印刷会社から他業種に転職した人の退職理由1319view

印刷会社から他の業界へ転職した方にお聞きします。
印刷会社を辞めた理由は何ですか?また、転職してどんな業界で働いていますか?
自分も印刷会社で働いていますが、転職しようか悩んでいるので、参考までに知りたいです。
よろしくお願いします。

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回答

1件の回答

  1. canticle 2016/08/01 11:21

    私は大学文系学部卒業後、新卒でメーカーでの営業事務を2年経験後、ワーキングホリデーで海外へ。帰国後、未経験でもOKという広告に惹かれ求人系の広告代理店に正社員で入社しましたが、人の入れ替わりが激しく、きちんと教えてもらえる上司や先輩もおらず手探りで仕事する中、取材から記事作成までこなさなければならず、毎週の締め切りに追われ、朝から終電もしくは徹夜で働くこともしばしば、肉体的にも精神的にも疲弊し1年で退職しました。

    クリエイティブ系のソフトを使いこなせるようになったので、その後は派遣で印刷会社の製版部門で働くことになりました。
    小さな会社でしたが経験豊富な先輩方が分からないことも丁寧に指導してくださり、印刷の奥深さを知り、仕事が楽しくなりました。製版部門だったので、デザイナーが作ったデータを正しく印刷できるように、使ってある画像の解像度や色を調整したり校正をしたり塗り足しを追加したりオーバープリントの設定をしたり、ページ数に合わせて面付けしたりと、どちらかというと裏方の仕事でしたが、綺麗に摺りあがってくる印刷物を見て満たされる毎日でした。仕事内容は申し分なかったのですが、やはり悩みは仕事が深夜に及ぶこと。朝8時半には出社して、早くても21時頃退社、データが入ってくる時間が遅ければ終電を逃すこともしばしば。折込み広告をどうしてもすぐに入れたい時などは土曜日も出勤していました。その頃、結婚を考えている彼もいたのですが、そのような働き方をしている私に対し、「派遣なのにそこまでやる気が知れない。」と呆れられ、「結婚しても続けるのか?」ということでよく議論をしていました。私は仕事がとても楽しく、自分の経験値も上がってきているのが実感できて、任される仕事も増え、クライアントから指名して仕事を依頼して頂けることもあり辞めたくない気持ちが強くなりました。結局お別れし、ますます仕事に没頭する日々でした。
    そして30歳を迎える頃、仲のいい友達が次々と結婚してゆき、ふと我にかえりました。仕事は楽しいけど、このまま一人でいるのだろうか…。友達が誘ってくれる飲み会にもなかなか参加できず、紹介などで知り合っても「忙しいんだね。」と引かれることが続いたのと、その頃から寝不足や肩こりが慢性化し疲れを感じるようになったのもあり、働き方を考えるようになりました。

    友人や家族に相談すると、やはり女性が長く働きやすいのは事務の仕事、という結論になりました。印刷会社での仕事に未練はありましたが、約5年間勤めて契約更新せず辞めました。

    その後、事務系のソフトが使えないこともあり、職安の職業訓練でMOSの4種類を取得し就職活動しました。幸運にも建設会社の総務部への就職が決まり、よっぽどのことが無い限り定時で上がれています。事務仕事はもちろんのこと、印刷会社での経験を生かし、プレゼン資料や採用活動に使うポスターなどを作成する仕事も任されています。そして、今の仕事をするようになってから知り合った夫と結婚し、出産・育児休業も取らせてもらい、現在は1歳半になる娘を保育園に預けて復帰しています。

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