大手組織設計事務所に勤めて6年になります。一級建築士として意匠設計を担当しており、これまで大型のコンペやプロポーザルに携わってきました。比較的大きな規模の物件に携わることもできて、充実した設計人生を歩んでいると思います。しかし、さらにキャリアアップを狙っています。
正直言って、私が入社している組織設計事務所は日本ではトップクラスの実力がありますので、これからステップアップしようにも独立して有名になるしかありません。しかし、私に独立志向はありませんので転職を考えています。
日本ではキャリアアップできる会社がないですが、海外には素晴らしい作品を設計している設計事務所が多くあり、最近は海外事務所を視野に入れて転職活動を考えています。しかし、大学時代から英語を勉強していなかったため、現地でのコミュニケーションに不安があります。
やはり現地で働くとなった場合、語学力は必須でしょうか?リアルな話を知りたいです。よろしくおねがいします。
質問
海外の設計事務所への転職を考えていますが、英語力が必須でしょうか?587view
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回答
3件の回答
まず、海外で就職したいなら英語力は必須ですね。
あなたの考える「キャリアアップ」が何を指しているのかよく分かりませんが、給料面であれば大学教授なども候補に入ってくるのでは?
よりステータスの高い会社へ入社したいようですが、将来的に日本へ戻ってきたいのなら「海外でのキャリアが役に立つことは少ない」です。なぜなら、海外と日本の設計基準は全く異なるからです。
日本の設計基準は世界でもトップクラスに厳しいので、海外での仕事は日本では全く通用しません。それよりも、今の会社に長く勤めて部長クラスになる方がよっぽどキャリアアップに繋がると思います。
また、独立志向はないようですが、あと数年間現職の事務所で経験を積まれた後に独立するのも選択肢の一つだと思います。ご自身の実力に相当自信があるようですし、実力がある人なら独立すればお金を儲けることができますし、自分がやりたい建築設計ができます。全て自分で仕事を進めることができますので、会社員には味わえない良さだと思いますよ。
キャリアップをすると言っても、海外では生活習慣も違えば物価も違う、単純に給料アップだけではキャリアアップしているか判断できないのでは?
例えば、日本の福祉医療は最高峰で、アメリカへ行けば医療保険を持っていない人が大勢いる。日本では誰でも3割負担でいいよね?例えばアメリカの有名設計事務所で働くことができたとしても、家賃や物価、先ほどの医療面で支出アップしたら意味がない。また、海外は日本よりも顕著に実力世界だよ。日本なら、自分が退職届けを出すまでは仕事をやめなくてもいいけど、海外では普通にクビを宣告されるからね。
ただ、チャンレジしたいなら、年齢的にもいいタイミングであることも事実。入社して6年ということは、28才だろうか?30才になると遅い気がするし、海外の会社も受け入れにくいだろう。
以上を踏まえて、海外の事務所に転職するのもいいと思う。ただ、【英語力は必須】だよ。現状、英語があまり離せないようだけど、最低限コミュニケーションが取れないと設計が進まないので。日本の設計でも、人と話すことが一番重要だったりするのと同じ。不安だったら駅前留学なり勉強するかで、1年間は英語力を鍛えてもいいと思う。
まず質問者様はとても素晴らしい経歴をお持ちのようですね。これまで大型物件やコンペに携わってきたということで、実力も十分かと思います。
私が疑問なのは、だったらなぜ海外?ということです。日本の建築技術は世界でトップクラスですよ。海外は地震が起きない場所が多く、耐震設計がされていないのが現状です。その制約の中、チャレンジした建築物が設計されているのは、技術力が高いからです。
一方、海外は一見自由な設計ができていますが、それは自然災害がないだけで、けっして日本より優れているわけではありません。質問者様は、ご自身で日本が劣っているという図式を作っているのですが、それが間違っていると思います。
現在、日本でトップクラスの事務所で設計されているのは、世界でもトップクラスと言えますよ。今後もぜひ、日本に残って設計に携わってください。