翻訳者の経験で日本語教師はできますか?どんな準備が必要?165view

日本で日英の翻訳をしていますが、夫の転勤でシンガポールに行くことになりました。シンガポールの日本語学校に知り合いがいて、そこで日本語教師をしてくれないかと頼まれました。臨時の非常勤で1日1コマ50分プラス、シラバスなどの作成、採点などです。
日本語教師養成講座を終えていて資格もあります。直接法にこだわらず英語を交えても構わないと言われたのですが、資格があるだけで経験がないので不安です。
翻訳者で日本語教師もしたことのある方がいらっしゃったら、その時の経験やどんな準備をしていったらいいかアドバイスを下さい。

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2件の回答

  1. shoebridge648 2016/10/15 19:55

    私は翻訳を生業にしていますが、わけあって2年ほどシンガポールに住む機会があり、そのときに日本語教師のアルバイトをしていました。週3で1時間の一コマだけでしたが、大変でした。私も質問者さんと同じように日本語教師養成講座を修了していて資格はありました。ボランティアで日本に住む外国人に日本語を教えた経験もありました。

    当たり前のことですが、机上の現場とリアルな現場は全く違いました。個人に教えるのと、15人ほどのクラスを持って教えるのとも全く違いました。人それぞれ理解の速度が違うので、どこに合わせていいのかわからなくなりました。理解速度の速い人はつまらないと言い、遅い人は難しすぎてついていけないと言います。私は真ん中の人に合わせて授業をして、理解速度の速い人とは交換日記のようなものをしました。生徒さんに日本語で自由文の短いものを毎回書いてきてもらい、それを赤ペンチェックして戻すというものです。理解の遅い生徒さんには授業の後、残って説明したりしました。日本に日本語を勉強しに来ている外国人よりも、日本語に接する時間が圧倒的に少ないので、それも理解の速さに影響しているようでした。
    超初級のクラスだったので、授業は全て英語でした。日本で日本語教師養成講座を勉強すると用語などが全て日本語です。それをどうやって英語で説明するのか悩みました。講座を修了していても、実際の経験がないと簡単な文法を説明することすら難しかったです。

    個人的には日本語教師のアルバイトをしてよかったと思います。自分自身の英語のスピーキングスキルが上がったからです。今のところ翻訳に活かせてはいませんが、いつか活かせると思います。あれから2年が経ちますが、今でも日本語を勉強している方や、仕事で活かせているという連絡を貰うとやった甲斐があるなと思います。

    一方で、私にはよい体験でしたが、生徒さんたちには申し訳ない気持ちもあります。日本語学習の一歩を踏み出す手助けをしたのが熟練の日本語教師の方だったら、もっと日本語がわかりやすく、もっと勉強したいと思っただろうと思うからです。私が教えていた生徒さんのほとんどが本格的な日本語学習に進んでいましたが、中には辞めてしまった人もいると聞きました。他の都合で辞めてしまったなら仕方ありませんが、最初の一歩でつまずいてしまったことが原因ならと思うと罪悪感でいっぱいです。生徒さんの将来を考えたら、短時間だし短期だし、トライアルだしと、その国の言語が話せて資格がある人に気楽に頼む人は無責任だなと思いました。引き受けた自分も無責任だったと思います。
    プラスマイナスの面がありますし、考え方は人それぞれなので質問者さんがどうされるかは、質問者さんの考え方次第だと思います。

    ちなみに準備していったものの中で生徒さんに好評だったのは、ひらがなとカタカナのカルタでした。授業の合間にゲーム感覚でやりましたが、最初は子供用なんかという雰囲気だったのが、後半はかなり本気になっていきました。生徒さんに読み手になってもらうと意外に難しいので、子供用なんかという雰囲気が変わります。

  2. cartwright-52 2016/10/14 17:32

    毎日ではなく週2のアルバイトだったので参考になるかわかりませんが、私は韓国で日本語を教えるアルバイトをしていました。
    私も日本語教師養成講座を終えていて、資格だけはありました。教えた経験は日本留学中の韓国人とエクスチェンジしたのと、年配の方にボランティアで少し教えたことがあるくらいでした。

    私が教えていたのは中学校の課外授業です。放課後に週2回1時間半の授業でした。韓国の大学院で語学教育の勉強をしていたので、友人に頼まれて始めました。
    相手がまだ幼さの残る学生だったので、楽しみながら教えることができました。それでも文法などの授業には集中せず、ゲームを続けたがったり(もちろん日本語学習のです)、アニメを見たがったり歌を聴きたがったり(もちろん日本語のです)して、これでいいのかと悩みました。中学の先生に相談したところ、これをきっかけにさらに勉強したいと思わせることが大事なので、文法などの学習にそれほどこだわらなくてもいいと言って下さいました。
    勉強は二の次だったので、ひらがなやカタカナを覚えるゲームや、数字や簡単な会話を覚えるためにお店屋さんごっこなどを準備して行きました。例えば、A5の紙いっぱいに“ね”が並んでいる中に、似たようなひらがな“れ”をいくつか紛れ込ませて、誰が最初に“れ”が何個あるか数えられるかといったゲームや、果物や野菜をいくつもプリントして行って、“りんごを3つ買ってきてください”などのミッションをクリアするゲームなどです。
    教える対象が子供か大人では楽しめるゲームが違うと思いますし、学習の動機が何でどの程度日本語を勉強したいのかによっても授業の仕方や雰囲気はかなり違ってくると思います。

    私も日本で翻訳を仕事にしていました。帰国してからも翻訳をしていますが、自分は教師(特に日本語教師)には向かないと思います。教えるのは楽しかったですし、いい経験になったと思いますが、これを本業にしたいとは思いませんでした。翻訳と教師では全く違います。通訳の人なら向いているのかもしれませんが、翻訳が向いている人に日本語教師は向かないかもと個人的には思います。

    それから日本語教師に必要なのは、日本の何かを伝えたいという気持ちだと思いました。あるいは日本のサブカルチャー(例えば映画やアニメ、アイドル)が好きで、それについてなら何時間でも語れるという人は、生徒が面白がってくれる気がしました(生徒が中学生だったからかもしれませんが)。サブカルチャーでなくても、民謡に詳しいとか神社に詳しいとか、日本独特に何かについて語れる人が向いているなと思いました。そういえば、学生たちと“かごめかごめ”をしましたが、そういう遊びについても詳しく語れる人が向いていると思います。私は韓国の伝統文化に興味があって、個人的に習ったりしましたが、日本のものには興味がないので本当に向いていないと思います。アニメやJPOPの魅力ついて学生に熱く語られて“日本人なのに知らないんですか?!”と何度も言われました。上級クラスの人が自分の好きな日本の文化について日本語で熱く語るのはいい勉強になるとは思いますけど、全部韓国語で語っていたので私の勉強にしかなりませんでした。

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