現在、一経理マンとして働いています。
将来は独立して会社を立ち上げたいと思っています。
監査法人や税理士事務所で経験を積んで独立する人は結構聞きます。
経理シェアードサービスも経理業務を受託するので、コンサルの経験を積めると思っています。
経理シェアードサービスの経験があれば、独立できるか。それともできないか。
みなさんはどう思いますか。
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質問
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回答
4件の回答
みなさんがおっしゃっているので、これ以上言う必要はないかと思いますが・・・
経理シェアードサービス部門に勤める友人から聞く限りでは、受託会社に対してできるのは経理業務のアドバイスくらいで、経営について口出しなんてとてもできない、とのことです。
できるのは、財務諸表分析くらいだそうです。
経営は上層部が判断していますし、上層部へのアドバイスは経理シェアードサービスではなく、経理部がしているので、経営に関しては触れることは滅多にないようです。
否定的な意見ばかりですが、それが事実だと私も思います。
おそらく根本的な発想が違うのだと思います。
経理シェアードサービスは、経理業務の集約であり、会社の意思決定によって定められたものです。コンサルティングは、会社の意思決定に役立つ情報の提供や、意思決定されたものをサポートするために行うものです。
世にいうコンサルティングは、会社の意思決定に役立つ情報の提供をするのが通例です。経理シェアードサービスの経験は、シェアードサービスを導入しようか迷っている会社に対しては有効ですが、その他のことについては有効とは言えません。
また、意思決定されたものをサポートするためのコンサルティングについても、経理シェアードサービスを導入しよう、質を高めようとしている会社には有効ですが、それ以外のことについては疑問です。
監査法人や税理士事務所がコンサルティングをできるのは、会社の意思決定について役立つ情報を提供できるからです。
また、経理シェアードサービスは所詮と言ったら失礼ですが、受託の範囲は基本的にグループ内なので、積める経理経験や触れる業態は限られます。監査法人や税理士事務所は、それこそグループの枠がありませんので、非常に多くの業態からの依頼があります。
経理シェアードサービスといっても、一企業の経理と似たようなものと思った方がいいでしょう。
経理シェアードサービスの経験のみでは独立できても、生計を経てられるかは疑問です。
公認会計士や税理士、中小企業診断士を持っている人でも独立するのにかなりの努力が必要ですので、資格がない経理シェアードサービスのみでは苦労することになると思います。
独立したい場合はどうすればいいのでしょうね。コンサル専門の会社に一度就職してから、独立くらいでしょうか。
できなくはないかもしれませんが、独立までは難しいと思います。
経理シェアードサービスはグループ内で完結することが多いので、外部との人脈が築きづらいと思います。
監査法人や税理士事務所であれば、お客さんごとに担当がつくので、会社が個人営業主とパイプができます。独立する人は、そういうパイプを基礎に人脈を広げていくことが多いです。
経理シェアードサービスの場合は、外部との人脈を築きづらいので、どこか別の場所でそういうパイプを作らないと厳しいと思います。
また、パイプ以外に、経験という点でも監査法人や税理士事務所と比べると専門性は劣ると思います。経理シェアードサービスを導入したい会社に対してコンサルはできるかもしれませんが、コンサルを依頼するなら監査法人などを経験した人に依頼する方が安心すると思います。