私は中堅どころの工作機械メーカーに勤めています。この企業に勤めてそろそろ10年ほどになりますが、正直なところこのままこの会社に勤めていて大丈夫なのか不安です。給与水準は地域内では決して高いとはいえませんし、ボーナスも基本給に毛が生えた程度の額です。昇給は2度ほどありましたが、それも生活の質が向上したというレベルの額面にはなりませんでした。地域的に物価が低いのが救いですが、このままここから出られないような気がします。なにより一番の問題は10年も経つとモチベーションがすっかりなくなり、毎日の日課をこなす程度でやりがいがありません。正直、パートタイマーで働いているような気分です。
日本の工作機械業界は、この先高水準な給与を得る業界になる見込みがあると思いますか?将来性はありますか?また、中堅どころの工作機械メーカーはこの先成長する時代が来るのでしょうか?
見込みがないようであれば転職を本気で考えようと思います。
質問
工作機械業界は今後成長の見込みがあると思いますか?825view
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回答
2件の回答
質問者さんの会社内のポスト次第ですが、工作機械メーカーが今後成長するためには、工作機械製造で培った技術を持って別の業界にシフトすることだと思います。上の人も書いていますが、国内、海外でも工作機械業界のシェアはトップメーカーがしのぎを削っている状態ですので、海外展開もままならない中堅工作機械メーカーが一躍躍り出るには、工作機械の性能以外の面で勝負するしかないでしょう。
もし質問者さんが転職先として他の工作機械メーカーを考えているなら、なるべく大手の工作機械メーカーを選んだ方が良いと思います。もし大手に転職するのが難しいのであれば、他業種か、もしくは一念発起して今いる会社で別の業界へのシフトを会社に提案する方が良いと思います。
あなたの勤めている工作機械メーカーの開発能力次第です。
この先、従来通りの工作機械がよく売れる時代はこないと僕は考えています。
従来通りの工作機械が死に筋であると考える理由のひとつは後継者不足です。工作機械でこれまでのようなマニュアル加工者を対象とした熟練度に左右される機械は、売れても数が出ないと思います。このようなマニュアル機を利用し従来通りの加工をされている工場は、ニッチな需要があるもののコンスタントな仕事があるとはいえず、後継者を育成するような金銭的な余裕があるところは数が多くありません。零細の加工業者は仕事が入らずどんどん廃業している現実があります。確かに技術力の高さには目を見張るものがありますが、人を雇って成長する業種ではありません。
あなたの会社の製品のターゲットが工作機械業でもこういった事業者を対象としたマニュアル機を製造している場合は、先は暗いです。
CNCを利用したCNC工作機械を生産している場合も、業界内で新規性を出すのは難しいと思います。それは、国産の工作機械に搭載されているCNCはほとんど同じで、CNCの性能が製品の特徴にならないからです。ほんとどの工作機械メーカーは同じ製品ラインナップで、顧客の受注の決め手はアフターサービスとメーカーに対するこだわりだけなんじゃないかと感じます。
日本の工作機械のマーケットシェアが大きく変化することは、今後よほどの事がない限りないと思いますし、あなたの勤めている工作機械メーカーの国内シェアが何位くらいにあるかによって、今後の安定感が判断出来ると思います。