入院時からの受け持ち患者さんの赤ちゃんがお腹の中でなくなりました。もともと胎児に先天的な疾患があったため、患者さんには医師から妊娠中に亡くなることもあると説明されていました。患者さんも家族もある程度、胎児が亡くなることを覚悟していました。そして受け持ちである私も覚悟はしていました。胎動がなくなった感じがすると患者さんから言われ、ドップラーで心拍を確認しましたが、確認できず、医師にエコーをしてもらったら亡くなっていることがわかりました。分娩の兆候は全くなかったため、子宮頸管を柔らかくするため、膣剤を使用しましたが、なかなか熟化せず、次の日も膣剤を使用、そしてバルーンを入れ、陣痛を誘発しました。「こんなに痛い思いをして、赤ちゃんが生きていないなんて」と言った患者さんの気持ちが胸に強く響きました。子宮口は全開までしなかったのですが、胎児が小さかったので数時間して、赤ちゃんがでてきました。患者さんも家族の方もないていて、私自身も赤ちゃんを娩出してすぐ、赤ちゃんの生きているような表情をみて感情がおさえきれなくなり、涙がこぼれてしまいました。一緒にいた先生には「大丈夫?」と言われたのですが、間接介助についた先輩には「あなたは助産師なんだから悲しくても感情をコントロールしなさい」と怒られました。後日、患者さんが退院する際に、「赤ちゃんはあなたに看取ってもらえて幸せでした。また、妊娠したいって思えました。あなたに受け持ちをお願いいたします。」と言わました。感情をコントロールできないことは未熟なのでしょうか。助産師は辛いときも泣いてはいけないのでしょうか。
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- 死産の分娩介助につきました。悲しく感情コントロールができませんでした。助産師泣いてはいけないのでしょうか。
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3件の回答
私は看護師ですが、常に冷静にって指導うけました。今までに何回も看取りました。初めは悲しかったような気がしますけど、だんだなれてきてしまいました。死産のたびに泣いていたらあなたの感情がもちませんよ。仕事はビジネス、と割りきることも必要ですよ。
泣いちゃったんですね。患者さんも家族の方も驚いたでしょうね。亡くなっている赤ちゃんを扱ったことのある助産師でも、悲しい気持ちになるんだって。でも、私がその患者さんだったら一緒に悲しんでくれる助産師さん、そこまで私や赤ちゃんのことを思っててくれたんだって感動します。あなたはとてもいい助産師だと思います。
今回の事例ではあなたと患者さんの関係がうまく築けていたからよかった事例だったのかなと思います。助産師は泣いてはいけないとは決して思いません。ただ、患者さんとの信頼関係ができていなかった場合、患者さんはあなたの涙をどのよう感じるかはわかりませんよね。だから、先輩は感情をコントロールしなさいと言ったのではないでしょうか。もし、緊急時にあなたが、慌てていたら患者さん不安になるでしょう、そう考えると、感情のコントロールはある程度必要なのかなと思いますね。