経理シェアードサービス部門の将来性685view

経理マンとしてキャリアを考えています。
通常であれば、経理の一員から部長を経てCFOなどが王道だと思いますが、その他にどのような道があるのか考えています。

何年か前から日本でも経理シェアードサービスを導入する会社が増えてきたように思います。王道から少し離れますが、経理シェアードサービス部門のある会社でキャリアを積んで、アドバイザリーを目指すこともできるのかな、と思いました。

経理シェアードサービス部門そのものの将来性や、経理シェアードサービス部門に勤めることで開ける将来性はどのようなものがあると思いますか。

率直な意見を聞かせてほしいです。

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回答

2件の回答

  1. limit 2015/07/11 2:24

    アドバイザリーのことはよく分かりませんが、経理シェアードサービス部門そのものの将来性は今後の社会環境の変化に柔軟に対応できるかによると思います。

    シェアードサービスはアメリカで導入された時はかなりのコスト削減ができたそうです。
    それを真似て日本でも導入したのですが、大幅なコスト削減ができた会社はそれほど多くないそうです。この違いは社会環境の違いから起きているのではないでしょうか。

    アメリカでは転職は当たり前ですが、日本ではそうではありません。シェアードサービスの1つの目的は標準化であることはご存知のことと思いますが、標準化が進むということは人員が少なくて済むので、異動か退職する人が現れます。
    アメリカの発想でいけば、それが当たり前なので、会社もそれを実行し、従業員も受け入れる人が多いと思います。しかし、日本では、会社側は「人員を減らすのは・・・」という抵抗と、従業員も「尽くしてきたのに・・・」という気持ちになると思います。

    コスト削減という観点からは日本には馴染まないように思いますが、内部統制の強化という点では成果を上げていると思います。現在、経理シェアードサービスを導入している会社はそれを狙っている可能性もあります。
    同じコストで内部統制が強化されれば、それは成功といえると思います。

    経理シェアードサービス部門の将来は、私はますます人員が少なくなるように思います。
    その代わり、システム部門の人員が増えると思います。
    経理シェアードサービス部門に勤めている人から聞いたことですが、仕事をしていると経理の知識を使う場面はあまりなく、伝票のチェックや資料(データ)の編集がメインなんだそうです。その人は結構な知識を持っています。知識がなければ仕事にならないのは承知の上での発言だと思います。
    しかし、「いましているメイン業務(特に伝票チェック)はIT技術が進歩すればロボットができるようになるよね」と語ってくれたのを聞くと、ますます人が少なくなりそうだと思わずにおれません。
    日本の労働人口も減少しているので、会社側も人員を少なくする戦略を取る可能性があると思います。

    経理シェアードサービス部門に積めるキャリアは、経理とITの架け橋だと思います。
    経理シェアードサービス部門で経理の経験を積んだ人が、システム開発部門に異動した人がいます。システム開発はSEなどの専門ですが、経理関係の知識や実務などは分かりません。それを補うために、経理シェアードサービス部門からの異動があります。
    私は異動しなくとも、システム開発はできると思いますが・・・

    経理部長を経てCFOへの道とは反れますが、架け橋という観点から役員になる道があると思います。

  2. 130jobchange 2015/06/19 11:22

    経理シェアードサービス部門でキャリアを積んでアドバイザリーを目指すのは、あまり現実的ではないように思います。
    アドバイザリーのレベルをどのくらいに設定するかにもよりますが、アドバイザリーを目指すのであれば、監査法人や金融関係会社などに勤めるのが一般的ではないでしょうか。

    経理シェアードサービスでは多くの業態の経理を見ることはできても、経営レベルのことは口出しできないのが一般的だと思います。会社でも一経理マンが経営に口出ししないのと似ているかもしれません。
    もしアドバイザリーを目指すのであれば、経理シェアードサービス部門ではなく監査法人などで経験を積むのがいいように思います。

    経理シェアードサービス部門を経てアドバイザリーを目指す場合でも、公認会計士や税理士、中小企業診断士などの資格は必要ではないでしょうか。


    経理シェアードサービス部門の将来は、3つくらい思いつきます。

    1つはグループの中にとどまるパターンです。より専門的な経理シェアードサービスを提供するか、提供するシェアードサービスの範囲を経理以外に拡大することで、経営判断に資する情報提供をしたり、コスト削減を目指します。

    2つ目はグループ外の会社を受託するパターンです。グループ内の標準化が終わると、その手法を使って受託会社を増やそうとします。

    3つ目はシェアードサービス部門自体をアウトソーシングするパターンです。グループの標準化ができると、人が変わっても業務ができます。だったらいっそのこと、人件費が安いところへ移そうという話になります。シェアードサービス部門を外国に移す会社も出始めているという話を聞きました。


    経理シェアードサービス部門に勤めることで開ける将来性は、自社内であれば経理部長を経てCFOではないでしょうか。ただ、印象として経理部と比べると遜色があります。
    経理部はグループ全体の経理を統括する部門でその知識量は他と比べられないと思います。一方、経理シェアードサービス部門はグループ全体の標準化を目指すので、経理部門とは性質が異なっています。
    グループ内で上にいくには、経理部長とは違った別の管理系の部門で実績を積み、役員になる道があるのが順当のように思います。グループが大きければ大きいほど、経理関係も細分化されているはずですので、可能性はあると思います。

    グループを出て中小企業に転職する場合は、重宝されると思います。
    その理由は2つあって、1つは、経理シェアードサービス部門は、経理部門より現場に近いこと。
    現場に近いと、経理の一連の流れがよく分かります。また現場(受託会社)の悩みも聞けます。通常グループ会社の経理部門は一連の流れは頭では分かっていても、その実務までは理解しづらいのです。また、実務の悩み(システム上の制約、会計と税務の兼ね合いなど)は聞いてみないと分かりません。
    現場のこともよく知っていて、大手の経理を経験している人はそれほど多くありませんので、重宝されると思います。

    もう1つは、いろんな業態の経理を経験できること。
    営業中心の会社と製造中心の会社では、経理処理がだいぶ違ってきます。
    また、同じ営業中心の会社であっても、計上する勘定科目が違うなど、同じことはありません。
    普通、中小企業などの経理部門は一業態しか経験しませんので、その会社でついた経理処理の癖が転職ではかえって不利になる場合があります。経理シェアードサービス部門での経験は、その障害を取っ払ってくれます。

    ざっくりとした所感ですが、参考になれば幸いです。

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