新卒で入社してから20年、独立系SIerで製薬業界を中心にBIシステムやSalesforceを活用した営業支援システムのプロジェクトマネージャーとして働いてきた42歳男性です。
会社の合併により私の所属する部門は吸収されることとなり、早期退職をせざるおえない状況になったため、転職活動を行いました。
40歳を超えてからの転職活動だったため、転職エージェント、転職サイト、ハローワークとあらゆる手段を使いましたが、なかなか条件面で折り合いが取れず、気づいたら離職してから3か月も経ってしまいました。
そんな中でようやく、転職エージェント経由で申し込んだ外資系製薬会社から情報システム部門のマネージャーとして内定をもらいました。条件面も前職の給与を維持できたので、申し分のないオファーであることは分かっているのですが、開発以外のサーバの運用・保守などのインフラ業務やヘルプデスクも対応しなければならないと聞いて、開発業務しか経験のない自分が本当にやっていけるのか不安に思う部分も少なくありません。
妻子を抱えているため、早くここに決めてしまいたい気持ちもありますが、他業種での情報システム部門の扱いは、会社の主力部門ではなく間接部門となるため、業績が悪くなったら、真っ先にリストラ候補に挙げられてしまうのではないかという心配もあります。
年齢が上がってからの転職活動は二度としたくないため、安易にここに決めてしまって本当によいのかと迷っています。
僕と同じように40歳過ぎてから、SIerから社内SEへと転職された方がおりましたら、
SIerとの違いや社内でうまくやっていくコツを教えてくださるようお願いします。
質問
外資系製薬会社の情報システム部門のマネージャーへの転職・・・160view
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回答
3件の回答
結婚を機に残業の多いSIerから外資系マーケティング企業の社内SEへと転職したものです。私はマネージャーではありませんし、相談者様と違って開発ではなく、もともとインフラエンジニアで、現在の会社では主に社内のセキュリティ、ヘルプデスク担当として働いております。
SIerと違う点は、社員のITに対するリテラシーの低いので、セキュリティ対策の啓蒙活動を行っても、なかなか理解が得られないところに苦労しています。具体的には、調査やイベント、出張などで外出することが多い社員のため、ノートPCとは別にiPad、iPhoneを支給していますが、パスコードの設定ひとつ行うにしても、万一の紛失に備えて、Touch IDや8ケタ以上の複雑なパスコードを設定するようアナウンスはしていますが、操作が複雑で面倒だといって、なかなか設定してもらえません。
また、一昨年前に本国の親会社が変わったことでセキュリティレベルが強化されました。これまでは、一般の社員のユーザアカウントでもPCにアプリケーションのインストールができていましたが、ある日を境にAdmin権限のないユーザアカウントは、アプリケーションがインストールできなくなったことがありました。
私たち情報システム部門の人間も本国のITから事前連絡もなく、急にユーザアカウントのセキュリティレベルが強化されたため、びっくりしました。ユーザーからのクレーム対応と本国への確認でてんてこ舞いでした…。
外資系企業のIT部門は急なシステム変更とか何の事前連絡もなしに行うこともあるので、そのあたりのストレス耐性は必要かもしれません。マネージャーでしたら、本国のITとの連絡が増えますので、外国人とのやり取りは必須です。私の会社は、フランス本社のため、英語はお互いネイティブではないせいか、電話やメールでやり取りしていても微妙なニュアンスが伝わらないので、その辺も地味にストレスがたまります…。
何だか悪いことばかり書いてしまいましたが、外資系企業にいるせいか、みなさんに仕事に対する意識と向上心は高いので、日本の企業にいるときより自然と勉強するようになりますので、急なリストラ対策にもなると思います。
無駄な付き合い残業もありませんし、フレックス勤務も日本の企業より融通されますので、成果に対しては厳しいですけど、職場環境としてはSIer自体よりもオススメです。
質問者さんと同じでSIerから180人程度の医療機器メーカーの情報システム部門のマネージャーとして転職したものです。
相談文からはどのくらいの企業規模の会社に内定をもらったのかはわかりませんが、インフラ業務やヘルプデスクって業務委託の社員や派遣を雇うことで解決できませんか?
うちの会社は、私も含めて6人情報システム部門の人間がおりますが、Active Directoryの運用やヘルプデスク業務、PC Kitting、資産管理などの仕事は派遣社員を2名雇って彼らに任せております。
私の主な仕事は、情報システム部門全体の統括と、社内の営業支援システムと会計システムの保守・運用、社内のセキュリティ対策やリテラシー教育となります。
SIerから社内SEに転職して一番とまどったことは、コミュニケーションの違いですね。SIerの時は、顧客の情報システム部門としか話す機会はなく、わがままで納期の無茶ぶりする人もおりましたが、ある程度システムに知見があるので、今から振り返ると話がしやすかったです。また、顧客だから無理を言われても割り切れる部分もありました。
一方、社内SEは、社内の経営陣がITに対しての知見がないので、システムを導入する目的やそれに対する費用対効果を説明しても、なかなか理解が得られないことでしょうか。システムを使って何かを実現したいときは、技術力より社内での根回しや調整などのヒューマンスキルが必要ですね。ただ、僕の場合は、そうすることで社内の人間と仲良くなれたので、わずらわしい部分もありますが、1つのシステムにじっくり腰を据えて携われる部分は大きいですよ。
色々と不安に思う面はあるでしょうけど、今と同じ給与水準ならばチャレンジしてみてはどうでしょうか?そんなに悪いことばかりでもないですよ。
内定おめでとうございます!40歳過ぎてから前職と同じ給与水準で、しかも外資系企業から内定をもらえるなんて、相談者さんはきっと能力が高い方なんでしょうね。
私の周りなんて、40歳過ぎてからの転職はみんな年収がダウンしている人ばかりなので、すごいことだと思います。
奥さまやお子さんがいるんでしたら、迷わずここに決めてしまってはどうでしょうか。
中高年の転職活動が長引く原因は、前職の給与水準とプライドを捨てることができなくて、長期化するといわれていますので、たった3か月の転職期間で同じ給与水準の会社に内定をもらえるなんてラッキーですよ。この先、転職活動を続けても前職と同じ給与水準の企業から内定をもらえる保証はないんじゃないですか?
また、リストラされるのが不安だっておっしゃっていますが、今回の教訓を活かして二度とリストラされないよう自己研鑽すればいいだけの話ではないでしょうか。このご時世でリストラが絶対ない企業なんてありませんよ。