キャリアコンサルタント4年目です。
新卒で入社した時は右も左も分からず、自分自身で勉強したり、先輩を見て勉強したり・・・今は一通りの経験はしてきたと思うのですが、ここにきての悩みは「企業か求職者か」ということです。
所属している会社は小規模なので、大手のようにRAとCAのように業務分担がなく、
企業への営業活動も登録者面談も一括して行っています。
そうなるともちろん、本来は平均的に力を注ぎ、数字に繋げていかなければいけないということは分かっているのですが、個々で思い入れが強くなると、気持ちが傾きがちになってしまいます。
例えば、A社は私が新人の頃に新規でお取引が始まり、それ以来のお客様です。
常に良い企業なのですが小規模の為、大手と比べられると条件面で劣ってしまう面もあります。
そのA社から求人依頼があり、マッチした人材がいたのですが、B社の求人にもマッチしており、
その方には2社の求人紹介をします。B社は大手企業。
紹介する際にはどちらも良い点、悪い点すべてお話しますが、A社は個人的に肩入れしてしまいます。
双方、話を進めていき、内定がどちらも出た際に迷われるとさらにA社をお薦めしてしまうのですが
2社とも大切なお客様ですし、これではキャリアコンサルタントとしてどうなのか、と悩んでしまいます。キャリアコンサルタントの皆様はこういった悩みはありませんか?
質問
キャリアコンサルタントの皆様、「企業か、求職者か」で悩むことはありませんか?80view
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回答
2件の回答
RAとCAが分担されている会社で、RAをしています。
分業だからといっても、同じような悩みを持ったことありますよ。
やはり、3年目くらいだったかなぁ・・・
ちょうど3年目あたりになってくると、仕事もある程度こなせるようになってきて、
少し余裕が出てくるから、色々と考えてしまったりするんだよね。
企業とも信頼関係が出来てきて、実績も出ていたりするから、
既存顧客に関しては企業それぞれの特色や採用パターンなんかも分かってくるしね。
例えば、ある求職者がいて、2社内定が出た場合に
その求職者であれば、A社の方がよりキャリアが活きる可能性が高いだろう(これは絶対はないよね)と思った場合、それは求職者にそのように伝えるよね。もちろん、その根拠も。
例えB社に思い入れがあったとしても。
最終的に決定するのは企業や求職者だけど、そこに今までの知識や経験でサポート出来る範囲でサポートするのが自分たちの仕事だと思っている。
軸となるのは企業や求職者であって、自分ではない。
逆に企業が2名のキャンディデートで迷った場合もそう。
あくまでも人材紹介業、仲介者の立場を忘れずに判断していけるようにならないとね。
感情を捨てるとかではなくて、何が軸なのかを大切に。
私は人材サービス会社(メインは派遣)の人材紹介事業部でキャリアコンサルタントをしています。質問者さんと同じく、営業も面談も一人でこなしています。
大手と違って、分業ではないだけに企業・求職者共に平均的なサービスというのはなかなか難しいですよね。
そもそもサービスというのが、どういうことを指すのかという話になると難しいのですが、もちろん、企業にとっては希望する人材の採用、求職者にとっては希望条件に合った企業への転職なのだと思いますが、その中身を突き詰めると、最優先される希望はそれぞれ細かく変わってきますよね。私も企業や求職者で、同列で複数あった場合はやはり、自分の思い入れが強い方に肩入れしてしまうこともあります。
ただ、大切にしているのは自分のエゴではなくて、その企業やその求職者にとって最も優先すべきことや最も重要であるべきことを常に念頭に置いて、相手に理解して頂けるように努めることを心がけていくということ。
肩入れすることが、本当にその企業や求職者にとって良いことなのだろうか、ということを自分自身に問いかけて冷静に判断し、選択するようにしています。
関わった全ての企業や求職者に対して、私たちは自分が出来るサービスを同じようにしなければいけないのだと思ってこの仕事を行っています。あくまでもサービス業なのです。
考えてみてください。飛行機に乗った時、CAは自分の知人がいれば特別なサービスをしますか?もしそんな事があれば問題になってしまいます。
同じことだと思います。確かに自分の都合ばかりを言って、こちらの提案を理解して頂けないお客様もいます。でも、すべてお客様なのです。
私たちはマッチングマシーンではないですから、時には感情が動く時もあります。その時は冷静に頭を切り替えて、何が最も大切かを考え、サービスを行ってみたらどうでしょうか?