銀行は1円合わなくても帰れないって本当ですか?1192view

今関東の大学で経済学部に通う学生です。就職活動も何とか終わり、地元関西の地方銀行に就職が決まりました。
就職活動中も含め、地方銀行には実際に一日研修のような形で職場訪問をしたり、色々と自分なりに情報を見聞きしてきました。実際に自分が目にするまでは知らなかったことがたくさんあってとても勉強になり、この春から実際に自分が銀行マンとして仕事をすることを考えてワクワクする反面、不安もたくさんあります。
銀行といっても、実は就職活動をするまでは何をしているのかよくわかっていませんでした。わかることといえば、預金を預けたり払い出したり、マイカーローンを融資してくれたり、振込手続きをしてくれたり、その程度だと思っていました。
まあ、概ね間違ってはいないのですが、実際に見聞きする中にあっては、仕事はものすごい複雑で、奥深くてたくさんの知識が要求される職場だということがよくわかりました。
加えて、3時にシャッター閉まってから何をしているんだろう、と思っていましたが、みなさんその日の勘定を締め上げるのに一生懸命だったり、伝票を整理したり、融資の審査で必要な書類を作成したり、3時以降も来店されるお客様を相手したりと、逆に3時以降の方がバタバタされていたような気がします。
この春からの入社ですので、本当にまだまだ銀行員の皆さんにとって当たり前のことがよくわかっていません。
その中でも、未だに素朴な疑問が一つだけ残っています。
それは、「銀行は1円合わなくても帰れない」って本当なのかどうかです。
一緒に銀行の入社面接を受けた友人にも聞きましたが、「そんなの当たり前じゃん。お金なんだから。」とのこと。
それはわかるんですが、「たった1円でも?」と自分の中では未だに腑に落ちないんです。
銀行員の先輩方、是非、教えてください。
入社を前に、些細な疑問であっても、少しでも納得して入社したいんです。宜しくお願いします。

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回答

1件の回答

  1. Onga 2016/01/11 12:48

    まずは採用決定おめでとうございます。
    自分のことを振り返ると、銀行に就職が決まって、早いもので10年が経ちました。
    入社したら、ほんとに覚えなきゃいけないことだらけで毎日を慌しく過ごしていたら、あっという間に10年経った感じです。
    しかし、偉いですね。自分のときは、採用になってからは足枷が外れたように、糸の切れた凧のように旅行に行ったりマージャンしたり遊びほうけてましたよ。
    確かに、入行前に些細な疑問を解決しておくことは大切ですね。少しばかり先輩ですのでわかる範囲でお答えします。
    疑問に思っていらっしゃる「1円合わないと本当に帰れないのか」についてです。
    答えを言えば、帰れます安心してください。
    銀行は企業であり、組織です。当然、労務管理があります。銀行の勘定が合わないからといって、絶対に帰宅できないかといえばそうではありません。
    ただし、可能な限り、全力を尽くして総動員で勘定が合わない原因の追究と解決を目指します。自分の過去の経験で言えば、最大で夜中の3時頃まで勘定を合わせる作業をしました。
    このときは3万円合わず、防犯カメラでお客様とのやりとりや伝票の内容確認などを隅々までチェックして原因がわかったので、原因を突き止めた時点で解散しました。
     
    しかし、勘定が合わなければどうするのか?

    これは、銀行の本部に報告することになります。ちなみに、銀行では現金勘定が合わないことを「違算(いさん)」と呼びます。本部に報告して、違算が発生した後に支店がとった対応、原因、再発防止策などを記載して報告し、銀行は違算分を雑損失として計上して完結させるんですね(現金が過小だった場合)。
     
    当然、報告をすれば支店長や次長さんたちには赤点がつきます。ボーナス査定や、先々の昇進に響くことになるんです。
    現金は嘘をつきません。入行後、必ず新入行員研修があると思いますが、その中で必ず勉強する言葉が「現金その場限り」です。
    警察が現行犯逮捕するのと一緒で、現金はその場で確認し、授受した分でしか確認はできないということなんです。
    銀行の仕事言えども人間のすることです。必ずミスはありますし、違算も発生します。ですが、できれば違算は避けたいものです。違算の原因を追究する中にあっては、誰もが責任逃れをしたくなりますし、お客さんのことだって疑わなくてはいけません。
    入行したら、これでもか、と言うほどお金を数えることになるでしょう。一つ一つの所作に注意しながら、可能な限り自分のミスで違算を起こすことのないように頑張ってください。

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