小売業の大手グループ会社に就職し、3年間勤めました。初めのほうは必至で会社についていこうとがむしゃらでした。3年が節目とはよく言ったものですが、残念ながらもうあまりこの業界に興味がなくなっています。単純に、やりがいを感じなくなったのです。これから先、定年までこの組織で頑張っていけるとは、とても思えません。あと数年務めれば自分自身も何かしら変わるのかもしれませんが、今のところ早いうちに転職しようと思っています。私が興味のあるのは、印刷業界です。昔から絵や文章を書くことが好きでしたし、調べてみると印刷会社の営業マンは原稿を作ったりデザインをお客さんと考えたりもするそうです。とても心惹かれます。もっと具体的なエピソードを知りたいので、今印刷会社に営業でお勤めの方々のやりがいを感じる時を教えてもらえますでしょうか。
質問
印刷会社の営業職のやりがいとは?218view
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4件の回答
私は本屋さんが好きなので、やっぱり担当した書籍が本屋に並んでいるのを見るとやりがいを感じますね。自分と社会とのつながりを実感する時です。そういう仕事のほとんどは出版社が最終データまで作ってくるので通常はあっさりしたものですが、ハードカバーのものなどはデザインにも参加できる時があります。ハードカバーの製本は複雑ですから、その辺を知っていないとデザインできない場合もあるんですよ。特色や特殊加工を施すときなどは、カバーの素材から考えなくてはいけませんからね。そんな風に深く係わることができた案件は、喜びもひとしおです。書店に並ぶ日を聞き、わざわざ見に行きます。友達と書店に行けば、自慢したりもします。ですが基本的に出版社の仕事は印刷だけで終わりますので、なかなかそこまで仕事をさせてくれることも少ないですけどね。出版社に就職したほうがよかったかな、と思う時もありますが、やっぱり私は印刷物自体を作ることが好きですので今の仕事が一番向いているだろうと思います。
この業界なら同じような人もいるんじゃないかと思うのですが、私は結構原稿を作っている時が好きなんですよ。営業の中にはこの作業にあまり手をかけたがらない人も多いのですが、何と言いますか、紙面の設計図を描いているような気持ちになって楽しいんです。少しマニアックすぎるかもしれませんね。ですがデザイン物など複雑な内容の初稿などを完璧なレベルに作りこみ、上がってきた校正紙が自分のイメージ通りのものだったときは、かなり嬉しいですよ。オペレーターにも電話して感謝を伝えますよ。そういう時はやっぱりお客さんにもウケが良くて、何もかもうまくいくことが多いです。逆に思い通りの校正紙が上がって来なかったときの落胆も大きいです。自分の原稿と校正紙を見比べてみると、そういうときはやっぱり指示が甘いところがあります。ああそうかー、そうなっちゃうよなー、とか独り言を言いながら猛烈に反省します。この業界を知らない人には、分かりにくいかもしれませんね。やっぱり製造業ですので、モノづくりの過程もなかなか深いものです。
主にチラシなどの商業印刷物を手掛けていましたが、初めてデザインコンペで採用された時は本当にうれしかったです。まだ経験が浅かったこともあり、比較的細かい仕事を任されていたのですが、実はデザインコンペで受注したことが無く、自分にはやはり向いてないのでは、とかなりネガティブな状態になっていました。このときのコンペでは少し敷居の高い高級菓子メーカーのパッケージデザインでしたが、今度こそはとかなり気合を入れて臨みました。そのメーカーのラインナップや競合他社のデザインも勉強し、完璧にプレゼンできるように備えました。他社との差別化が明確にできるよう、趣向を変えて明るめの色調と金箔を使用したものにし他の他良かったのか、やっとのことで受注することができました。このときのうれしさを表すのは難しいですが、ついに自分も社会で一人前と評価されたような気がしたのです。他のデザイン会社を押さえての受注だったので、コンペで勝つのは本当にうれしいものです。
やっぱり一番のやりがいと言えば、自分の手掛けた印刷物をプライベートで見つけたときだろうな。地元の私鉄のつり広告を手掛けたことがあるけど、その時はデザイナーがクライアント指定の外注で、実はあんまりうまくいってなかったんだよ。あんまりその辺のやり取りには参加してなかったけど、納期は差し迫っているのに待てど暮らせどデータが上がってこない。先方の担当者に電話をしても、まだ待ってくれの一点張り。デザイナーが外注だと彼らデザインのことしか考えてないから、印刷会社は結構ないがしろにされるんですよね。まあそれはそうとして、日程すでに2日オーバーでやっとデータが仕上がった。現場にもさんざん文句を言われながらなんとか納期を間に合わせ、発送完了。その時はイライラしっぱなしだったけど、後日にそれを電車の中で見たときはグッとくるものがあった。印刷業は製造業だから、何といっても自分が作ったものが世に出たときは、嬉しいもんですよ。