ITメーカーに勤める者です。現在、システム開発部で購買管理システムの設計開発に携わって4年になりますが、今の仕事は残業が多く、毎日帰宅時間が遅くなり、体調を崩し気味で、このままでは将来が不安です。聞くところによると、総合電機メーカーでは在宅勤務が進んでいると聞いております。条件によっては転職したいと考えているのですが、実際の事情はどのようなものなのでしょう?
質問
総合電機メーカーの在宅勤務は進んでいるのでしょうか19view
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回答
2件の回答
在宅勤務を何度か経験しましたが、メーカーによる違いがあるとは言え、セキュリティに厳しい会社では、かなり面倒だと思います。
まず、第一に会社の書類を持ち出すことは禁止されています。また、私用のパソコンを使うことも禁止されているため、会社から持ち出し専用のノートパソコンを借用しなければなりません。さらに、リムーバブルメモリ等の持ち出し可能なメディアの使用も、紛失する恐れがあるため禁止されていますので、自宅にネットワーク環境がないと業務ができません。業務は暗号化された通信技術を使用し、情報を保存しているファイルサーバーに自宅からアクセスすることによって行います。この間、いつ誰がどこから接続して来たか、すべてサーバーのアクセスログに記録されるように設計されています。また、利用できるファイルにもアクセス権限が施してあり、権限のないファイルにアクセスしようとすると、上司に警告メールが届くようになっています。昨今、産業スパイや不正アクセス、コンピュータウィルス等で、会社の機密情報や顧客の個人情報などが流失する事件が頻繁に起きているため、このようにセキュリティが厳しくなったわけです。この環境の上で、在宅勤務を行うのですから、会社で仕事をする方が見方によっては気楽に感じます。持ち出し専用パソコンを紛失でもすれば、懲戒処分を受けるように、就業規則も変更されています。はっきり言って、非常に厳しい制限が設けられているのが現状です。しかし、会社にとっては、通勤手当等の人件費が削減されるメリットもあるらしく、積極的に推進されているのが現実です。以上が、私が在籍しているメーカーの在宅勤務状況なのですが、ご参考になれば幸いです。
在宅勤務制度は、今から7年ほど前に始まりました。最初は、研究開発職に限られていましたが、その後は事務職や営業職にも着実に広がって来ていますね。在宅勤務制度と聞くと、通勤の手間が省けて何かと気楽そうに感じるものですが、それは大きな考え違いです。これは一例ですが、在宅勤務では会社の書類等は持ち帰ってはいけないことになっている場合が多いです。おそらく社内情報の漏えい防止が目的です。なので、必然的にパソコンを利用した電子データでの業務が中心になります。例えば、パソコンを使用して会社の勤怠管理システムにログインし、業務開始時間を知らせてから始めるのが一般的なパターンです。その後、業務を終了すると、上司にメールを送って業務報告を行い、システムからログアウトします。そして、後日出社したときに、口頭で上司に業務内容と進捗度を報告し、承認を得ることで一日間の在宅勤務が終了となります。このように、在宅勤務には何かと余分な手間がかかるため、嫌がる社員が多いのも事実なのですが、会社の方針で在宅勤務可能な人については、ひと月に最低4日以上実施するように義務付けられているところも多いようです。ほぼ、週に一度の割合ですね。