人材紹介会社では一体どのような能力が身につくの?1875view

この度は人材業界に転職を考えている30代前半の男です。今までは広告会社で営業をしてまいりました。ただ、この度人間関係がうまくいっておらず退職することとなりました。広告関係の知識はある程度付いたので今の営業力を活かして人材紹介会社に転職しようと思っています。そこで質問したいのですが、人材業界はどのような能力が身に就くのでしょうか。広告でいうと、広告の種類や提案の仕方、制作にいたる技術や工夫などを知識としてそれを提案することができるのですが、人材を提案するというのはなんだかしっくりきません。
もちろんなんとなくイメージは出来ます。例えば、会社に対して適切な人材を紹介するっていうのはわかるんですが、一体適切とはなんなのかとか思ったり、会社が求めている人材ってそもそもどのようにヒアリングするのかって思ったりもろもろわからないところが多すぎます。まず、人材紹介斡旋業に関してざっくり教えて頂き、どういった能力が今後身につくのかを是非ご教示頂きたいです!

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回答

2件の回答

  1. previous 2016/06/20 13:16

    非常に興味があるような質問だったのでお答えさせていただきます。
    私も現在人材コーディネーター職に携わっていますが、簡単にいうと営業職です。
    うちの会社は契約頂くための開拓営業と、契約を頂いた後に人材を紹介するリクルート職を完全に分けています。それぞれのメリットデメリットが存在しますが、何よりも私が言えることは「コミュニケーション能力」です。
    相手が何を求めているのかを理解して求めている答えをお伝えしなければなりません。実際契約を頂く企業様が「うちは人材要らない」といっていても本音で言っているはずもなく「うちは(使えない)人材は要らない」ないしは「うちは(以前も失敗したことがあるから)人材は要らない」と何かしら言葉には無いようなメッセージが含まれています。それに対してなぜ、人材が要らないのかと読み解くとクライアント様が求めているような人材像が出来上がるのです。この能力を身につけるにはやはり数年は必要かと…。
    ただし、これはもちろん会話にも表れる事です。合コンに行っても同じで相手が単純に発言している内容と本当に思っている意図は違う事が良くあります(笑)。このような意図を読み解く力がしっかり身につくと思いますよ!人生を有利に生きていくためには必要不可欠の能力が人材業界には埋まっていると自信を持って言います!

  2. dismiss 2016/06/19 7:53

    私の意見が少しでもお役に立てるかなと思って投稿させて頂きます。
    国内大手の日系スカウト・ヘッドハンティング業務に携わっている30代前半です。
    まずは人材業界といっても色々ありますね。その中で私が10年間携わっているスカウトコンサルティング業務の中でこういった能力が身についたと思うのを列挙しながらご説明申し上げたいと思います。
    まず身につく知識といえば人材業界における手法の違いの知識です。これはどういうことかというと質問者様の仰っている通り基本的には人材紹介会社は文字通り人材を紹介する会社、人を採用してもらう会社ですが、その採用の手法にも色々ありますよね。私が従事しているのはスカウトですので、転職希望者や人材紹介会社のように登録名簿があるわけではなく現職でお働きになっていて非常に活躍している優秀な方をくどいて社長のお眼鏡にかなう方々をご紹介するというヘッドハンティングスタイルの業態です。まず、日本においてこの採用媒体を取っている会社は非常にまれです。アメリカではこれが当然です。3人に1人は自分の地位や役職、能力を上げるために転職を行います。
    一方で、人材紹介会社のような転職希望者人材、今の会社を離職して新しい会社に入社したいと思っている方と新しい人材が欲しいと思っている会社をひき合わせる登録型人材紹介会社もあります。また、派遣会社もありますね。派遣会社に登録をしている人々を派遣会社と提携をしてその派遣スタッフさんをクライアントの会社に派遣して、日雇いや人員として仕事をして頂き派遣会社を通じてお給料を出すなどの仕組みです。(絵で説明したほうが早いのですが…。わかりづらくてすみません。)
    このような手法の違いは非常に勉強になります。なぜなら、これらによって大きく企業様(クライアント)が払うお金は変わってくるからです。○ローワークや無名の紹介会社に登録されているような無職の方を採用するには大体5万円~10万円(無料の場合もあります)くらいで会社側は人材を採用できます。ただ、もちろん能力は期待できません。入社当日に会社に来ない、初日から遅刻、いわゆる”ばっくれ”は当たり前です。逆に私のようなヘッドハンティングですと一人当たりの採用費に企業は800万円~1000万円投資します。人材の能力ももちろん最初から即戦力を期待されていて、その能力に見合った年収も獲得できるという仕組みです。
    これらを勉強することによって、日本の会社の仕組みって本当に面白いと思いますよ。特に給与額や会社が人材採用に支払うコストなど如実にわかるため人材業界のしくみがまるわかりになります。

    また、実力や能力でいうと職種にもよりますが非常に営業能力が身につくと思います。人材サービスは基本的に目に見えない商品です。人を商品として事業を営む団体ですのでその人材がどれくらい優れているのかは営業マン次第でクライアントの期待値も変わってきます。自分のアピール能力があまり無いと結局どこの人材会社も変わらないな、と言われてしまいますし逆に期待を持たせてしまいますと入社した人材に期待をかけてすぎてクレームが発生してしまいます。ただ、真実だけをつらつらとお伝えするだけでは営業マンの必要もなくなってしまいますので、そこにはクライアントがどういう悩みを抱えていてその人材が入社してどのような能力があれば解決できるのかをしっかり定義した上で人材の紹介をしなければ継続してクライアントになってくれません。そこにはしっかりとした準備や営業能力、会話能力が必要になってきます。

    加えて、これも職種によりますが転職を希望している、もしくは転職を考えている人材に対して的確にクライアントの会社の事情をお伝えしなければなりません。もちろん、「そんじょそこらの会社と変わりません」と伝えてしまうと決して転職をしてくれませんし、逆に期待を持たせてしまってもギャップのせいで入社してすぐにやめてしまうことが頻発してしまうのです。クライアント同様に転職をする人材に対しても的確に要点をまとめて会話をしながら期待値を少しずつ上げて行かなければなりません。この能力を身につけるためには最低でも3年が必要だと業界全般にも言われている事です。

    これは私の持論ではありますが、かなり人脈の幅が広がりますよ。クライアントの社長様、採用担当者様はもちろんのこと転職を考えている人材には様々な職種や業界人がいらっしゃいます。人材業界はもちろんのことですが、自分が紹介を手掛ける業界に関して生半可な知識では何も正確に伝えられません。例えばメーカー様で言うと加工技術の細かい名称であったり、加工技術の違い、商社様でいうと商品名はもちろんのことですがどのような商材が似ていて、たとえ違う業界でもどういった能力を持っていれば異業種でも活躍できる人材なのか、その要素は一体なんなのか。小売りに関して言っても大きいスーパーの責任者クラスを経験した方なのか、それとも地元の小さい薬局の店長クラスの経験をした人材なのか話は全く違ってきます。特に勉強になるのが資格です。ありとあらゆる業界の資格を覚えなければなりません。建設業界でいうと施工管理、薬剤関係でいうと薬剤師、コンサルタント業界でいうと中小診断士、ウェブ業界でいうとIT関係の資格など非常にニッチな資格を持っている方もいらっしゃいますのでその人材の紹介をするためにはしっかりとその資格に関して勉強してクライアントにご提案しなければなりません。それゆえ、私は日々勉強に励んでおります。
    私が伝える事は以上になりますが、いかがでしょう。身につく能力はいくらでもあります。人材業界は本当に多くの知識、能力を学ばなければ仕事になりません。これを機会にまだまだ成長志向の質問者様の新たな人生の一歩にしてみてはいかがでしょうか。
    素晴らしい職場に就ける事を祈っています。がんばってくださいませ。

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