SIer業界の退職理由について知りたい495view

システムインテグレータでと呼ばれる企業で人事を担当することになったのですが、担当になってから退職者の多さに驚いています。
生保や損保系企業がメイン、あとは大手メーカーにエンジニアを派遣しているのが主な業務のシステム会社です。
社員数100人程度の中堅SIerなのですが、今年度で10名が退職しています。全社員の10%が退社しており、そのうち2人が寿退社。8人は一身上の都合で辞めています。
調べてみましたが、SE業界、その中でもSIerの離職率は半端じゃないようです。人事部として自社の退職率を減らすよう対策を打たないとなりません。
社員がSIerを辞めたいと思うようになる理由をできるだけ多く教えてください。

年収600万以上・残業なしなど好条件求人多数!

  1. 転職最大手の「リクルート」は求人件数の多さはもちろん、カバーする業種・職種の幅も業界トップ級で常に人気が高い!

  2. 転職業界大手の「マイナビ」!スキルや年収を適正に評価し、年収を最大限アップできるように担当者が徹底サポート!

  3. 年収アップに自信あり!利用者の7割以上が年収アップ!リクルートエージェントやマイナビエージェントと併用する人も多い!

質問に回答するにはログインしてください。

回答

2件の回答

  1. riddle-21 2016/10/04 12:37

    SIerからSIerへ転職し、現在Web業界に勤めているエンジニアです。
    私が常々感じていたSIerのイヤなところは
    ・拘束時間が長い。残業代でない。退職金も出なかったりする。
    ・エンジニアとか言いながら業務知識に詳しい人が一番偉い
    ・エンジニアとか言いながらExcelばっかりいじっている
    ・どんなに頑張って社内で偉くなっても、社員の若造に泣かされたりする
    ・キャリアアップがし辛い
    ・人日単位での計算
    といったところでしょうか。

    ・拘束時間が長い。残業代でない。退職金も出なかったりする。
    これはもうそのままです。これは改善しないとモチベーションにかかわりますよね。

    ・エンジニアとか言いながら業務知識に詳しい人が一番偉い
    は、SIer以外にも当てはまる業界はありそうですが、エンジニアといいつつ、高度なロジックが組める人ではなく、現場の業務知識をたくさん持っている人が一番重宝されるという点です。
    案件を進める能力はないし文句ばっかり言っているけど、なぜか、どのロジックがなんという名前のソースに記述してあるかを思えている人が、各現場に一人二人いて、困ったときにはその人に聞かないと誰もわからないということが結構あります。
    誰もわからないくせに要件定義すんなよ...

    ・エンジニアとか言いながらExcelばっかりいじっている
    これはみんな言います。エンジニアというのは、やってみるまではシステムやプログラムのスキルがどんどんついて、ギークになってやるぞ、と思うのが自然だと思いますが、実際やってみると、作業時間のほとんどはコーディングではなく「資料作成」です。
    お客さんにどんなに品質が良いかを、実際に開発に必要な時間の何倍もかけてドキュメンテーションをします。そのため、文章を書くこと(主に責任を分散させるための注釈を記載すること)のスキルは上達しますが。
    また、システムの規模は非常に大きいことが多いので、影響調査のウェイトも非常に高いです。
    ソースコードを読むことはエンジニアとして必須のスキルですが、読んだソースコードの証跡を作るなんて言う作業が発生するのはSIerならではないでしょうか。

    ・どんなに頑張って社内で偉くなっても、社員の若造に泣かされたりする
    私が新卒で入社してすぐ、30代後半のリーダーのもとでOJT研修が行われました。彼はその会社の新人採用一期生で、もう十分にエースとしての能力がついていましたし、人柄もよかったので新人の私が尊敬するには十分でした。
    ある案件のリリース直前、ソースコードのコンパイル漏れが一件見つかってしまいました。すぐに社員から電話。怒鳴り声。ほかの資源は本当に大丈夫なのか。担保するためにテストをやり直せ。
    30分ほどで電話が終わりましたが、先輩は顔を伏せたまま涙をこらえていました。
    もちろん徹夜でテストを行い、そのまま寝ずにクライアントの本社に謝罪に行きました。
    新人の私にはこれは衝撃的な出来事でした。
    クライアント社員や営業は、非常に高圧的な態度をとる人も少なくありません。社員の一言が、私たちSIerの生活を大きく左右するのです。

    ・キャリアアップがし辛い
    これが一番わかりやすいかも。SIerでは、基本的にコーダーとSEの差別はなく、新人のころから仕様書の書き方を教えられます。もちろん、テストケースも書いてテストの実施もし、客先に出向いてレビューやネゴシエーションを行います。はっきり言ってオールラウンドプレイヤーです。
    しかしSIer業界ではキャリアは、普通のSE、上級SE(チームリーダー)、PM、プロジェクトリーダー位の線引きしかありません。その上にはマネージャがいることが多いですが、やっていることは営業と同じで、人員の確保やお金の話、状況の整理が主です。そして、これらはみんな万遍なく非常に忙しいです。
    ですので、下の人間からすると、業界内にあこがれる役職の人間がいないのです。若い人にはつらく感じるでしょう。

    ・人日単位での計算
    これはまあしょうがないのでしょうが、毎日目がしょぼつくまで働いて働いて、われわれ作業員の単位は「1人月」です。イラッとこない人は少しおかしいです。

    この中で改善できるとすると、
    ・拘束時間が長い。残業代でない。退職金も出なかったりする。
    ・エンジニアとか言いながらExcelばっかりいじっている
    が効果があるんじゃないでしょうか?

    前者は、単純に賃金の見直しです。
    「残業するのは能力がないから」という理由で残業代を出さない会社は多いですが、能力でカバーできるような仕事を用意できない会社が悪いに決まっています。そんな企業のマネジメント能力なんてたかが知れていますね。

    後者は、改善はし辛いと思いますが、ドキュメントばかり作成するのではなく、テクノロジーに対する興味を持ち続けてもらうことで、ITをやっているのだという自信を持ってもらうことにつながります。具体的には、マクロや自社ツールの開発を促進し、作業の効率化を進めることや、特定の言語やテクノロジーの講習会に参加させることが考えられます。

    なれない人事の現場は大変でしょうが、あなたのような人事担当者がいることで救われる社員もいるはずです。頑張ってくださいね。

  2. oddity-45 2016/10/03 12:15

    簡単でしょ。辛いからですよ。
    幸いにもうちの会社は残業代のめぐりがいいから続ける気になっているけど、これで固定給ボーナスなしとかいったらすぐやめるわ。

    あとは人間関係だろうね。エンジニアとして使える人間って、コミュ障オタクタイプか完璧主義者のどちらかだから、まともな感性をした人間がなじみやすいような環境じゃないことは確か。
    まともな人間の中でも、ストレス耐性が強い人間はうまくサボりながらやっているが、ストレス耐性が強くない真面目な人間は仕事を押し付けられてどんどんきつくなっていく。
    こんな業界に新人がどんどん入ったとしてみんな長続きするかと言ったらそんな訳がないでしょう。辞める人数を減らすのであれば賃金を上げるように偉い人に提案してみるといいかもね。
    間違ってもカウンセリングとかに金を使ってはいけませんからね。あれは作業者側としては鬱陶しいだけですので。

ページ上部へ移動する