私は総務の仕事をしていて、会社に社労士の先生が時々来てくれて手続きをしてくれています。そこで私も社労士の勉強をしてみようと思ったのですが、社労士の仕事って具体的にどんなことをするのですか?手続きをすることだけが仕事なのですか?
質問
社労士に興味があります。どんな仕事をするの?101view
最新の専門家コラム
-
40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
-
転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
-
合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
-
転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
-
会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
2件の回答
社労士の仕事は大きく4つあります。
1つは今の社労士さんがやっている労働社会保険関係の手続きです。手続きには助成金もあります。
2つ目は労働者に関するトラブルの相談業務です。時には会社と労働者の裁判になることもありますが、裁判になれば弁護士が出るようになりますね。この2つの業務は社労士の独占業務なので、社労士の登録をしていない人が行う事はできません。(自分が勤めている会社については資格がなくてもできます。)
3つ目は、給与計算です。給与計算については独占業務ではないので、給与計算を請け負っていない社労士事務所もあるんですよ。でも一般的な社労士事務所では、手続きを請け負う際にまとめて給与計算もアウトソーシングしてもらうケースが結構多いです。手続きを行う事によって、給与の天引きの有無が発生することが多いので、一緒に頼んだ方が会社としてもメリットがあるというわけです。
4つ目は人事コンサルティングです。人事制度の策定や給与改定等内容は様々です。
その他は執筆活動をされている方もいますが、執筆活動の身を行っている社労士はあまり多くありません。
先ほどお伝えしたように社労士の業務には独占業務があります。その独占業務だけをおこなっていくか、独占業務にこだわることなく会社と社員に関する部分全般にトライしていくかによって、社労士の仕事もかなり変わってきます。給与計算のアウトソーシングも人事のコンサルティングも社労士の資格がなくてもできますが、社労士の資格を持っているという事は、法律をきちんと把握した対応ができるという事です。ここが社労士の資格があるかないかの大きな違いだと思いますよ。そうはいっても、資格を持っているだけでは仕方ないので、資格がムダにならないように活用していけたらいいですよね。
社労士の先生が来てくれているんですね。私は会社で社労士の登録をしています。
社労士には大きく2種類あって、自分の会社の仕事だけを行う「勤務社労士」とお客さんの会社の仕事を行う「開業社労士」があります。
私は、自分の会社の仕事を行う「勤務社労士」です。ですから、資格を取る前も取った後も仕事の内容はそんなに変わりませんでしたが、資格手当がつきました。
勤務社労士の仕事は、あくまで会社組織の中で業務を行うので今まで通り総務・人事の業務を行うことになります。
今の私の業務を大まかに言うと、社員の管理、社員と会社に関する労働社会保険の手続き、給与計算、規程類のチェック、その他社員のトラブル等に関する対応を行っています。
細かく言うと社員の管理とは、社員が入社・退社した際の個人情報の管理や人事評価の管理、昇給・昇格の管理を行います。労働社会保険の手続きとは、社員の入退社や扶養家族の手続き、年に1回の労働保険料の計算と納付、社会保険の算定届、労災が発生した際の手続き、休職者の手続き等を行います。
規程類のチェックとは、会社には就業規則の他にもたくさんの規定があります。それらの規定が法改正にきちんと対応しているかチェックし、必要に応じて修正します。
その他社労士の資格を取った事によって、上司から労務の相談をされることが増えました。会社として出した方針が法律に違反していないかどうかの確認のためです。
私は最初に社労士を取る前と取った後で業務自体は変わらないといいましたが、社労士を取った後の方が頼りにされているなと感じています。資格の活かし方というのは様々だと思います。また、資格を活かせているかどうかというのも本人の意識次第ではないかと思います。
最後に、総務の仕事を今までされていたなら、社労士の勉強してみるといろんな事が分かるのでいいと思いますよ。総務の仕事の集大成として、試験を受けるかどうかは別として一度勉強してみてもいいかもしれません。