最近、悩みというか疑問というか、考えることがあります。
現在システムエンジニア4年目で、SIer系の会社で働いています。
現場で、CANADA製の調査の自動化ツールが推奨され、それが一般化してきています。
そのツールは、DBの項目やソース内の変数、スコープ、モジュールの親子関係やデータの流れまでをリポジトリとして持っており、
機能を選択して少し待つと知りたい結果が返ってきます。
例えば、改修案件でこの変数項目の内容データを拡張したいが、影響が知りたいといったときに、変数を使用している箇所を一覧化して出力、バイト数を刻むとどのような影響が出るかを算出し、レポート化してくれます。
今までエンジニアがやっていた調査の行程を、突然入ってきたツールが解決してくれているという現状に動揺を隠せません。
世間ではロボットがいつか人間の仕事を奪うといわれていますし、システムエンジニア業界も同じようなことが言えるのではないでしょうか。
テストの自動化ツールもテクノロジーに敏感な現場は実用していると思います。
これを考えると、調査の手法やプロセスを身に着けるよりも、こういう複雑なツールを勉強することに力を入れたほうが、エンジニアとして成長できるのかと思っています。
現在SIerでエンジニアをしていますが、もっと新しい技術に触れられるような会社に転職を考え始めています。
これからの時代、SI業界のエンジニアが注目されるタイミングってあるのでしょうか。
質問
転職すべき?SI業界の今後が不安49view
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回答
2件の回答
ロボットが人間の作業を奪うとされている仕事は、ほとんどが単純作業です。
レーンに並んで検品作業を行うことなんかはすぐに人員は削られてしまうでしょうね。
システムエンジニアという職業の場合、どちらかというとそんなロボットを作る方の職業ですよね。
すべて自分で勝手に改修し最適化して、しかも人のいうことをなんでも聞く完璧な人工知能なんかが発明されれば話は別でしょうが、
それのもととなるシステム、ツール、ソフトウェアを開発するのは我々システムエンジニアです。
さっさと汎用機システムなんかを勝手に自分で最適化して仕様変更してくれるソフトウェアを開発して、お金をたくさんもらって悠々自適な生活を送りたいものですw
話はそれましたが、主さん言う、「調査のプロセス」を知らないのにそのソフトウェアを完全に信頼しているということがシステムエンジニアとして非常に危険です。
テクノロジー云々の前に、性格に合っていないのかもしれません。
ツールを使用することを勉強した方が仕事に直結しやすいのは確かですが、そのツールがどう動いて何をどう担保しているかもわからないのでは、
結果が「ほんとにあってるの?」と言われたときは、あなたは数日帰れなくなるでしょうね。
それがシステムインテグレータという業界だと思った方がいいですよ。
システムエンジニアが注目されるときはほぼないでしょうね。
誰もやりたがらないけど、今の社会には必ず必要な仕事だと思って頑張るほかありません。
現在、(たぶん)質問者さんと同じSI業界でシステムエンジニアをしています。
もちろん、数年前までは案件の度に影響調査、テスト、影響調査に追われていました。システム全体の解析ツールが出てきてから、確かにいろいろな作業時間が短縮され、案件の数もこなせるようになっているかもしれません。
ただし、そのツールのインプットを作成することは我々システムエンジニアにしかできない仕事だと思っています。あのようなソフトウェアを動かすには、様々なシステム環境への適応がまず間違いなく必要で、私の現場で使用しているツールも導入時にはおそらく億単位のお金がかかっています。
お金がかかっているということはそれだけ人間が働いているということですから、それだけの仕事が発生しているということです。
このソフトウェアを導入することによって、その後の案件をこなせる数は増えているでしょうが、このソフトウェア導入する作業に費やされた分のお金、作業員、時間をほかの案件に充てていた場合のメリット、デメリットはしっかり考えないと、このような議論はできないと思います。
導入後も、マニュアルを作成するのは我々のようなシステムエンジニアです。操作マニュアルや設計書、仕様書は複雑であれば複雑であるほど、我々システムエンジニアの仕事は増えます。ロボットはプログラムしてやらないと仕事は行えませんので、このマニュアル作業を自動化しようにもまたシステムエンジニアの作業が必要になります。
もうお判りでしょうが、ツールやソフトウェアに制御が必要である以上、我々システムエンジニアの仕事はなくなりません。質問者さんの言う通り、便利なソフトウェアによって我々の仕事は短縮され、一見仕事を奪われているようにも見えますが、その分我々は別の開発を行うことができます。これは、テクノロジーの発展というものです。
発展することに対して危惧を抱くのは最もなことですが、少なくとも我々が生きている間はシステムエンジニアはなくならないでしょう。
それが理解できるならば、減っていくであろうシステムエンジニアに淘汰されないよう、日々勉強することが大事なんじゃないですかね^^;