私は大学で福祉科を卒業し、新卒採用で特別養護老人ホームに入職しました。大学の時の実習先は児童関係の施設なので、高齢者の方とのふれあいはこれがほとんど初めてです。
当たり前ですが、高齢者は児童と違って気が強かったり厳しい性格のかたが多いので対応に戸惑っています。
介護の仕事をしていてやりがいを感じるのはどんなときですか?目標を持たないと心が折れてしまいそうです。
質問
介護業界の者です。高齢者の対応に戸惑っています。8view
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回答
1件の回答
私も介護業界で働いていました。
私の場合、仕事が本当に遅くてできない私を励まして下っさった上司・先輩との仕事の日々自体がとてもやりがいがありましたが、一番やりがいがあったのは利用者様の排便コントロールをしようという取り組みでした。
介護士として1年経とうとしていた頃、排便コントロールのうまくいっていない利用者さんが多数いました。上司と先輩が参加した研修の一環で、「下剤の量を減らせるように、水分補給や運動を促す」取り組みが施設全体で始まりまったのです。液体の下剤を45滴も利用していた利用者さんもいて、出てくる便の状態も良くありません。最初は、私は「なんだか面倒くさそうだなぁ」と正直思っていました。しかしユニットリーダーの呼びかけによって、職員みんなで計画と目標を立てたり、水分を摂取してもらうために何をするか作戦を立てたりしているうちに、仕事に燃えている自分がいました。
いつもならお茶を出すところを、ジュースにして飲みやすくしたり、レクリエーションで体を動かすようにしたり、利用者様によっては車椅子から歩行器の運動に挑戦しました。利用者様には、運動に取り組むことに認知症もあるためか消極的な方もいました。利用者様に自信を持ってもらうことや、声掛けなど、とても大変でしたが、諦めずに元気づけるようにしたり、その利用者様の好きなお店のお菓子を買ってきたりして、工夫に工夫を重ねて水分摂取と楽しく運動をすることを心がけました。
そうしていくうちに利用者様に良い変化がちゃんと現れました。排便面では認知症の方が、便が出そうなことを自ら教えてくれたり、下剤なしで排便に成功した方が出てきました。その他にも、利用者様の笑顔が増えたり、話が増えたりと明るくなった方が見られて、とても嬉しかったです。
このようないい結果が現れたのは職員とのチームワークが良くできていた結果だとも思います。職員一人一人が、勉強し、利用者様のことを家族同様に考えて、「この人の場合なら、どうするのがベストか」ということを真剣に考えました。それから、職員同士でのコミュニケーションが良くとれていました。一番下っ端だった私でも、たくさん意見を出していましたが、何にも言われず、対等に扱ってくださっていました。その他、メールでのやり取りと、記録ノートの記入もしていました。
私はその後、体調を崩してしまい、転職しましたが、介護士としての経験はとても大切にしています。
もっと福祉業界の待遇がよくなって良い循環ができることを願っています。
話がそれてしまいましたが、私の体験がなにか参考になれば嬉しいです! 頑張ってくださいね。