設計事務所で経験者募集時に「建築士資格所有」を条件とすべきか34view

私は小規模な設計事務所を経営している者です。仕事が忙しくなると逐次社員を増やして対応するようにしています。今まではいつも大学や専門学校の新卒を採用してきたのですが、新人を雇っても仕事が大変だと長続きせずに辞めてしまうので困っています。
そこで次回から経験者を募集してみようと思うのですが、何しろ新卒しか募集したことがないので勝手がわからなくて困っています。特に経験者というのは具体的にどの程度経験した人をさすのかがよくわかりません。何年くらい設計業界で働いたことがあるか、建築士資格を持っているか、CADが使えるかなど、具体的にどんなことを求人広告で指定すればよいものでしょうか・・・。

よその設計事務所の求人広告を見てみると、一級または二級建築士資格の所有が条件になっている事務所が多いように見えます。ですが、単に資格を持っているというだけでは、本当に意匠設計実務の経験があるかどうかわかりませんよね。私の事務所では私自身が監理建築士になっておりますので、従業員にまで資格を要求する必要は必ずしもないのではないかと思っています。しかしどの求人広告を見ても必ずと言ってよいくらい建築士資格と書いてあるので、もしかして無資格の経験者を雇うとなにかまずいことでもあるのか不安になってしまいます。やはり建築士資格は必要なものとして募集した方がよいのでしょうか?

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回答

4件の回答

  1. F8oxygen 2016/06/28 8:44

    みなさんのおっしゃるとおりだと思いますが私なりに1つ付け加えますと、
    もし質問者さんが事務所でよくスタディ模型を作られるようでしたら、求人広告にはぜひ「模型制作に慣れていること」等の条件を追加しておくといいと思います。
    アトリエ設計事務所で働いていた経験者ならだいたいは模型を得意としているとは思いますが、アトリエ以外も含めて設計事務所全体で見ますと、模型を作って検討する習慣のない設計事務所は多数あります。そこで、前もって求人広告で明記しておけば齟齬が発生しにくくなってくれると思うのです。
    せっかく即戦力の経験者を採用しながら、模型をイロハから練習させなければならないのはさすがにしんどいですものね。

  2. fairly 2016/06/25 8:32

    建築士資格の有無については、1人目の回答者さんと同様に、「資格所有程度の実務力」とするのがもっとも良いと思います。なぜかというと、設計事務所で働いている人の中には、毎年建築士試験を受験しているがなかなか受からないという人がけっこういるからです。そして受からない理由は必ずしも実力不足が原因ではなく、連日の過酷な労働でなかなか受験勉強の時間が確保できないからという人がとても多いのです。そしてそうした人たちは自分の大切な資格試験まで犠牲にして夢中で働くような人たちですから、実務者としての実力もしっかりと身につけている人は少なくありません。
    質問者さんは無資格の経験者を雇うと「なにかまずいことでもあるのか不安」とおっしゃいますが、一概にまずいということはなにもありません。資格を持たない経験者の方であってもぜひ会ってみてあげてください。とても優れた力を持った人に出会えるかもしれませんよ。

  3. C2constant 2016/06/24 22:26

    求人広告の文面もとても大切だと思いますが、私はぜひ応募者に対して面接選考のあとに試用研修を行うのがよいと思います。期間は経験者対象なら3週間から1ヶ月程度で十分でしょう。試用研修をすることによって応募者の実務能力や適性をじっくりと見極めることができます。また設計事務所は少人数で連日長時間をともに過ごす職場環境ですので、仕事の能力だけでなく所長やスタッフとの人間的な相性も大切ですが、これも試用研修によって見極められます。

    また試用研修の結果は雇用側だけでなく、応募者にとっても貴重な判断材料となります。こちらが応募者を気に入っても先方はこちらを気に入らず破談となる、というケースもあると思います。そうするとまた求人広告を出したり面接をしたりせねばならず、手間がかかります。したがって始めから試用研修を行わずに面接の結果だけで採否を決めるという設計事務所もよくありますが、これはお互いのためにあまり良くないと思います。いったん採用すれば数年間を職場でともに過ごす相手となるわけですから、手間を厭わずにじっくりと時間をかけて人選したいものですね。

  4. 47bonus 2016/06/23 21:55

    資格を持っているだけでは意匠設計実務の経験があるかわからないという質問者さんのご指摘は、そのとおりだと思います。実際、大手専修学校の建築科を卒業すれば二級建築士の受験資格が得られます。つまり実務経験が1年もないという状態で資格だけは取れてしまうのです。
    しかし当然ながら、こうした人たちでは実務経験者とは呼べません。そう考えますと、求人欄に建築士資格と書いてあるケースはだいたい2種類なのではないかと思われます。

    1つ目は営業上「スタッフは全員資格所有者ですよ」というのがキャッチフレーズになっている業者さんの場合です。リフォーム会社さんや小規模なディベロッパーさんなどによく見られますよね。この場合だと設計実務経験の有無はともかく、資格所有者であることがビジネス上最優先になると思います。
    一方2つ目のケースは質問者さんのように設計事務所が即戦力の実務スタッフを募集する場合です。この場合、質問者さんと同様に監理建築士はだいたい所長の建築家がなっていますからスタッフの資格の有無は業務上あまり影響がありません。この場合の「要資格」は、建築士資格を持っている程度には実務がこなせる人という1つの尺度を提示しているのだと思われます。
    したがって本来なら「資格所有程度の実務力」と書いてあればよいわけです。実際そのように求人広告に明記している設計事務所もよく見かけます。質問者さんもそのように明記なさるのは1つの良い方法だと思います。またCADの能力も、質問者さんの事務所でお使いのCADソフトが支障なく使えること、という一文を明記すると良いと思います。

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