看護師を目指している学生です。看護師のかたに聞きたいのですが、働く上でどんなことを大切に日々業務を行っていますか?心構えのようなものがあればぜひ聞きたいです!精神的にも辛いことが多い仕事だと思うので、今から心配です。
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看護師として働くにはどんなことが大切ですか?16view
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私も学生時代懐かしいです!お力になれたらと思い投稿させていただきました。実際の体験も交えてお話ししますね。
看護師の資格は、専門学校を卒業と同時に取得し、はじめは循環器専門の病院に就職しました。
学生の頃とは違い、専門用語や技術など覚えることが多いうえに、三交代で不規則なこともあり、体力的にも精神的にもいっぱいいっぱいだったことを覚えています。
救急医療の現場で人の命に関わるやりがいのある仕事、というイメージを持たれでるしょう。実際そうだったのかもしれません。しかし私の場合は違いました。
人として未熟だったのでしょうか、プロ意識が低かったのでしょうか、日々ノルマをこなすことや同僚に負けないようスキルアップすることばかりに目がいき、本来の看護の目的を見失っていたのです。
患者さんやそのご家族に必要なケア、患者さんの苦痛を取り除き回復に向かわせるためにできることを考え行うのが看護師の仕事であり、それらを行う中で自分を高めていくものだということを理解できていなかったのでしょう。
やりがいや精神的な充足を感じられないまま、ただ与えられた仕事をこなすことに苦痛を感じるようになった私は、徐々に体調を崩し退職したのでした。
その後結婚した私は一度の出産を経験し、8年の専業主婦生活を経た後、また看護師の仕事に復職することになったのです。
もう二度と戻ることはないだろうと思っていた仕事でしたが、離婚をきっかけに半ば仕方なく選んだ、クリニックでの外来ナースの仕事でした。
当時、子供は小学低学年。学童保育を利用しながらでしたので、勤務時間は17時までのパート、学校行事が入ることの多い土曜は休みを頂いていました。
業務は採血や点滴、各種検査補助、検診、栄養指導や服薬指導といったところでしょうか。大きな病院で経験を積まれたナースにとっては物足りない、簡単な内容なのかもしれませんが、もともと経験の少ない私には精一杯の内容でした。こんな仕事では大きな病院では通用しないんだろうな、そんな不安もありましたが、そのクリニックでは以前いた病院では感じられなかった充足感があったのです。それは、患者さんとの関わりから得たものでした。顔を見て会話すること、たわいない言葉を交わすこと、表情や身なりから体調をうかがうこと、手や体に触れることで症状を感じ取ること、何気ないことかもしれませんが、そのひとつひとつが今までにできているようでできていなかった、もっとも大切なことだったのです。そのことに、初めて働きだしたころの私は気づけなかったのだと、復職して初めて分かりました。
看護という仕事に初めてやりがいを感じた大切な経験です。
質問者さんも働いていくうちに自分なりの働き方や心構えをはぐくまれていくと思います!大切なのは経験から自分なりの成長を見つけていく姿勢ですよ!頑張ってください。