法律事務所の秘書の仕事に就きたいと考えています。
給料や待遇などは良さそうですし、残業も多くないと聞くので、続けやすい仕事ではないかと思っていますが、退職した方はどのような理由で退職されているのでしょうか。
秘書という仕事は未知の世界なのですが、特有の苦労などがあるのでしょうか。
また、法律事務所は一般企業とは組織の性質がだいぶ違うと思うので、何か独特な退職理由などがあれば教えてください。
質問
法律事務所の退職理由を教えてください1156view
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回答
3件の回答
仕事の内容に特に不満はなかったんですけど、事務所の体質、雰囲気、人間関係…その他様々なことが合わなくて退職しました。
うちの事務所は弁護士法人ではなかったので、大企業と違って厚生年金などもなかったですし、労働組合もありません。
パワハラ・セクハラ、サービス残業、その他のトラブルに遭ったとしても、内部告発するような制度もありません。
法律事務所だからそういうトラブルはないだろうと思っていましたが、弁護士や事務員のように法律の知識がある人でも、自分がそれをやっているという意識がない(気がつかない)人はいます。
そして、それを指摘しにくい雰囲気もあります。
それはどの企業でも同じだと思いますが、立場的に言える人がいなかったり、根は悪い人でないと分かっていたりするからです。
世の中の法律事務所の大半が自営業ですが、そういう事務所こそ、どんな弁護士さんが経営しているのか、事務所の雰囲気はどんな感じなのか、よく確かめてから入職されることをお勧めします。
小さな組織ほど人間関係は密なので、気持ちよく働ける事務所を選んでくださいね。
自分の考えをきちんと主張できないと感じたのが退職のきっかけでした。
当たり前ですけど、秘書は弁護士さんの指示や意図の通りに動かないといけません。
たとえ自分の考えと上司である弁護士の考えが違っていても、それに意見をする機会すら許されず、ただ機械的に仕事をこなしていました。
そうやって自分の気持ちをずっとしまいながら仕事をしていたら、いつか自分の意思がなくなってしまうのではないか・・・と不安になってしまい、やるせなくなってしまいました。
弁護士秘書が向いていないというより、秘書全般が自分にとって向いていなかったんだと思います。
私は3年で辞めてしまったので秘書のスキルがあまり身につかなかったと思いますが、経験豊富な秘書であれば、うまく弁護士とコミュニケーションをとって自分の考えをそれとなしに伝えながら仕事ができているのかもしれませんね。
でも、私は、同じ立場でもっと活発なディスカッションをすることができるような仕事が向いていると感じたので、転職することにしました。
給料や待遇などに不満はありませんでしたが、秘書という仕事に物足りなさを感じて退職しました。
私の事務所は弁護士と秘書という区分しかなく、パラリーガルのような法律の専門性をもった事務員の存在を必要としない事務所でした。弁護士さんも、秘書に法律の知識をそこまで求めてこず、むしろ秘書は秘書の仕事だけをしていてほしいという考えでした。
秘書としてのスキル(ホスピタリティやコミュニケーション能力、事務遂行能力など)は磨けても、この先何十年も続けるのにやりがいを感じられる仕事かどうかに疑問を感じてしまいました。
法律の知識を生かして専門的な仕事をバリバリしている弁護士さんを傍で見てきて、余計に自分の仕事に自信が持てなくなってきたことも理由の一つです。
秘書は秘書でも、他業界では語学力を必要とされたり、特定の知識(医療秘書など)が求められたり、もっと高いスキルを身につけようというモチベーションも上がると思います。
もちろん、法律事務所でも法律や語学の知識を求められる事務所もあるのでしょうが、他事務所に転職するのも気まずかったので、私はまったく別の業界に転職してしまいました。
5年勤めていたので、秘書の経験は活かしたいと思い、今は役員秘書の仕事をしています。