも大勢います。
転職して一番困ったことは、コミュニケーションをとることです。私は整形外科の病棟で勤務をしているときは気管切開の方はめったにいなかったので、ここまでコミュニケーションをとることが難しいと感じたことはありませんでした。先輩方は患者さんの口パクの動きや、ちょっとした動作(右目をつぶるとYES、小指の先が動いたらNOなど)で判断されており、すごいなと感じることが多かったです。
私は神経内科の病院に就職する際、疾患の病態生理は勉強しましたが、とくにそのほかのことは勉強しなくてもよいのではないかと思います。就職した際にわからないことが出てきましたが、その都度調べたり先輩方に確認をしながら仕事をしましたよ。意外と困ることはなかったです。