私は学生時代のアルバイトで百貨店のバレンタイン特設会場の販売をしたことがあります。百貨店採用のアルバイトで、その時は百貨店が仕入れたいろいろなメーカーのチョコレートのコーナーでの販売や発送の受付などをしていたのですが、国内の洋菓子メーカーがとても可愛い陳列で素敵なチョコレートを売っているのをとても興味深く見ていました。
バレンタインは国内のブランドは頭打ち状態のような気がしますが、輸入ものと違って国内メーカーは売り上げを落とすわけにはいかないと思います。輸入ものや、キャラクター、パティシエの高級な商品におされるなかで、国内ブランドが今後どのように取り組んでいくのか知りたいです。
また、バレンタインの装飾をするにはどこに勤めたらよいのですか?洋菓子メーカーですか?デザイン事務所ですか?少しでも携わっておられる方、教えてください。
質問
日本の洋菓子メーカーが取り組むバレンタインについて11view
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回答
3件の回答
洋菓子メーカーで営業をしていますが、バレンタイン商戦はまさに戦いです!!
毎年各社でケースの奪い合い。夏には大手スーパーにどれだけ買い付けてもらえるかが決まり、ここで出足好調か不調かの反応が分かります。
国内の洋菓子メーカーとして、お客様が買いやすい商品を作っています。
味、価格、パッケージなどの細部までこだわっているのは日本のメーカーならではです!
バレンタインの売り上げは全社1年間の売り上げのかなりを占めるので、
ほぼ1年かけて企画や売り込みをしています。
洋菓子メーカーにとって、クリスマスとバレンタインは1年中頭から離れることはありませんねー。
僕の会社は比較的大手なので、製造の計画も早くから立てており、
売れ行きに応じて増産したり生産をストップしたりすることはできません。
そのため、年明けに実際に販売が始まると、売り残さないように地域ごとの商品の在庫の偏りを把握し、多いところは引き上げ、少ないところに補充することで走り回ります。
売り上げについてですが、確かに一時、輸入製品やパティシエの名を全面に打ち出したブランド、アパレルやキャラクターとのコラボに押され気味でしたが、ここ数年は国産メーカーに回帰しつつあります。
それらの商品は話題性があるので自分用に少し買ったりするかもしれませんが、その他は、買いやすい価格で中身がよくわかる国産洋菓子メーカーのものを選ぶ人が多いみたいです。
最後に、質問にあった装飾の件ですが、僕の会社では販売促進課のメンバーが企画していますが、専属の外部デザイナーがいます。
デザイン事務所にディスプレイパーツの作成ごと依頼しているケースもあります。種類が多いので、とっても大変そうです。
実際の売り場のケースの装飾は、そこの売り場のメンバーと営業がしています。
特設会場の準備日はどこの店でもだいたい同じなので、多部署の人も総出であちこちを回って陳列行脚をします。一応、だれでも説明書を見たらできるようになっています。
洋菓子メーカーの企画をしています。3年前まではバレンタインも担当していました。
国内の洋菓子メーカーは、地下の洋菓子売り場に店を構えているので、そことは差別化を図り、バレンタイン専用ブランドとして世界観を作ったものを特設会場で販売しています。アパレルメーカーがいくつもブランドを持っているのと似ていますね。
ただ、バレンタインの時期のみの限定ブランドです。
最近の戦略としては、海外ブランドや専門店など、人気の店の魅力的な要素を加えたブランドやキャラクターとのタイアップをしたブランドを作り、特設会場でのケース台数を増やすことですね。
魅力的なブランドをたくさん作り、百貨店に提案して、少しでも多くケースをもらわないと売り上げが確保できません。
また、数あるブランドの中から、地域限定、店舗限定、百貨店限定など、限定ブランドの設定をし、希少価値を高めます。こうすると、広告などの媒体に載せて頂く機会が増えます。
今後も、日本国内のメーカーらしく、丁寧でおいしいチョコレートを詰め合わせた、それぞれにコンセプトがある商品を作っていきたいと思っています。
なお、バレンタインの装飾というのはショーケースのディスプレイのことでしょうか?
私の会社では販売促進担当の部署があり、企画が上がるとそこのメンバーがブランドごとに考えています。外部のデザイナーや販促備品を企画する会社に協力を得ていることもあります。会社によっては、商品企画から販促備品まで全て企画会社に一貫して委託しているところもあります。
この仕事をしたい場合、私の会社のようなところに勤めると、その部署に行かないと携われません。(さらに、その部署に行ってもバレンタインの担当になるとは限りません…)
小さなデザイン事務所や企画会社でこのような仕事を請け負っているところでしたら、比較的確実なのではないでしょうか?
百貨店の特設会場でアルバイトをされたそうですが、どこかの社員になる前に国内の洋菓子メーカーのバレンタインアルバイトもされた方が、外から見るだけではなく内部の様子も分かって役立つのではないかと思います。
洋菓子メーカーで営業管理をしている管理職です。国内ブランド頭打ち…そう見えるのは悲しいですね。。(涙)国内の洋菓子メーカーは、ニーズを日々研究し、安心安全で丁寧に商品を作っています(決して輸入の商品が安心安全でないと言ってるわけではありません)。比較的良心的な価格設定をし、トレンドを取り入れ、日本のバレンタインイベントにもってこいの商品を提供しています。今後もお互い切磋琢磨しながら、消費者のニーズに合わせるとともに、新しいものを提案していくような良い商品を送り出していくことと思います。
バレンタインの特設会場では、輸入やパティシエの高額な商品が広くスペースを取ってゆったりと並べられています。一方、国内の洋菓子メーカーのブランドは、平場(壁面を背負わない売り場のことを言います)の狭いところで商品を高く積み上げて声を張り上げて売っています。聞くところによると、ショーケース1台あたりの期間売り上げは、こういった国内ブランドの方が高いそうです。輸入の商品は、「国内初上陸」などと謳い、広告宣伝効果のために用いられているものもあります。珍しいので興味はそそりますが、実際には国内ブランドの商品の方が売れているというわけです。