アパレル業界でデザイナーをしていますが、テイストが自分に合わなくて悩んでいます。
業界内の転職は、デザイナーとしてのキャリアアップになるでしょうか?
質問
アパレルデザイナーの転職はキャリアアップになりますか?5view
最新の専門家コラム
- 40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
- 転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
- 合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
- 転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
- 会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
1件の回答
アパレルデザイナーという仕事において、自分の「好き」または「得意」なテイストと求められるテイストとのギャップほど辛いことはないと思います。
流行や市況、業績など様々な要素で方向性が変わりやすいからこそ、ほとんどのデザイナーがこの悩みを持っているように感じます。そのためこの悩みを転職で解決しようとするのは難しいのではないでしょうか。
しかしながらどのようなブランド、企業にいるかでキャリアアップの側面では異なるかと思います。下記に簡単ですがまとめてみました。
1.デザイナーズブランドやコレクションブランドのアシスタントデザイナー
キャリアを積んだ優秀なアパレルデザイナーと共に仕事をしていたことは何事にも変えられないとても貴重な経験だと言えます。そのため知識・スキルの部分では強い武器になることでしょう。
しかしながらこのゾーンとは別のブランド等に転職した場合、強い武器と忍耐力があるものの、仕事の進め方やブランディングなどに疑問を持つことになるかもしれません。独立という選択視も考えられるのではないでしょうか。
2.SPA型に代表される多品種を扱う企業・ブランドのデザイナー
多くのアイテムを複数人でなおかつ短期間で進行しなければならず柔軟性とスピードが求められます。企業によってはアイテム別に担当が分かれていることもあり知識の部分では偏る傾向にあるように感じます。同業他社などへの転職は個々の資質や上司などとの相性次第ですが概ね上手くいくと思います。その代わり大きく会社に貢献する結果が出ない限りキャリアアップとは言えない状況が続くとも言えます。
3.OEM・ODM企業のデザイナー
基本的には売先の要望をまとめる立場であるため、幅広い知識とテイストを必要とされます。営業職に近いこともあり比較的に客観視出来るのが強みと言えるでしょう。上記1のコレクションブランドなどへの転職にはその客観性がプラスに転じることもあるのではないでしょうか。
反面、ブランドアパレルが抱える買い手の要求に困惑することに対し免疫が少なく、ストレスに感じることもあるかと思います。
私の主観で3つのパターンを出してみたので、これに当てはまらないケースの方が多いとは思います。ここで大事なのは多種多様なアパレル会社でのデザイナーの立場があることを理解し、あなたのこれまでの知識・経験を存分に会社の利益にできる環境を選ぶことです。もしかするとキャリアアップのためには今のテイストを上手くやりこなすことも必要になるかもしれません。
置かれている現状を客観的に検証することから始めてみるのも面白いかもしれませんよ。