印刷会社のデザイン案件の難しさ99view

現在、私は特殊印刷を扱う印刷会社に勤めています。基本的に私たちは大手印刷会社の協力会社ですので、あまり自分たちで原稿を作ったりデザインしたりすることはありません。私もこの業界に入ったからには、そういったクリエイティブな仕事にあこがれています。最大手とは言いませんが、大手印刷会社に転職してデザイン案件を沢山抱えられるようになりたいと思っています。

しかしデザイン会社に勤める私の友人は、デザインほどストレスのある仕事は無いと断言していました。私は同業専門なのでクライアントとの現状をよくわかっていないのですが、デザイン案件とはそんなにもつらく難しいものなのですか?私はその友人の会社の問題なんじゃないかと思っていましたが、皆さまのナマの声を聞いてみたく質問させていただきました。リアルなお話をよろしくお願い致します。

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回答

4件の回答

  1. Abu-d 2015/03/22 19:44

    請求しづらいこと、費用の内訳をわかってくれないこと、大幅な値引きの対象になりやすいことかな。こっちが出向いて何回も打ち合わせして、そのたびにデザイナーが頭を抱えながら一案を作っているという努力を、金額に表すのは本当に難しい。どうしても言い値の世界だから、払えないと突っぱねられればどうしようもないわけ。一応は人件費と時間から説明できるようにはしているけど、その金額が本当に妥当なものかなんて自分でもわからない。ぶっちゃけた話、このくらいもらわないといかんだろ、というような感覚ありきで、それを見積額に落とし込んでいるような状態だからね。たいていの場合デザイン費は初めに決めておくものだけど、あまりにも訂正が多すぎたりすると明らかにショートするし、最悪の場合はお客さんの予算の都合で成果物が上がってから値引きされるようなこともある。一番努力が認められにくいところ、と言うことかな。

  2. either 2015/03/17 23:29

    デザインは自動的に出てくるものではないということを、理解してくれないお客さんが多いです。極端な話、人によっては欲しいといえば100%満足できるものが簡単に出てくるものだと思っているわけです。そういう人はデザインを任せるということをよくわかっていないから、何の意見も取りまとめずに白紙のままで振ってきます。こちらがヒアリングしようにも、モノが出てこないとわからない、と言うわけです。これが最悪のパターンです。デザインと言うものは、発注側も理想的なものを作り出すために多少協力してくれなければ成立しません。私たちは確かにプロですが、超能力者ではない第三者ですので、担当者の好み、ましてやその上司の方などの思い描いているデザイン像を何のヒントもなしに導き出すことは不可能です。それを何とか理解してもらおうと説明をすればするほど、わからないからプロに頼んでいるんだというような話になってきてしまいます。話し上手な先輩は、泥沼になりそうだと判断したらすぐに先方担当者以外の人、それもなるべく役職の高い人にその場に来てもらい、ある程度の方向性を勝手に決めていました。担当者のメンツを保ちながらそんな流れにもっていくのは、さすがにプロだなあと思わされたものです。私も切磋琢磨してはおりますが、やはりデザインが一番緊張する仕事です。

  3. Iiyama-w 2015/03/13 2:06

    デザイン案件は一番苦手だな。僕は基本的にモノクロの商業印刷しかしないから特にかもしれないけど、次そんな話があったらほかに振っちゃうかもね。一番難しいと思ったのは、先方の担当者の資質によってかなり左右されるということ。その担当者が社内の意見だとか上級職の人たちとツーカーなら超ラッキーだけど、正直そんな権力のある人材は印刷物の担当者には充てられない。その担当者を通してしか話ができないから、その人が間違っていると全てが噛み合わなくなる。前に会社案内を作った時は、明るい感じと言われて作りその担当者はとても気に入ってくれたんだけど、翌日電話で全面やり直しを言い渡される。それが3回くらい繰り返したことがあった。社内の意見でシックな感じにしてほしいと言われたんだけど、そんなら早く言ってくれよと言う気持ちでいっぱいになるよ。もちろんデザインもタダじゃないから、そんなに丸ごとやり直してりゃ請求しなくちゃ赤字になる。追加料金の見積を出せば、そんなこと聞いてないと当然のように突き返されるわけですよ。運が良ければ楽しいかもしれないけど、僕はもう嫌だな。

  4. certain5kyujin 2015/03/11 12:26

    印刷会社とデザイン会社では、少し具合が異なるかもしれないですね。私は印刷会社の事情しか存じ上げませんので、印刷会社の立場から言わせてもらいますと、デザインはクリエイティブな仕事ではありません。どちらかと言うと事務作業に近いです。その一番の理由は、自分の作りたい、または好きな作品を作る作業ではないからです。そんなことよりも、費用対効果のある(広告なら宣伝効果のある)、もしくは発注者が納得するものを作ることを考えなければなりません。中堅どころになるとその辺も理解してうまく立ち回れるようになりますが、若いうちは自己主張が強い人が多く、主観と客観の間で苦しむことが多々あります。

    大げさな言い方にはなりますが、デザイン案件では一番自分を押し殺さなければなりません。作りたいものを作ることが自分の仕事ではないということを、心から理解しなければなりません。それは私たちが印刷会社であり、アーティストではないからです。お客様が何のアイデアも持っていない時、好きなように作ってくれと言う人もいますが、そんな時でも印刷会社は間違っても好きなようになどデザインしてはいけません。先方の社風、媒体の目的、ターゲット、そして担当者または決裁者の好みを充分にヒアリングし、マーケティングしたうえで、ベストな案を提出するのが私たちの仕事です。このジレンマは、誰もが経験する辛さでしょう。

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