工務店の設計部からアトリエ設計事務所への転職255view

工務店で働いている者ですが、質問をさせてください。
私は現在33歳で一級建築士資格を持っています。戸建て住宅設計施工専門の工務店で設計主任として7年間働いてきましたが、建築専門誌や建築家作品集を見ているうちに、自分もぜひ一度有名建築家のアトリエ設計事務所で働いてすてきな建築を思う存分作ってみたいと考えるようになりました。そして一級建築士も取ったので、これを機会にぜひ転職しようと思っています。しかし新卒と違って私は年齢が行っており、設計部とは言え施工業勤務ですのでアトリエに転職は難しいと先輩に言われました。実際どうなのでしょうか、アトリエ事務所で働いている人たちはやはり根っからの設計畑の人たちなのでしょうか?
私の職場は工務店ですが設計レベルはなかなか高く、仕事の質ではアトリエに決して負けてはいないと思います。もともとは普通レベルの住宅を作っている工務店でしたが、私と2歳上の先輩と2人で現在の高レベルを作り出してきたという自負は持っています。ぜひアトリエ建築家の方に私の腕を見てほしいと思いますが、いかがなものでしょうか・・・?

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回答

4件の回答

  1. S8measurement 2016/07/18 18:10

    私もアトリエ事務所の勤務経験があるのでよくわかりますが、先の回答者さんのおっしゃるとおりです。しかしアトリエで働こうとするとき、トライアルをやらせてもらう前にもう1つ大切な物があります。ポートフォリオです。アトリエ建築家との面接ではポートフォリオを見せるのは当たり前のことです。もし持たずに訪ねて行ったらその場で追い返されます。質問者さんはポートフォリオの準備はできておいででしょうか?
    新卒の人ですと学生時代の設計課題やコンペ応募図面などを入れるのが普通ですが、質問者さんの場合は長く実務をなさっておりますので、その間にどんなプロジェクトを手がけたかをポートフォリオにまとめるとよろしいかと思います。竣工写真などもお持ちと思いますが、実物の写真を見せてプレゼンできるのは新卒者に比べて圧倒的に有利ですよね。しかし一方で、もしその写真がごく普通の家だったとしたら、場合によっては新卒者の設計課題よりももっと始末の悪いことになります。センスが乏しい状態で長年働いて固まっちゃった、というふうに見られますから。

    あと手描きの図面スケッチや収まりスケッチ、立体図スケッチなどがあったらぜひポートフォリオにいれておくといいですよ。打ち合わせの時にサッと描いたものとか、紙切れの隅にサッと描いたものとかでもぜんぜん構いません。きれいである必要はありませんから、できたら原図をそのまま貼り込んでレイアウトすると臨場感があっていいですね。ちなみに先の回答者さんもボスからラフな手描きスケッチをもらって模型を起こしたそうですが、私もまったく同じ経験があります。でも私がもらったスケッチなんかコンビニのレシートの裏ですよ!とにかく、そういった手作りのものにその人の真の実力や人柄が見え隠れすることをアトリエ建築家はよくわかっています。先ほどの写真もそうで、完成したピカピカの写真だけでなく工事中に撮った難しい収まりの部分や、職人さんたちが苦労して作っている様子などの写真があったらいっしょに入れておくといいと思います。

    以上長々と書いてしまいましたが、ポートフォリオを作るコツなんて誰も教えてくれません。大学でも教えてくれませんでした。みんな苦労をしたり痛い目に遭いながら自分で工夫して作っています。これ作るの本当に大変なんですよ。アトリエに入るのって本当に大変ですよね。ですから、せめて少しでもお役に立てばと思い書きました。どうか転職活動がんばってくださいね!

  2. defend-76 2016/07/15 16:48

    前の方のおっしゃるとおりで、アトリエ事務所にはたいていトライアル期間があります。質問者さんの実力を見せるチャンスを与えられるので、とても有利なことだと思います。ただその際留意しなければならないことが2つあります。
    まず1つは、トライアル期間では模型を作らされる機会が非常に多いということです。だいたいは所内検討用の模型であることが多く、わずか1,2日という短時間で正確に作ることが要求されます。模型作成のために与えられる図面は、まだ設計中の物件ですので描き込みが少なく、自分の想像と機転で細部を予測したり判断しなければならないケースが多々あります。私もかつてアトリエ事務所で働いていましたが、スケッチブックに描かれたフリーハンドの小さな間取りと外観のラフなスケッチの2枚だけをもとに模型を作るといったことが日常でした。模型はただ器用なだけでは作れません。臨機応変の判断力や適応力、そして想像力が要求されます。雇う側にとってみれば、トライアルで模型を作ってもらうのが一番相手の実力が見えやすいわけです。したがって設計の腕は良いけど模型作りが苦手だったり下手だったりすると、アトリエでは大変もったいない結果になります。質問者さんはお仕事で模型を作っておいででしたか?もしあまり作っていないようでしたら、トライアルの前に相当に練習することをおすすめします。
    もう1つの留意事項はトライアル期間の長さです。どんなに短い事務所でも1ヶ月は期間をとり、普通で3ヶ月、長い事務所ですと半年間取ります。そしてこの間無給であることが非常に多いです。いや、むしろ無給が普通だと言ってもよい。さらには交通費を支給してくれない事務所も珍しくありません。このことは転職希望者にとってしばしば重大なネックになります。何しろ3ヶ月や半年間も収入無しになるわけですから・・・。転職の際はこれらをぜひ考慮に入れて準備をしてください。

  3. breed 2016/07/13 10:41

    経験豊富な人を求めているアトリエ事務所はたくさんあると思いますので、あなたのような方に興味を持つ事務所はきっとあります。
    たいがいの事務所ではまずはトライアルでしばらく働いてもらって様子を見ます。したがってその期間中に実力を発揮して建築家の目にとまれば、雇ってもらえるチャンスはきっとあると思います。
    しかし重要なのはそこから先です。
    給料の額を提示されて、あまりの低さにおそらく驚くと思いますよ。アトリエ事務所は特に住宅設計中心ですと、設計料の額に不釣り合いなほど猛烈にがんばって、少しでも良い建築を作ろうと努力します。まあ、それをやりたい人が独立してアトリエを構えるんですけどね。
    そうなると当然スタッフの給料にもしわ寄せが来ます。わずか数万円の月給というのも珍しくありません。
    しかしそれを疑問に思う人はほとんどいません。建築家は、自分のような優れた建築家のもとで働けるチャンスを与えているのだからそれで十分と考えます。スタッフもそれは自覚していて、修行期間と割り切って安月給に甘んじています。
    良い悪いではなく、そうした徒弟制的な習慣がアトリエには強く残っているんですね。
    アトリエで働いて優れた建築を作る鍛錬をするのはとても良い経験ですが、現職と同じ給料がもらえるということはまず期待できません。
    それだけは覚悟して臨むべきです。 

  4. network95 2016/07/11 15:18

    質問者さんの懸念は一部当たっていると思います。アトリエ建築家は設計の質だけを武器にして業界でがんばっている人たちですので、設計施工業のことはどうしても営業本位でデザインは二の次の存在として、一段下に見ている傾向はあると思います。
    私自身もアトリエ建築家ですのでわかるのですが、一般の人たちは設計だけに対してお金を払うということがなかなか納得できないところがあります。その点自社設計施工の業者さんですと普通に「設計料は無料です」とPRしたりするので、我々アトリエは設計作業半ばにして貴重な顧客を工務店に奪われてしまうことが本当に多いのです。ですので工務店勤務の人が就職を希望しても、営業本位の習慣が身についた人という先入観ができあがってしまっていて、なかなか「雇おう」という気持ちにはなれないと思います。

    たしかに最近とてもレベルの高い住宅工務店さんが多く、アトリエ建築家も顧客を得るのがますます大変になってきたほどですが、それでも建築家たちのプライドが勝ってしまって雇用に至らないというケースはかなりあると思います。

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