新聞社に転職したいと思っています。
記者のいる編集局をはじめ、広告局、販売局は知っているのですが、その他にどういう部署がありますか?どの部署を志望しようか迷っています。
質問
新聞社に転職したいけど、志望部署で迷っています。72view
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回答
1件の回答
もちろん新聞社によって違うでしょうが、だいたい、次のような構造です。
編集局、広告局、販売局、事業局、総務局、制作局、技術局。
これに社長室の直轄部門がある所が多いようです。
なかには編集局とは独立して論説委員会を置いている所や、事業や広告、総務の中心的な業務を残して、ほとんどの業務を子会社などにアウトソーシングするところも増えています。
・編集局
編集局は記事を取材して新聞に掲載する部署で、外勤記者が所属する部門と整理記者といって、レイアウトを考えたり、記事の見出しを立てたりする記者がいる部門があります。編集局の中の庶務的な行部をする部門も、編集局の中にあることがあります。
・広告局、販売局、事業局
広告局、販売局、事業局は新聞社の営業部門で、この3つの局を営業局(名称は違うところもあります)としてまとめている所もあります。販売局は編集局と並んで新聞社の根幹的な業務ですし、構造や業務内容が独特なこともあり、アウトソーシングというのは少ないですが、広告や事業は随分とアウトソーシングが進んできているようです。
・総務
総務は経理、人事、庶務など。根幹の人事部分は別として、こちらもアウトソーシングが進んでいます。
・制作局
制作に至ってはすでに別会社化が進み、昔からの制作関係の社員がそこの出向する形をとるところが増えています。以前、新聞社の労働組合は制作局を中心に結構強く、昔であれば考えられないことだったと思われます。
・技術局
技術局は社内のコンピューターシステムの構築や管理などを担います。
最近、これらの伝統的(?)な部署に加え、経営本部とか経営企画委員会などの部署を設ける新聞社がほとんどになっています。以前のように新聞購読や広告料だけで企業の存続を図っていくことが難しくなり、経営の構造改革が求められるようになったことを反映しています。営業関連局の予算設定や、総支局の統廃合、他の財源の模索など、多岐にわたる経営戦略を立案することを担います。各局の俊英を集めることも多いのですが、ストレスの強い職場でもあります。
他にも出版部、インターネット関連メディアなどの部署があり、これらは独立した局であったり、他の局に入っていたりします。いずれにしても、多くの部署がある状況は現在も変わっていませんが、逆にどれも中途半端という指摘もあり、そのことが新聞社の悩みのタネでもあるようです。スペシャリストよりもジェネラリスト。かつてジェネラリストの方が出世も早かったのですが、その時代も終わりを迎えているといえるかもしれません。