何度も設計事務所を転職しても大丈夫か114view

現在アトリエ事務所で働いていますがもう5年目になり、こちらの事務所で師匠から学ぶべきことはだいたいマスターできたと思うので次の設計事務所に転職を考えています。しかし現在勤めている事務所はすでに3軒目なのです。最初に勤めた事務所は所長との相性が悪く1年で辞めましたが、その次の事務所には4年間勤めました。いずれの事務所もアトリエ事務所です。

ここでもしまた転職をするとなると4軒目の設計事務所を探すということになりますが、さすがに転職の回数が少し気になります。私は今まで勤めた3軒ともとても真面目に熱心に働き、2軒目と3軒目では所長やスタッフ仲間との関係もとても良好です。一級建築士資格も持っていますし、実務力も人間性も十分持っていると思ってはいますが、やはり日本社会ではあまり何度も転職をするのは望ましくないといった風潮が今でもあるのではないか・・と思い気がかりです。
いずれは独立しようと思ってはいますが、まだ独身でもうしばらく自由が利きますので、今のうちにぜひ納得行くまで修行がしたいのです。いかがでしょうか。私は再度転職活動をしても心配ないでしょうか。

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回答

3件の回答

  1. xWflour 2016/08/15 16:43

    私も前の方に賛成ですね。私の知人の建築家にかなり著名な人がいるのですが、その人はよく「弟子とスタッフは同一ではない」と言います。弟子とは師が才能と将来性を見込んで、自分の影響下に置きつつ将来の建築界で自分に取って替われる存在になる人なのだそうです。それに対してスタッフはズバリ従業員なのだそうです。そしてスタッフの中にたまたま才能豊かな人物がいたら特別に目をかけて育て、チャンスもたくさん与える。そのようにして師の期待に応えられた人だけが弟子として位置づけられる、というのがその建築家の持論です。この考えはこの建築家に限ったことではなく、かなり大勢の建築家に言えるのではないかと思うのです。
    別の知人ですが、やはり著名な建築家で大学教授もやっているプロフェッサー・アーキテクトがいます。この人は自らの設計事務所を持つ傍らで大学の自分の研究室でも実施コンペに応募するなどの設計活動を盛んに行っているのですが、コンセプトや造形的なことはすべて大学の研究室で大学院生たちと決定して、その結果を事務所に持ち帰ってスタッフさんたちに図面化させているのだそうです。つまりこの人で言えば大学院生たちは弟子、事務所のスタッフさんたちは従業員ということになります。
    スタッフという存在は建築家にとっては不可欠な存在ではあります。実務的な図面作成や現場監理、官庁での手続きなどをスタッフたちが一手に引き受けてやっているわけですから、大変重要な実働部隊ですよね。けれどもスタッフの適任者というのは、必要な実務が確実に迅速にこなせる人であれば極端な話、誰でもよいとも言えます。もし辞める人がいたら替わりに別の有能な実務者を探せばよいわけです。

    長くなってしまいましたが、私は質問者さんの修行が弟子レベルでなくスタッフレベルで終わってしまうのが心配です。すでに3軒の設計事務所でバリバリ働いてきた方ですから、次に雇ってくれる設計事務所も簡単に見つかると思います。でもその時建築家はどんなことを考えて質問者さんを雇うでしょうね。弟子として才能を発揮しそうだと見るでしょうか。それとも使い減りのしないベテラン実務者として見るでしょうか。

  2. Oereporter 2016/08/13 10:39

    基本的には前の回答者さまに賛成です。アトリエ設計事務所では転職はごく普通のことです。ですが気になることもあり書き込みいたします。

    多くの建築家のもとを転々として働くのは良いのですが、実際本当に「師」と仰げる建築家はやはり1人、せいぜい2人くらいではないでしょうか。建築家はみんな同じ建築士資格を持って建物の設計監理をしている人たちですが、建築に対する価値観は人それぞれまったく異なります。ある建築家にとって大変重要なことが別の建築家にとってみると取るに足らないことであったりします。そのような無限に多くの価値観の中で、1人の師と向かい合って「自分ならどうするだろうか」と常々自問しながら建築家としての自らの将来像を創り出していくのが「修行」というものなのではないかと私は思います。
    そう考えますと、あまりに多くの建築家に師事するのはかえって自らの価値観を流動的なものにしてしまう恐れはないでしょうか。

    それともう1つ、実利的な話ですが、アトリエ建築家の世界は師弟関係を重視します。建築家は自分に尽くしてくれた優秀な弟子には、後々いろいろな面倒を見てあげます。弟子が独立するときには仕事を分け与えたり自分と連名で協働したり、あるいは弟子が最初の建築作品を作ったら専門誌の出版社に紹介してあげたり、また大学の非常勤講師をしている建築家などは自分が任期を終える際には後釜として弟子を強力に推挙したりします。つまり自分が冠してきた名誉を今度は弟子にもたらしてあげるわけです。

    そのようなこともあり、もし質問者さまが将来独立するならば、この人と決めた師匠のもとでしっかりと働いて尽くすのが将来的にも良いのではないかと私は考えます。

  3. distribution 2016/08/11 15:17

    質問者さんのお人柄に問題がなければ大丈夫だと思います。アトリエ設計事務所の世界では転職はぜんぜん珍しいことではなく、数年働いて他の事務所に転職するのはごく普通のことです。より良い給与待遇を求めて転職する場合もあれば、質問者さんのように好きな建築家のもとを渡り歩く「武者修行」をする人も大勢います。たしかに日本社会の風潮というのはおっしゃるとおりだとは思いますが、アトリエ設計事務所などのクリエイティブな職場では事情はだいぶ変わってきているのではないでしょうか。
    とはいえ建築家も同じ人間ですから、4軒目の事務所を探しに来た人と面接すればやはり人柄の部分は気になるでしょう。そこで、例え経験豊富な人といえどもトライアル期間は経験させられることになると思います。しかしこれもまたアトリエ事務所では当たり前のことで、新卒でも経験者でもトライアルなしで雇うというケースの方がむしろ少ないことでしょう。4軒目でも5軒目でも気になさらずに武者修行を心行くまで続けてください。

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