産業機械メーカーへの転職を考えているのですが、海外への出向というのがとても不安です。
ふとみたテレビ番組で海外展開をして業績をあげた企業が特集されていました。普段はテレビはじっくり見ないのですが、気になるテーマだったのでつい最後まで見入ってしまいました。
よく聞く話ですが、日本国内の投資熱はバブル崩壊以降長い間冷え込んでいて、産業機械メーカーは少ないパイを必死に奪い合ってるのが現状のようで、これからは海外だとその番組でも締めで力説していました。
日本企業の海外進出はずっと前から声高に叫ばれていますが、その業界に属していないと一体どんな事をやっているのか見当がつきません。
産業機械メーカーで、海外進出、海外展開、もしくは海外駐在をしたことがある方に海外展開の実際を聞いてみたいです。よろしくお願いします。
質問
産業機械メーカーの海外進出、海外勤務の実情は?98view
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回答
3件の回答
最近は日本語を話せる海外の方も結構いるしね。
すでに海外に進出していて後から現地駐在と交代や増員のために出向するとなっても、生活や仕事をする分にはそこまで心配ないのかもね。
私が海外の支社へ出張で行ったときもほとんど日本語しか話さなかった。重要な商談での出張だったけれど、通訳を介してでした。
通訳の人はほんとうにすごいなと思いましたね。仕事が分業化している時代なんだから、海外進出するにも現地で通訳を雇った方が、無理に英語を勉強して実務に使おうとするよりもずっと効率がいいんじゃないかと思う。海外進出した企業には日本語を社用語にしている企業や工場もあるんだし、何が何でも必要なのか?甚だ疑問に感じますね。
まぁ、現地駐在で外国で生活することを考えたら、現地語は勉強した方が良いね。
取引先と遅くまで飲んでタクシーを拾えなかったら不慣れな路を歩くはめになるんで。
私は工作機械のレトロフィット業をしている中小企業に勤めていますが、最近フィリピンに出張しました。案件は現地フィリピン企業の工場のなかにある古くなった工作機械のメンテナンスです。この仕事が依頼されたのは、私が通勤している日本の工場がある自治体からでした。日本の地方自治体は地域内の企業を対象とした海外進出を手助けする事業の一環として、海外からの仕事の依頼を斡旋するという取り組みをしています。フィリピンに滞在したのは1週間ほどでしたが、そこまで苦労は感じませんでした。作業に必要な機材や部品がなかったりしましたが、現地の空いた機械を借りてその場で製作したりして工期を伸ばさず作業を完了させる事ができました。現地の方とのやりとりは通訳を介してコミュニケーションを取っていたので、語学のスキルがなくても仕事に支障はなかったです。その後も現地から直接のリピートがあり、通訳、旅費、現地ホテルの手配込みの仕事を受ける事になりそうです。
海外進出というのはとても大変そうなイメージですが、一度経験すると「ああこんなもんか」と感じます。自社単独での営業や売り込みとなると語学堪能である方がよいのでしょうけど、日本の自治体からの仕事斡旋を皮切りに現地からの依頼を受け、海外進出するのは日本国内の取引先に出張するのと変わらないように思えます。
わたしは機械商社に勤めていて来春からタイに赴任します。わたしの会社での海外展開案件は独力による展開ではありませんでした。タイに進出する事になった経緯は、取引先のメーカーがタイに工場を新設することになり、その現地窓口として弊社から人材を出すという話になったそうです。
機械商社業界での暗黙の了解として、機械商社が仲介した産業機械メーカーが、納入した機械商社の了解がなしに直接のコンタクトをとってはいけないというルールがありまして、現地で納入した機械がトラブルを起こした場合に弊社が一次窓口として対応します。悪く言えば、顧客が海外に工場を建てた場合、御用係として付いていくということです。
現地窓口として赴きますが、実は私は外国語ができません。なぜ私が現地駐在になったかというと会議の場で自主的に手をあげたからです。私は海外駐在というのを経験してみたかったので自分から手をあげました。ちょっと無謀な行為かと思いましたがすんなりと了承されました。現地オフィスはすでに開いていたので、前任の方の仕事ぶりを聞くと、その方も語学はあまり得意ではないけれど現地では通訳もいるし、現地工場の顧客は日本人なので特に問題はないそうでした。現地で生活する事を考えたら、コミュニケーションができるくらいの語学は覚える必要があるけれどなんとかなるそうです。
つまり何を伝えたいのかといいますと、産業機械メーカーの海外進出といっていも、現地の安い労働力を目当てに工場移転をする産業機械メーカーについていくだけのこともありますよ、ということですかね。海外の顧客開拓というミッションだけが海外進出ではないよということです。