20代半ばの転職希望者です。現在の職場は仕事の内容に不満があり、既に退職を決意しているのですが、今後転職を繰り返すようなことはできればしたくありません。今度の転職先は出版社の予定です。今の職場でも製作というか編集のような仕事をしていますので、この先も編集者としてやっていきたいと考えています。
そこでお伺いしたいのですが、出版社で働く編集者の、定年退職までのキャリアはどのような感じになるのでしょうか。今は私も20代ですが、40代、50代になった頃、自分がどんな風に働いているのかあまり想像が付きません。出版社にお勤めの方、出版社での一般的なキャリア形成について教えてください。
質問
出版社に転職後の編集者のキャリア形成181view
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回答
6件の回答
一般的には編集長とか編集局長とかそういう肩書きを得ることが編集者としてのゴールのような気がします。でも、大手出版社以外では、本当に優秀な編集者はさっさと独立してフリーになるなり会社を立ち上げるなりしているような気がします。ですから、前の書き込みにもありましたが、出版業界に骨を埋めるつもりなら、出世とかキャリアとかあまり考えない方がいいと思いますよ。というかそんなこと考えてたらやってられないというか…。ご存じの通り出版業界は景気がよくありませんから、いつまで会社が持つか分かりませんし、ここ数年~数十年の間に出版社や編集者の在り方自体がごっそり変わる可能性があります。
でも、人と人をつないだり、面白い企画を形にしたり、文章で人にものを伝えたり、といった編集者の能力は普遍的なものだと思うので、いまはとにかく己のスキルを磨くことに専念してはいかがですか?
私も某出版社で編集の仕事をしていますが、将来について考えるのはコワイですね。。編集者の仕事って、40代を過ぎるとけっこう不利になってくるような気がします。体力的にもそうですが、ある程度若い感覚を持っていないとヒット作を生み出すのは難しいと思うんです。自分はまだ30代ですが、50代になったときにどんな仕事をすればいいのか全然わかりませんよ・・・。とりあえずいまはなるようになれ、って感じで頑張っていますが、少なくとも会社が倒産しても何とかやっていける人脈とか能力とかを身につけておきたいと思っていますけどね。
社内での将来のキャリア形成を重視するなら編集者はあまり向いていないかも。編集者に限らずモノを作る人全般に当てはまるかも知れません。
これはあるデザイナーの受け売りですが、仮にもクリエイティブな職種なのですから、会社でどうやって出世するかを考えるより、世の中の人たちに必要とされる能力・スキルを1つでも多く積み重ねていくことが重要だと思います。実際、私の会社でも「いまの会社で偉くなりたい!」と考えている人は多くないと思います。「ヒット作を出して実績を積んで、編集長になって自分のやりたいように雑誌をつくりたい!」と考える人は多いと思いますが、これは偉くなることが目的ではなく、自分のつくりたいものをつくれる立場を手に入れたい、ということですからね。
うちの出版社の場合、役員は全員編集者上がりです。で、役員になった今でも書籍とかを企画して本を作り続けていますよ。これは珍しいパターンなのかどうか分かりませんが、うちの会社では当たり前になっています。本をつくりながらマネージメントもするわけですから、かなりの心労が伴うでしょうねぇ。私はマネージャーとかには全然興味がないので、偉くなりたいとか思わないです。。
一般的な出版社の場合、普通の企業と同じように現場を経験してキャリアを積んだあと、責任のあるマネージャー的な立場を任されることになります。たとえば雑誌なら編集長、書籍なら書籍部の部長とか編集長とか。もちろん、営業部への異動もあり得ないことではありません。ただ、ヒット作に恵まれないとか、会社からマネージャーの資質がないと判断された人は、ずーっと一編集者として現場で働き続けないといけないでしょうね。
私のいる部署の編集長は会社の役員も兼ねていますが、雑誌のページを担当することはありません。私たちからするとラクそうでいいなーと思ってしまうのですが、実際には売上が落ちた時は責任を負わされ、大きなミスがあったときは謝りに行かなければならないなど、けっこう大変な仕事だと思います。その編集長は「オレも現場に戻りたい」っていつも言ってますし。
話が逸れましたが、一般的には歳を重ねて偉くなると、現場からは離れて人やお金の管理がメインの仕事になるのだと思いますよ。
いま20代のあなたが定年退職するころ、出版業界がどうなっているのか皆目見当がつきません。もしかしたらなくなっているかも??よほどの大手出版社なら話は別だけど、それ以下の規模の出版社で働く人にとって、自分の10年後、20年後は想像するのも恐ろしいというようなものです。ほとんどの人は考えないようにしてるんじゃないでしょうかね…。