住宅設計への転職を考えています。建築業界はどちらかというと仕事がきつそうなイメージがありますが実際はどうなんでしょうか?
また、具体的な業務内容が知りたいです。
実際に転職活動を始める前に出来るだけ細かい内容を知りたいです。
質問
ハウスメーカーの住宅設計の仕事内容90view
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回答
4件の回答
一言でいえばきつい仕事ではありますかね。
一番きついのはミスを犯したときですね。家っていうのは単価がバカ高いのでそれを設計するってことはそれだけの責任が伴うわけです。
だから重大なミスを犯してしまったときなんかたまったもんじゃないですね。
私がやらかした一番のミスは建物の向きを間違えたことです。
言い訳になりますがその時は本当に激務で月に16件の物件の設計を担当してました。
そのうちの一件で起きたことなんですが、普通玄関の向きって道路方向に向いてますよね。
だって道路から入って車を停めて家に入るわけですから。
でもその家は南側道路に対して玄関の向きが東向きだったんですよ。まあそれはそんなに珍しいことでもないんですが。
それを玄関を南に向けて配置して配置図を書いて工事に入ってしまったんです。
自分が設計したんだから普通気付きそうなもんなんですけどね。
建物の向きが違うってことはリビングの向きも寝室の向きも全部違うんですよね。だから日当たりや風通しも全部台無しになってしまいます。
あの時は本気でこの仕事をやめようと思いました。
そんな私を救ってくれたのは現場監督と基礎屋さんでした。
まず現場監督が確認申請の図面と手元の図面との違いにすぐに気付き、工事をストップ。
幸いにも工事はまだ始まったばかりで基礎の配筋の段階だったので基礎屋さんが鉄筋をレッカーで吊って向きを変えてくれました。
もちろん費用はかかってしまいましたが、損害は最小限で済み、私も始末書と厳重注意で許してもらえました。
まあ今となってはいい経験だったと思いますがこの仕事の恐ろしさを身をもって知りましたね。
私の会社には営業マンがいません。なぜなら設計士が仕事を取るからです。
会社によって様々ですが一般的に設計士が業務を行う段階ではすでに設計料が発生しているので基本的に成約後になります。
しかし私の会社では設計士が無料で設計を行い共感を頂いてから成約に至ります。
他の会社では人件費や効率の関係でこのようなやり方はあまりしませんが今の時代ここまでやらないと仕事がとりにくくなってきているのも事実です。
大手のハウスメーカーや有名建築家なら話は別ですが。
ただどんなやり方でも私たちの仕事は自己満足でかっこいい家を設計することでなく、第一に成約することです。
どんなに素晴らしい設計でも予算が合わなかったり法令に引っかかったりするようでは話になりません。つまり成約後の仕事であっても成約するための仕事であってもやるべきことは同じです。
私の場合は少し特殊なケースではありましたがぜひ参考にしてみてください。
仕事がきつそうとのことですが、そんなことはないですよ。
確かに忙しい時期もあればそれなりに辛いこともありますが、それはどんな仕事でも同じだと思います。
他の仕事に比べて特別きつい仕事ではないと思います。
ただあえて言うなら板挟みの辛さですかね。
家づくりという仕事は営業から引き継いで工事に渡して工事が完了して引き渡しという流れになります。
まず営業は全体の予算の管理をメインとしてお客様をトータルにサポートします。
なので何か問題が起きた時は基本的には営業が対応に当たります。
工事(現場監督)は着工後、発注業務や工程の管理、現場での業者の対応などを行います。
うちの会社の場合は工事中のお客さんの対応も工事で行います。
設計はその中間にあたりますので営業や工事から無理難題を押し付けられたり責任をなすりつけられたりすることがたまにあります。
家づくりはお客様も含めたチームで行うものなのでその辺の折り合いをつけることが難しいとこでもあります。
でもやっぱり、自分が設計したものが形になって誰かの役に立つ喜びは何事にも変えられないですね。
だから嫌なところに目を向けるのも大事ですが素晴らしい仕事だってこともぜひ知っておいてください。
一言でいえば間取りを考えて図面にする仕事です。
会社によってはラフ図面やプレゼン用の図面を書いてあとは専任のオペレーターが図面化する場合もあります。どちらも住宅設計の仕事と言えますが、仕事として面白みがあるのはやはり自分でプランを考えて提案するのがこの仕事の醍醐味ではないでしょうか。
具体的な仕事内容としては、まずはヒアリングです。
お客様の要望を細かく聞きとって情報を集めます。
ここでも設計士としての腕が試されます。
実現可能な要望とそうでない要望を分ける作業をこの段階で行っていきます。それが出来ないとプランを提案したときに要望がかなえられていないとお客様の信頼を失い、契約率が下がります。
なので最初のヒアリングで頭の中である程度のプランニングが出来ていなければなりません。
ヒアリングが終わると実際のプランニングに移ります。
設計には様々な要素が絡んできます。単純にかっこいい設計が出来ればいいというものではなく、予算、機能性、そしてこの二つを満たしたうえで感覚(センス)が要求されます。
そしてそれはお客様によって正解は違いますのでヒアリングの段階でその部分も掴んでいなければなりません。
プランが決まると細かい打ち合わせに入っていきます。
この先は内部の色や設備関係の仕様、照明器具、電気配線(スイッチ・コンセント)などを決めていきます。
この部分はインテリアコーディネーターに引き継ぐ場合とそのまま設計士が担当する場合があります。ここも会社によって異なる点です。
打ち合わせが全て終わると今度は工事担当に引き継いで着工となります。
ケースバイケースで微妙に違うこともありますが、だいたいどこの会社でもこんな感じだと思います。