塾か予備校の講師に転職したいと思っています。求人サイトで「公務員受験予備校講師」を見ました。一般的な予備校とどこが違うのでしょうか。
質問
公務員受験予備校講師の仕事内容は?9view
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3件の回答
公務員受験予備校も大学受験予備校と同じく、合格させることが仕事です。ただ、公務員受験ということは合格すると社会人になるということを意味します。ある意味、一生を決める試験と言ってもいいでしょう。
ただの憧れで「警察官や海上保安官になりたい」といっても本人の性格や体質に合っているのか。そこを、受験準備をしながら考えてもらうことが大切です。つまり社会の先輩としての姿を見せることが肝心。人間としての幅の広さや社会での経験が生かされる点は、転職者に有利な職といえます。
働く講師の立場の違いをいうと、まず面倒見のいいことが重要です。公務員受験予備校で学ぶ生徒は、学校で習ったことのない知能試験に戸惑います。「どうしていいかわからない」のです。これまで暗記ばかりして点数の良かった子ほど悩みます。一人ひとりが問題の意味を理解し、やりかたを見つけるまで付き合ってあげる、気の長い人が向いています。人の話をじっくり聞ける人ですね。進学予備校なら「もっと学習時間を増やして」とか「必ず覚えて」と生徒にまかせます。公務員受験予備校では「わかってもらう」ための講師の教え方の工夫が大切。そのためにもそれぞれの生徒のつまずきに合わせて、指導のバリエーションを持つことが問われます。
講義内容は、知識教養と知能にわかれます。公務員受験予備校の講師は、知識分野と知能の分野を掛け持ちすることが求められます。専門の知識を磨くとともに、知能試験分野にも精通する幅広さが問われます。
公務員受験予備校は、高卒で公務員になりたい人のための予備校です。一般的に言う予備校とは、大学受験のためです。公務員受験予備校は、国家公務員、都庁や各県の職員、地方の市や町の職員、さらに警察官や消防官など、受験職種も多岐にわたります。
試験内容は大学受験と同様の教科書程度の知識教養試験、さらに知能試験があります。知能試験は、知能テストを高度化させたもの、と思ってください。積み上げた立方体の数をあてたり、数列を読み解いたり、短文を読んで推理したり、です。こうした知能試験は公務員受験の筆記テストの配分の半分をしめます。しかし学校では教科として教えてくれません。そこで、公務員予備校の存在が必要になってきます。
つまり、一般の予備校の英・数・国・社・理に加えて、公務員受験予備校では上記の知能試験対策を中心に、カリキュラムが組まれています。また二次試験では人物重視の面接が重要な関門なので、面接対策にも力を入れています。専門の講師のいる予備校もあります。