新卒で入社し、今の会社(1次請け大企業)で8年働いて来ました。会社や福利厚生には不満がないのですが、昇給・昇格がゆっくりであることや、仕事内容がしばらく同じで変化が少ないことに不満を感じています。
他社で働く友人は2次請けの中小ベンダーであるものの、既にチームマネージャーになっている者もいて、部下を持っているケースもあるようです。話を聞くと、苦労も色々聞くものの、やり甲斐や仕事が楽しそうに見えて羨ましく感じています。
この先のキャリアを考えた際に、今の会社でずっと働き続けることにもやや不安があり、転職を考えています。1次請けから下請けに転職された方や、反対に下請けから1次請けに転職された方で、苦労や考えるべきことなどアドバイスが頂ければ嬉しいです。
質問
1次請けのSIerで働いていますが、下請け会社への転職を考えています1795view
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回答
3件の回答
日系大手SIでマネージャーをしています。
自社での新卒生え抜きの社員と、中途での下請けから転職してきた社員を見ていると、社会人経験は同じなのにここまで違うか、と思うことがあります。
「自分でプログラミングができなければ人に依頼することはできない、仕様なんて書けない」などとよく言われますが、まさにその通りです。プロパー社員は基本的にプログラミング経験があまりありませんので、どうしても相手に頼ってしまう傾向があります。反対にプログラミング経験のある中途採用の社員はそのあたりの感覚が抜群によく、効率的な仕様を出してくることが多いです。
しかしながら、クライアントとの折衝やプロジェクトマネジメントスキルなど、経験年数が出てくる部分もあります。ここはプロパー社員の方が断トツ上手いです。
細かいことを言えば切りがありませんが、一長一短ということです。ご自身が将来どうなりたいのかをよく考えた上で、それが実現しやすい環境に進まれるのがよいと思います。大企業だからといって、焦らずとも昇格するチャンスは巡って来ます。特に歴史の古い会社ほどこの先数年は上層部からどんどん定年退職が出ますので、教育昇格を急がなければならない、という話はよく出ています。
会社へのご不満は無いとのことですが、今の会社でのキャリアももう一度考えてみてはいかがでしょうか。
私は下請けSEから元請けSEに転職しました。SEとはいえ、仕事内容は大きく変わりました。1次請けですから、コーディングをするような仕事はほぼありません。設計・指示・確認・進捗管理をどんどんこなすだけです。海外とのやり取りもあり、英語は初めは苦戦しました。
私個人としては仕事自体にそれほど拘りがありませんでしたので、転職しても受け入れることは容易でした。収入は結構増えましたので、良かったかな、と思っています。一般的には下請けの方が給与が下がります。質問者様の価値観によると思いますが、そういった面もよくお考えになられるべきかと思います。
質問者様と同じく1次請けから下請けに転職したエンジニアです。
同じSIではあるものの、業界が異なるため、前の職場との仕事のやり取りは一切ありません。まずこれは必ず守るべきです。後々人間関係が面倒ですから。
1次請け時代と現在では仕事内容が全く異なります。1次請けに対して殺意すら涌くことがありますが、これはお察しいただけると思います。
お互いに自分の立場がありますが、相手の立場を理解した上で仕事をしていくことが何よりも大切だと思っています。そういった点では両方の立場を理解している分、気持ち的には楽なのですが、やはり仲良しで仕事をするわけではありませんので、トラブルも発生します。
特に2次請けでは開発・納期管理の徹底が必要になります。仕事を失えば会社としての危機です。その分現場のチームワークなどは固く、職場の雰囲気も以前のようなドライな関係ではなくなった感じています。会社の風土の違いなのかもしれませんが、アットホームな雰囲気で、自分はとても気に入っています。
どちらが向いているかは人それぞれですので、一概には回答できません。しかし、ご自身の将来の夢・キャリアなどをお考えになって転職を進められるのがよいかと思います。頑張ってください。