現在、大学で繊維材料・繊維加工の研究をしています、28歳男性です。博士号取得後、研究に邁進してきましたが、アカデミックでの道が見えないことから一般企業への転身を考えています。これまでの経緯も生かして、繊維業界での研究職はどうかと考えておりますが、私のような人間は企業内ではどの程度の需要があるのかと思い、質問させていただきました。可能であれば、開発的なテーマより、基礎研究をしたいと考えています。研究職や研究テーマを志望したらある程度は配慮してもらうことは可能なのでしょうか?また、企業で研究を行う際に心得ておくべきことなどありましたらご指南ください。率直なご意見をどうぞよろしくお願いいたします。
質問
大学研究者から繊維メーカーの研究職への転職は可能?8view
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回答
2件の回答
純粋に研究だけがしたいなら、大学に残った方がいいと思う。繊維業界は今、余裕のある会社は本当に一握りしかいないから、潤沢に研究費を出してくれるところは少ない。研究どころか、明日の飯の種になる開発だって最低限の予算繰りでやっている。それに、技術営業やら顧客ニーズやらとか言って技術者もどんどんお客の前に出ていくことが増えている。研究ばかりやっていられないのが最近の技術者だと思う。
企業と大学の最大の違いは、学術的価値より商売になるかどうかが重視されるということ。そこの合点がいかず大学に戻っていった同僚もいた。十分納得の上で転職されることをお勧めします。
繊維の研究を企業でしたいとなると、求人数はかなり限られますが無くはないと思います。
いわゆる繊維そのものの研究をおこなっているのは繊維業界でも大手合繊メーカーのみなので、企業数はかなり限られます。繊維が関係する研究、例えば電子テキスタイルみたいな研究は染工場や織物工場でもあることはあると思いますが、開発的な位置づけが主だと思います。
私の会社の場合は(合繊メーカーです)、博士号を持つ方を採用した場合は研究職に置くことが多いです。研究テーマとしては、ご存知のようにアパレル用の糸の研究はやりつくされた感があり、炭素繊維や医療材料などが主になっています。会社の方向性にあったテーマであれば、意見が採用されることもあると思います。
最近は、企業が自前で研究せずに、大学との共同研究で済ますことも多いです。現在所属されている大学で、共同研究をやったことのある会社はありませんか?もっとも簡単なのは、そういった会社に就くことだと思います。この際、コネだとか気にせずに紹介してもらうのが良いと思います。企業にとっても、興味のある分野の知識のある方が入社してくれるのはメリットだと思います。