人材紹介会社でキャリアコンサルタントをする上で、必要なことってなんですか?
心得やテクニックなどを紹介してくれるとうれしいです。
よろしくお願いします。
質問
キャリアコンサルタントに必要なことは何ですか?73view
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回答
4件の回答
相談者の言いなりにならないことだと考えて対応しています。
相手の話を親身に聞いたり希望に沿った提案をすれば、相手から話しやすい、信用できると持ってもらえると思います。相手からすれば自分のいうことが全て肯定される訳ですから当然ですよね。ただ、それじゃダメなんです。
相手の希望を叶えることが難しい場合って必ずあるんです。その人のスキルに見合っていない希望職種だと、企業への紹介が出来ません。私たちも慈善事業ではないので、企業との信頼関係もありますし、無茶な推薦は避けています。そのような場合、「人員が充足してしまって・・・」なんてその場しのぎの説明ではなく、はっきりと理由を話すようにしています。相手の希望した求人を紹介し続けるのは、ただの求人媒体のサイトと変わりません。
相手にどう思われるかではなく、その人のためを思って苦言を呈すことが大事です。私も過去、そのような信念でお話をしたことがあります。結果的に、相手から嫌われてしまうこともありますし、クレームを頂いたケースもあります。ですが、それ以上に信頼を勝ち取ることが出来ました。キャリアコンサルタントはプロですから、理想と現実にギャップがあるなら、それを埋める提案をするべきだと考えています。もしかしたら現職に残る方がベストな選択もありますし、経験や知識を活かすなら希望とは異なる求人に挑戦した方が良いこともあります。
もちろん押しつけの様に感じさせてはいけませんので話し方などは大事ですが、考え方は前述したことが根底に無いといけません。キャリアコンサルタントは信用よりも信頼を勝ち取ることが活躍への第一歩だと思います。
抽象的な回答がOKなら、話しやすい雰囲気とか第一印象とかじゃない?
なんか上から目線だったり、機械的な受け答えをする人には話したくないし。逆に清潔感ある人とか笑顔で受け答えしてくれる人とかは良いと思う。
単純だけど第一印象って気になるし、そこで苦手意識持ったらもうダメでしょ。こっちからすればコンサルタントって唯一の相談相手だけど、相手からすれば大勢いる転職相談者の中の一人だろうから、無理してその人材紹介会社を利用することも無い気がする。
前の方と似ていますが、質問の仕方が重要ではないでしょうか。
質問は大きく分けると、明確な回答が出来るオープン・クエスチョンと、人によって回答が異なるクローズド・クエスチョンがあります。キャリアコンサルタントはこの使い分けが出来るかというのが、ポイントになると思います。
「あなたの性別は男性ですか?女性ですか?」という様に、オープン・クエスチョンは必ず回答が返ってくるのですが、質問をされている側からすると尋問の様に聞こえるんですね(その意図が無くとも、です)。加えて、こちらの質問への回答でしか情報を得られないため、本当に欲しい情報にたどり着くまで時間がかかるケースもあります。
一方、「あなたの学生時代はどんな生徒でしたか?」の様なクローズド・クエスチョンは何が返ってくるかわかりません。そのかわり、相手の言葉で説明をしてくれます。そのため、その人の話し方の癖や説明の仕方なども含め、様々な情報を得ることが出来ます。
もちろんこれらの質問の仕方で情報を得たとしても、それを正しく使えることが出来なければ意味がありません。ですが、その情報すらなければそもそも仕事になりませんので、質問の仕方が大事だと思っています。
私の考えとしては、どこまで聞き役に徹することが出来るかだと思います。
転職相談ってそんな簡単に出来るもので無いですし、話辛いことって結構あります(退職理由なんてポジティブなものは決して多くないです)。それでキャリアコンサルタントに相談に来るわけですから、話を聞いてもらいたいってケースも多いです。ですので、何よりもまずは「話を聞くこと」に注力する必要があります。
私が担当する場合、最初は雑談から入ることにしています。アイスブレイクという言い方をしていますが、要するに緊張を解くことですね。初対面の人間に込み入った話をするのは簡単ではありませんので、少しでも話しやすい環境を整える様にしています。
緊張が解れてきたら本格的に面談をスタートするのですが、いきなり本題に入るよりもこれまでやってきたことを本人から説明してもらいます。履歴書や職務経歴書が手元にあるので確認は出来ますが、本人から話してもらった方がより情報を引き出せるためです。加えて、本人の話をしっかり聞いていることを印象付けるためにも、「相手が話し、こちらが聞く」という構図を作ることが大事だと考えています。
そうしていく中で、次第に饒舌になって深い話や書類からは読み取れないエピソードなどを話してくれるようになります。ここでの話が重要で、本音はこの部分に集約されているケースがあります。例を挙げると、最初に話していた転職理由が「残業が多い」であっても、良く聞くと「残業が多いのに、給料が低い」という理由になり、本音は「残業はあっても良いけど、残業代が出る企業に行きたい」ということがありました。表面上で話を聞いていたら、絶対にわからない部分だったと思います。
こうした本音を聞き出すためにも、徹底的に話を聞くことがキャリアコンサルタントに求められる能力だと思います。