新卒で大手流通業の子会社のシステム会社に入社して、社内SEとして主にActive Directoryの管理やヘルプデスク業務を中心に行ってきました。親会社の業績不振のため、会社の人員削減を行うこととなり、転職活動を行った結果、システム運用・保守を中心に行う企業に内定をもらいました。
給与などの条件面や面接での人事担当者の雰囲気は問題ないのですが、内定をもらった企業は社員のほとんどが客先常駐をしているとのことです。面接のときにも、入社後は、社内で2~3週間ほどスキルチェックを行った後に、客先常駐をしてもらうことになるとの説明を受けました。
これまで社内の上司、先輩、同僚や後輩に囲まれてきて仕事をして、わきあいあいとしたアットホームな雰囲気で仕事をしてきたため、客先常駐というとお客様と仕事をする形になるので、なんだか今まで通りのあったかい雰囲気で仕事ができないのではないかと心配しております。
また、客先常駐だと自社の人間と会う機会が減るため、うまく信頼関係を築くことができないのではないかと、その点も不安です。
客先常駐で働いた経験がある方がおりましたら、自社と客先常駐での仕事の違いを教えてください。コミュニケーションの面で注意すべきところ含めて、何でもいいので情報提供お願いします。
質問
客先常駐がメインの企業に内定をもらいましたが、自社と客先の違いを教えてください。1300view
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回答
3件の回答
相談者とは逆で客先常駐のエンジニアから独立系Sierで営業になったものです。
僕はエンジニアの残業の多さと現場が変わるたびに通勤場所が変わり、現場によっては引っ越しをする必要があり、落ち着かないのが嫌で子供ができたのを機に転職しました。
客先常駐の良さは、現場が変わるごとに新しい技術を覚えることができる点ですよね。また、同じ開発業務でも現場ごとに対応範囲や、お客様とのコミュニケーションの仕方が違うため、臨機応変な対応ができるようなります。これは今の営業職で非常に役立ってます。色んな事情でシステムの相談をされるお客様がおりますので。
ストレスがたまった点は、現場が変わるたびにイチから人間関係を築きあげる必要があるところですね。現場ごとに勝手が違いますし、慣れるまでに3か月はかかりますし。慣れたと思ったら、また新しい現場にいくことになるのは、若いうちは新鮮な気分で楽しめる部分はありますけど、歳をとるにつれてだんだん疲れてくるようになります。
また、こちらに非はなくてお客様から評価をいただいても、客先企業の業績などの問題で、契約が打ち切られることもありますので、落ち着きません。
あと、質問者さんがおっしゃっているように、客先常駐だと自社とのコミュニケーションが希薄になりますので、転職前は、会社に対する愛社精神や帰属意識が薄かったです。
僕の場合は営業なので、自社勤務といっても直行直帰することが多いので、社内にいることは少ないのですが、客先常駐とは違って急に契約を打ち切られる心配はなく、安心して働けるのはでかいです。
客先常駐しか経験がないから、自社で仕事することがよくわからないけど、俺が客先常駐でいいなって思ったことは、自社の面倒くさい行事、たとえば全社会議とかのいわゆる業務外の業務ってやつ。これを客先都合で参加できませんって公然とさぼれることだね。
あと、だいたい2~3年で客先を交代するから、客先で嫌なヤツがいたり、一緒に仕事をする自社の人間と仲が悪くても少しの辛抱で縁が切れるとことかね。転職の動機って人間関係が1番の理由って言われてるけど、客先常駐の会社だとこの心配がないかなあ。現場が変わるのって、はっきりいって転職してるようなもんだからさあ。
それと、現場が変わるたびに新しい技術を学べるからスキルアップもできるよね。
客先常駐もそんな悪いことばっかじゃないから、頑張って!
独立系SIerからのサポート部門から、客先常駐メインの企業に転職した29歳の女性です。
今の会社に入社して4年たちますが、2社に常駐した経験があります。
1社目はWebコンテンツを配信している企業の社内SEで2年8か月ほど在籍していました。このときは1人で常駐していました。
Web業界は比較的若い人が多い業界ですが、私が常駐していた企業は社員のほとんどが20代半ばから30代前半の人間でした。そのせいか、非常にフランクで言いたいことは何でも言える雰囲気でした。独身が多いので毎週末飲み会に誘っていただき、土日もバーベキューなどの遊びにも参加することもありました。
コミュニケーションという点では、月1度にしか会わない自社の上司や営業よりも、仕事で困った点など相談できました。仲の良かった社員とは今でも付き合いがありますよ。
ただ、100人程度のベンチャー企業でしたので、社員、派遣、バイト、私のような業務委託の人間も関係なく、何でもやらせる社風でした。委託契約の場合は、自社と常駐先企業で常駐する社員の契約範囲というものが決まっているのですが、契約範囲外の仕事もしょっちゅう頼まれることもありました。フランクに接してくれても、何だかんだいってお客さんですし、自社の上司や同僚とは違いので、契約範囲外の仕事でも断れず対応せざるをえなかったです。
この辺は、月1回の自社との面談で上司や営業に相談しましたが、上司からは以下、2つの理由から契約範囲外の仕事は、客先の機嫌を損ねないようにうまく断ってくれとの注意を受けました。それが非常にむずかしいんですけどね…。
・契約内容と作業費の値上げが必要。大抵の顧客は作業費の値上げは嫌がる。
・現場を上がるときに後任者への引き継ぎが大変。「前任者は対応してくれたのに、後任者は対応してくれない」と客先とのクレームになる可能性が高い。
営業の方でも、お客さんに交渉はしていたようですが、自社の契約を切られて他社に乗り換えられたくないので、あまり強くは言えなかったようです。契約が切られるということは、その分、営業の売上が減るということです。
私がこの会社で常駐していた時に客先から自社に支払われていた毎月の作業費は80万だったのですが、契約を切られるということは、来月からその80万が入ってこなくなることです。営業にとって売上が減ることは、査定にかかわりますし、80万円分の作業費を払ってくれる顧客を新規開拓するよりも、継続してもらった方が楽ですもん。
この会社で一番困ったところは、自社と客先の板挟みにあったことですね。まあ、客先の社員と仲良かったので、契約範囲外の仕事でも頼まれれば悪い気はしませんでしたけど、いつもモヤモヤしてました。
2社目は、大手医療機器メーカーの情報システム部門で社内システムの運用・保守を担当していて、現在も常駐しています。規模が2000人程度の大企業ですので、情報システム部門だけで24人いて、自社からは私も含めて4人が常駐しています。
1社目とは逆にメリットは、契約範囲外の仕事をお願いされるところがない点です。大手はコンプライアンスが厳しくてしっかりしてますので、安心して働けます。また、複数人で、業務委託契約で常駐する場合は、業務の指示は、客先の上司から自社のリーダーにきて、リーダーからメンバーへとの仕事の割り振りを行いますので、自分でお客さんと仕事の調整を行う必要がない点は、前回の常駐先と比較して非常に楽です。
自社の人間と一緒に常駐していると、仕事の愚痴や相談も気軽に行えます。営業や上司は月1回しか会わないので、あまり同じ会社の人間って感じがしませんでしたし、同じ立場ではないので、相談してもなかなか理解してもらえないこともありましたが、今回は同じエンジニア同士なので、悩み事をすぐに理解してもらえるところはいいですよね。
デメリットは、規模が大きいので私の会社だけでなく、他の企業のエンジニアも常駐しているので、安易に業務内容のコアな部分も話せないところですかね。私はおしゃべりなところがあるので、そこは神経つかいます。
他の会社のエンジニアと共同で作業を進める際は、会社ごとに仕事の進め方や文化が違うので、その辺の認識の違いでストレスを感じることは多いですね。
思いついたことを長々と書いてしまってすみません。読みづらいところもあるかともいますが、参考にしていただければと思います。