ライトノベルを読むのが好きで好きで仕方がない大学生です!
この業界の編集者に憧れているのですが、どうやってなればいいのでしょうか。大学を卒業し新卒として出版社にそのまま入るのは結構大変そうなのですが、みなさんそうやって編集者として働いているのでしょうか。それとも別業界から転職をしてきて働く人もいるのでしょうか。出版社に入ってライトノベルの編集者になった経緯、そのための努力などについて教えて下さい。
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3件の回答
ラノベレーベルも一時期雨後の筍のように乱立しましたからね。その時は大手の会社まで中途で編集者を募集していたので、かなり入りやすかったのではないかと思います。でも今は勝ち組と負け組がはっきりしてきているので、今からラノベレーベルを立ち上げるのは難しいだろうし、正直ブームももう去っていると自分は思います。
その中で今はネットで小説を発表し、そこに白羽の矢を立てて、出版社が青田買いをするケースが一般的になっていますから、そういうサイトのラノベを読みまくって面白い作者を紹介する、そして自分が紹介していた作者が実際にプロデビューしまくるような論評ブログを書いてみてはどうでしょうか。業界内で「このブロガーは鋭い」と有名になれれば、自分がラノベを見る目があることを証明できますし、そのブログの作者としてラノベ出版社に入社することができるかもしれません。そういったユニークな経路から入る人もたまにいますし、漫画の編集部でも同人ゴロみたいな人間が編集として働いていることもあるので、有望なラノベ同人作家に声を掛けてコミケで本を売る、そして有名になったら自分もその実績を引き下げて入社を狙うというルートもあると思いますよ。搦手っぽいルートですけれども、今人気の作家でも同人出身の人はたくさんいますし、ネットのラノベ投稿サイトは、作家にとってはもはや主流のデビュールートです。ここを専門に論評する力を養ってみても面白いのではないでしょうかね。
うちの出版社では、もともとあまり規模が大きくないので、途中でラノベレーベルを立ち上げるときは中途の経験者を募集してレーベルを起ち上げました。
中途でどういう人が入ってきたかというと、アニメ関係のライター、編プロでラノベを作っていた人、アニメショップのバイヤー等アニメに関する業界、また出版業界に携わっていた人です。中小の出版社の場合は新卒採用が毎年あるとは限りませんし、その代わりに辞める人はそこそこいたりするので中途を狙うほうが良いでしょう。
編集者になるにはやはり競争率の高い出版社の新卒採用を勝ち抜くのと、編プロから転職をしていく道があります。編プロも最近では採用を絞っているところが多いですが、それでも出版社よりは競争率は低いし、実戦的な実力を身につけるにはもってこいなので、ここで武者修行をするのが良いでしょう。ただし待遇は悪いので、自分の実力を養う場と割りきったほうがいいです。
あとはアニメグッズショップや同人ショップなど売場担当者からの転職ですね。お店という最前線でお客の動向を見ていた人は強いです。流行の傾向を見抜く目も持っていますし、何より色々なレーベルについての知識があります。また店頭でどうやってプロモーションすればいいのかも理解しています。ただし営業も回されることもあるので、すぐに編集にはなれないかもしれませんが、編集部に異動できる可能性も十分にあるので、紆余曲折しながら最後に目標に到達できるように頑張ってみてください。
ライトノベルを出版している会社で勤務をしていますが、当別なルートは特に無いですね。やはり出版関係から転職してくる人、そしてもちろん最初から新卒として就職した人が中心となっています。もともとオタク系に強い会社なので、ラノベに関してもユーザーの傾向を把握しており、ラノベ編集の前は漫画編集をやっていたというパターンも有ります。
あなたがどうしてそんなに最初からライトノベル限定なのかはよくわかりませんが、出版社というのはとにかく未経験は中途では入社しにくい業界なので、まずは新卒というチケットを持っている時に、新卒で入れるように努力をしたほうが良いと思います。
新卒で入るにはいろいろな経験を学生のうちにしておいて、語学力を身に付けても良いでしょうし、幅広い範囲の友人を作っておくと、のちのち色々と役に立ちます。人脈はどの仕事に就くにしてもあるに越したことはありません。特に学生時代の友人というのは、社会人になってからの友人よりも、利害関係が絡みにくい分その絆は強いです。
自分はライトノベルの編集者になるんだ!と志を持つことも立派ですが、最初は視野を広く持って、いろいろな関係の出版社に入れるように努力して、そのあとライトノベルを出している会社に転職するというのでもいいのではないでしょうか。学生のうちは見聞を広める時間があるはずなので、人間として自分を深めるために色々なものを見てください。ラノベが好きだからといってラノベだけを読んでいても、あまりラノベの編集者にはなれないと思います。編集者は作家にアドバイスをすることも仕事なので、その作家がネタに困ったときのネタ元になれるように、ありとあらゆる創作物に触れておいた方がいいですよ。