昔から、子どもの習い事でスイミングって人気が高いですよね。ということは、スイミングのコーチも人気が高い職業ということでしょうか?
あまりそうだとは聞かないのですが、もしそうであれば、スイミングのコーチに転職しようかなぁと考えています。
もしスイミングのコーチに転職する場合、やはり競争率とかは高いのでしょうか?
また、スイミングのコーチになるための技術や資格などはどのようなものがあるでしょうか?
ちなみに水泳は学校水泳レベルなら優秀に泳げますが、バタフライや背泳ぎは見よう見まねで泳げる程度です。
質問
人気の高い習い事の水泳、コーチの需要や競争率も高い?255view
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回答
3件の回答
スイミングのコーチが人気が高いかどうかはわかりませんが、とっても楽しい仕事ですよ。転職するのは良いアイディアだと思います!
スイミングコーチになるには、資格とかは特になくてもなれますよ。泳ぎを指導する技術も、うちのクラブではていねいに教えていますし、どこでもていねいに教えてくれると思います。
でも、一つだけ大事なのが子どもへの接し方です。子どもが好きであることはもちろん、子どもを一人の人間として尊重するように接することです。つまり、資格よりも人間性みたいな物の方が大事なんです。
以前うちの会社を解雇になったスイミングコーチがいて、その人は泳ぎがすごく上手で指導技術もあったんですが、子どもをやたらと怒鳴ったり、ぞんざいに扱ったりして、子どもからも保護者からもクレームが何回かきて、上司が指導しても改善しなかったので解雇になったんです。逆に私のように泳ぎが下手だけど子どもに真剣に接する姿勢で仕事をすれば、子どもからも保護者からも信頼を勝ち取ることができますよ!
スイミング業界でインストラクターとして20年ほど仕事をしています。自分も子どもの習い事ランキングには目を光らせていて、スイミングがいまだに高い人気を保持しているのを見ると誇らしい気持ちになります。でも、10年以上前と現在とでは、スイミング業界をとりまく環境は大きく異なっています。
確かに「子どもにスイミングを習わせたい」という保護者は多いです。その一方で、泳ぎを一通り覚えさせたら早く辞めさせる方が近年増えてきています。つまり、人気はあるけどその代わり早く辞める、ということです。その原因には他の習い事が多様化していることがあります。4つも5つも習い事をさせていることも珍しくなく、その中でもスイミングは会費が高めですので、優先的に切り捨てられてしまうのです。
さらに、スイミングはプールが必要ですので、プールの維持管理費がばかになりません。水道光熱費や修繕費、冬場にはボイラー代も必要になりますので、会員数の減少が、即、経営危機にさらされるのです。
実際、それらのプール維持費に加えて施設建設費用などが償還できずに赤字体質であったり、実際に閉鎖しているスイミングクラブも出始めています。その多くがバブル全盛の時期に借金をしてスイミングクラブを始め、バブル崩壊前に借金を返すことができなかった会社です。
他の習い事業界もそれなりの課題は抱えているのでしょうが、スイミング業界に限ってもこれだけの課題があり、また今後は少子化が進むのでさらに生徒数が少なくなってくるという危機感も感じています。当社で採用しているコーチには面接時にこのようなスイミング業界の現状と当社の現状を説明し、その上でなお「やりたい」という人ばかりです。
スイミング人気にやや陰りがあるとは言え、いまだにスイミングが子どもの習い事として人気が高いことは間違いないですね。その人気の高さの秘密は男女ともに人気があるということでしょうか。野球やサッカーは男子が多いですし、ピアノやバレエは女子が多いですからね。
ところが、スイミングインストラクターが人気職業であるかというと、そうでもないのが現状です。むしろ、そんなに長続きしない場合が多いですね。なので、スイミングコーチは慢性的に人手不足です。だから、もしスイミングコーチに転職されたいのであれば、チャンスかもしれませんよ。でも、インストラクターになるにはバタフライや背泳ぎは泳げた方がいいですし、ある程度の若さが必要です。これは年齢的な若さだけではなく、精神的な若さも含みます。有り体に言えば、子どもと一緒のレベルで遊べるか、ということですね。「コーチなのに遊ぶ?」と意外に思われるかもしれませんが、それぐらいの若さを持つのが大事だということです。
あと、スイミングの人気が高いとはいえ、他の習い事業界の追い上げも激しく、過当競争になりつつあることも知っておいて下さい。学習塾なども早期教育で幼児からの顧客獲得を狙っていますし、スポーツもフットサルとかニュースポーツなど、新しい種類のものがどんどん登場していますので。