大手組織設計事務所に勤務している男性です。勤め始めて7年目になりますが、いまだにプロジェクトを担当させてもらえません。図面の直しとか、階段や水廻りなどのコアの間取りを作らされたりとかの雑用ばかりです。同期で入社した者はみんな大規模建築プロジェクトの担当をしていますし、私より1、2年下の代もほぼ全員担当プロジェクトをもらっています。私は一級建築士資格を取るのが少し遅れたので、それが原因かとも思いましたが、取得してすでに3年経ちます。なぜ私だけいつになっても担当がもらえないのでしょうか?私に能力がないとは思えません。相性の問題でしょうか。いっそ他の設計事務所に転職した方がいいでしょうか?
質問
大手組織事務所勤務7年目、担当がもらえない。転職すべき?196view
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回答
3件の回答
私もみなさんのおっしゃるとおりだと思いますが、実力だけでなく人柄や「見た目」もまた重要だと思います。会社とは言え人間社会であることに変わりはありませんから。
組織事務所で担当が持てるというのは、若い部下数人を率いてチームリーダーを務めるということですよね。当然リーダーにふさわしい人柄を持った人でないと務まりません。上司の方たちも、自分の部署でプロジェクトチームが失敗してしまったら大変ですからシビアに人選していると思います。ただ、リーダーにふさわしい人にはいろいろなタイプがあります。自らが先頭に立ってどんどん進んで行く頼もしいリーダーもいれば、自分は普段は後ろに控えていて背後から部下を支えて行く調整型のリーダーもいます。政界などを見ているとそういった部分が読み取れて興味深いですよね。ですから質問者さんもちょっと立ち止まって考えてみてください。自分が数人の部下を持ったらどんなタイプのリーダーになるかなと。うまく想像できなかったら社内のチームリーダーの方たちを観察してみると、自分に似たタイプや異なったタイプの人がいて参考になると思います。
それから「見た目」って実は大切ですよ。例え実力があっても野暮ったくてカッコ悪い人には誰もついて行きたくないですから。私も企業に勤めて長い人間なので少しわかりますが、部下は上司のネクタイやメガネフレームまでつぶさに見ています。ランチの時の蕎麦の食べ方や、トイレでの手の洗い方すら見ています。部下にしてみれば、自分の上司を良く思いたいんです。常に無意識にプラス材料を探しているものなんです。「自分がついて行く人物なのだから」と若い人は期待するんです。ですから、例えばネクタイ一本にしても通販で安い物をまとめ買いするとかではなくて、店員さんに相談しながら丁寧に選ぶとかなさってみてはいかがでしょう?
仕草や行動もそうです。かつて私の上司だった人は悪い人ではなかったのですが、人前で鼻毛を抜くんですね(汗)。それが癖になってしまっていて、とても嫌でした。そのせいかどうかは知りませんけど、その上司はやがて地方の支店勤務になりましたけどね。
くどくど書いてしまってごめんなさい。けれども部下目線で思った正直な意見だと思ってください。
私はアトリエ設計事務所に勤めている者で、たまたま質問者さんと同じ勤務7年目なので書き込みいたします。私から見ると質問者さんは何か勘違いをなさっているように見えます。大手組織事務所に勤務とのことですが、普通だったらなかなか勤められないようなトップクラスのエリート集団ですよね。おそらく学歴などでも、質問者さんや同僚の方はみなさん有名大学の大学院卒なのではありませんか?そうでないと組織事務所にはなかなか就職できませんからね。となると入社後の競争もきっと熾烈なのではないですか?当然実力のある人が生き残っていきますよね。
質問者さんは単に競争に負けているだけなのではないでしょうか。質問者さんに実力がないというのではなく、もっと実力のある人たちが何人かいて、その人たちが担当のポストを占めているということですよね。ならば単純に、がんばって実力をつける以外に道はないのではありませんか?
私はアトリエに勤めていますが、アトリエというところはどこも人数が少なく、家族のようにお互いをいたわりながら親密に仕事をしています。1年目の人も私のような7年目の者もみんな平等です。組織事務所のような企業と違ってポストは所長と所員の2種類だけです。したがって給料も待遇もみんなそれほど違いません。アトリエというのはそういうところですし、それが好きだという人が行くところです。
でも組織事務所やゼネコン設計部は違いますよね。まず入社するために大変な競争があります。学歴社会ですから競争は大学入試から始まっているとも言えます。そして入社後も、今度は上のポストを巡ってまた競争があります。競争に勝たなければ上に進めません。けれども昇級すれば給与待遇も上がるし、部下もできます。社内での自分の存在が少しずつ大きくなっていくわけです。企業で働くというのはそういうことですよね。
質問文を読む限りでは、質問者さんは単純に大きな組織で働くのが合っていないという可能性はありませんか?転職もお考えのようですが、一度アトリエで働いてみてはいかがでしょう。アトリエと言っても住宅ばかりでなく中規模な建築を扱う事務所はたくさんありますし、組織事務所での経験がきっと役に立つのではないでしょうか。
私はゼネコンの設計部に勤める者ですが、担当がもらえないのは正直に言って実力の問題ではないでしょうか?
建築設計の世界は年功序列ではなく実力の世界です。私の部署の部長は39歳で、課長補佐の私よりも3歳年下です。
質問者様は勤務7年目と言われますが、何年勤めたかではなくどれだけ実力があるかが問われているのではありませんか?
建築士資格のことも言及されていますが、組織事務所や大手ゼネコンの設計社員ならば一級建築士を持っているのは当たり前ですから関係ありません。
また転職についても触れておいでですが、組織事務所やゼネコン設計部に転職しても状況は変わらないと思います。
それよりも将来のことを考えて、今できることをがんばってやるのが大切なのではないでしょうか?
担当を持って活躍している人たちをよく観察してみると、ご自身にはない優れた実力が見つけられるかもしれません。
その実力こそが将来のために大切な部分なのだと思います。