簿記を勉強していて2級を取りました。
現在は営業職ですが、経理職もやりがいがありそうだと思い、経理の求人を見ています。
その中で経理シェアードサービスという職種があることを知りました。
経理業務を集約する業務であることは分かりました。
求人には「明るい人」「簿記2級程度必須」が条件として挙げられていますが、あまりイメージができません。
どういう人材が求められ、採用基準はどのようなものでしょうか。
知っている方はいらっしゃいませんか。
- 転職ステーション
- ビジネス(営業・事務等)系職種
- 経理
- みんなのQ&A
- 経理シェアードサービスに求められる人材像や採用基準について教えて下さい
質問
経理シェアードサービスに求められる人材像や採用基準について教えて下さい142view
最新の専門家コラム
-
40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
-
転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
-
合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
-
転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
-
会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
3件の回答
人材像については他の方が言っている通りだと思います。補足するなら「コツコツ積み上げることができる人」でしょうか。
経理シェアードサービス部門は、ルーティンが多く、同じことの繰り返しですので、逆転ホームランを狙う人はあまり向かないように思います。もちろん、それに忍んで上に上がってからは逆転ホームランも必要なのですが、採用時は「コツコツ型」をアピールするのに重きを置いた方がいいと思います。
求人の条件に「簿記2級程度」や「実務経験3年以上」と書かれていること多いですが、おそらく会社を締められるかどうかだと思います。
簿記2級をきちんとしていれば、財務会計上の決算業務はできると思います。簿記だけでは日常業務(税金の払いなど)は分からないと思いますが、経理シェアードサービスを導入している会社であれば、そこは別の部署が管理して、お金の支払と経費の計上だけお願い、となっているかもしれません。
実務経験3年以上というのは、経理を3年すれば会社を締められるようになると言われています。また、簿記2級程度の知識も身につくそうです。そういう意味で「簿記2級」と「実務経験3年以上」は並べて書かれることが多いと聞いたことがあります。
求人の詳細欄に「月次決算できる人」という文言があれば、「会社を締められる」ということで間違いないでしょう。
飲み会の席で聞いたこぼれ話ですが・・・
どの会社も「人柄」と「知識・経験」の二面で見ることは変わらないと思います。
会社の状況によって、ウエイトも変わってきます。
私が聞いたのは、新規に雇った人は「コミュニケーションはできる」「独学で簿記1級などを取る」という優れた人材と期待されていたのですが、2ヶ月くらい経っていろんなトラブルを起こしました。とにかく対人強調力がない。組織を普通に超えて仕事の話をする、できない人を徹底的に叩く、人格を傷つける言葉が多いなど、目に余るものがありました。それに加えて、無断欠勤も増えてきました。仕事はできるけど、こんな人は組織におけない。どうしよう・・・、という会社の状況でした。
そこでこれから新規に雇う人は「人柄重視だ!」「知識と経験がなくとも教えれば何とかなる」と採用方針を変えて臨んだころ、「人柄は明るく完璧。受け答えもしっかりしている。」ただし、「採用試験(簿記2級程度)で正答率8%」、さあどうしよう、というものでした。
結局その人は流れたみたいですが、経理シェアードサービスをする上で「人柄」と「知識・経験」も極端でないことが1つの採用基準だと思います。
求人に出ている条件(簿記2級や実務経験2年以上など)を満たして、面接で普通の受け答えができれば、特に問題ないと思います。
あとは、その求人に何人応募して、どんな人と比較されるかの話だと思います。
過去に経理シェアードサービスの求人を見て、その会社の人と面接をした者です。
人材像については、実際にその会社で勤務したことがないので、抽象的ですが、
・明るくコミュニケーションが取れる人
・積極的に勉強をする人
・業務に誠実に取り組む人
などと聞かせてもらいました。
経理職は営業などとは異なり、あまりお客さんと接する機会がないので、インドア派の人が集まりやすいそうです。
インドア派であって、積極的にコミュニケーションを取る必要があるので、経理だから人と話さなくていい、という考えはやめてもらいたいとのことです。
これは、シェアードサービスに限らず、事務職では一般的に言えることだと思います。
積極的に勉強する人というのは、経理シェアードサービスは経理の一形態ではありますが、中小企業の経理とは異なり、幅広く深い知識が要求されます。
会計・税務はもちろんのこと、経営についてもある程度知っておかないといけないと言われました。
何をどこまで勉強すればいいのか、ということは聞けませんでしたが、自ら進んで専門知識を学ぶ人が求められているようです。
おそらく、会社ごとにどの分野を勉強して欲しいかは違っているはずなので、勉強が苦手ではないということがアピースできればいいのではないでしょうか。
業務に誠実に取り組む人というのは、運用をきちんと守れるかということです。
この理由は2つあって、不正防止と内部統制です。
経理はお金を扱う部署なので、不正が起きやすいと言われています。シェアードサービスを導入している会社であれば、1人では物理的に(ITシステム的に)不正ができないようにしています。とは言いうものの何人かが結託すれば不正はいくらでもできます。不正を防ぐための業務手順(運用)が設定されていて、それを守れるか、ということです。
内部統制は不正防止の一環でもありますが、業務効率を上げることが主な目的だと思います。各部署で決められたやり方(運用)をきちんと守ることで果たされます。この運用を守らないといろんな部署でトラブルが起きるので、運用を守れるか、ということです。
知り合いの会社では、不正が起きる度に運用ルールが厳しくなって業務効率がどんどん落ちていると聞きました。
参考になれば幸いです。