機械商社の業界的な仕組みを教えてください439view

機械商社、エレクトロニクス商社への転職を考えているのですが、商社というくくりといっても様々な会社があると思います。業界的にどういった仕組みになっているか教えてください。転職活動の糧にしたいと考えています。

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1件の回答

  1. technical-04 2016/08/31 11:19

    機械・エレクトロニクス商社といっても確かに様々な企業がありますね。自分は産業機械商社にいるのですが、特に産業機械の業界は商社と言っても、メーカーのように自社で商品を作っている会社もあったり、下請けの会社や協力会社に作らせている会社もあったりと様々です。その会社がどのような仕組みになっているかで、日々の仕事内容にかなりの差が出てくると思います。
    自社で製作を行っておらず、メーカーで製造した商品をエンドユーザーに卸している会社は産業機械業界の中では販売店や代理店と呼ばれ、お客様とどれだけ関係性を築くことができるかが鍵になってきます。また1人に100件近くの既存お客様が与えられるので、どれだけエンドユーザーを訪問することができるかの効率性も求められます。
    基本的な業務はほとんど外回りの仕事がメインで100件近くあるエンドユーザーを訪問してエンドユーザーが欲しいと思っている商品を仕入れてきて販売することが仕事です。
    その他に自社で製品を製造しながら、ある程度のエンドユーザーを抱えているメーカー指向型の商社も存在します。基本的には自社で商品を作っていたり、海外のメーカーの総販売代理店ということで、商品自体は海外の商品なんだけど、そこの会社しか仕入れをすることが認められていないから、日本国内ではメーカーという呼ばれ方をするなど、メーカーとしての役割が多い会社です。そのような会社は基本的に先ほど説明した販売店や代理店がエンドユーザーからは話しを貰ってきて、その販売店や代理店の方たちと同行しながら自社の製品を販売するのです。したがって日々の業務としては、そういった話しを貰ってきた時に一緒に実演をしに行ったり、導入したエンドユーザーの所でトラブルが起きた時に、その商品を修理しに行ったりというのが主な業務となります。
    またそれだけでは話しが多くは来ないので、販売店や代理店への営業も日々の業務です。メーカーが提供している商品といっても、それに対抗できるような商品なんて山ほどあり、販売店や代理店の方たちも人間です。自分が気に入れない人が売っている商品をエンドユーザーの方に進めたいとは思いませんし、出来れば仲の良いメーカーの商品を販売したいと思うのが、人間でしょう。それを考えると売り上げを増やすためには、販売店や代理店の営業マンと関係性を築くことが何よりも大切になってきます。なので週の何日かはそういった販売店、代理店周りにあてたり、飲み会を開いたりと営業活動をしています。
    またメーカー指向型ではあるのですが、あくまでも商社ではあるので、独自で直接販売している直需部隊というものがあり、直接販売できるお客様も持っています。その部隊は基本的に新規販売が主なので、日々の業務としては新規でお客様を獲得する為に新規の飛び込み訪問を行っています。したがって私の知っている営業マンは1日十数件訪問することが常であるそうです。あとは今持っているお客様への商品の集配を行っています。
    そして最後にいわゆる商社の仕事しかしていない、商社も存在しています。別名ペーパーカンパニーと言われることもあり、その販売店とユーザーを結び付けている役割をしています。そういった会社はただ書類が回ってきて、ひたすら販売店と代理店の中間マージンをとって生活しています。むしろペーパーカンパニーなら、そこの会社を通すことなく、エンドユーザー、販売店、メーカーでやり取りすればいいじゃないか、そこにエンドユーザー、販売店、商社、メーカーと1つ入ることがデメリットではないかと思うと思うのですが、たいていそういったペーパーカンパニーは大手が多いのです。そことの関係性悪化が直接の売り上げの悪化になるくらい、販売店に対する力は絶対なので、ある程度の売り上げはそのペーパーカンパニーに献上しないといけない仕組みとなっているのです。
    それではそういった商社の仕事を常にしている商社は日々何をしているのかというと、書類の処理がほとんどです。メーカーから出てくる書類を販売店に出したり、その間を取り持つ仕事をしています。また電話での仕事もとても多く常に電話が鳴っていると思います。
    とにかく連絡をとる相手が販売店、代理店、メーカーと多いので、1番激務と言われていますが、1番給料基準が高いのも事実です。

    このように機械・エレクトロニクス商社といっても大きく分けて3種類の会社が存在しています。このどれもが商社という呼ばれ方をするので、転職活動をしていて判断できないような所も多くあるでしょう。ただそれぞれ仕事内容は本当に変わってくるので、どの立場の仕事が自分に合っているのかをある程度把握していないと入社を決めて、想像していた仕事内容と違うということは多々あると思います。
    私の知っている知り合いでは新規の飛び込み営業では無くて、ルートの営業が主だと思い入社を決めたのに、新規営業をやらないといけない所に配属が決まり、自分が想像していた仕事と全然違っていたということもありました。
    こういったことが起こらないように、しっかりと企業分析をして転職活動を行ってくださいね。

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