国立大学を卒業して、東京本社のゼネコンに入って5年になりました。1級土木施工管理技士は取得済みで、ひと通り現場監督の仕事はこなせるようになったところです。
モノづくりが好きなので、「まずは現場に出よう」という意気込みで建設会社に入ったのですが、5年ほど経験してみるとそろそろ最先端技術レベルに関わる仕事をしたいという思いが生まれてきました。
そうなってくると、やはり研究職や技術開発職がいいなと思うのですがどうでしょうか?研究職というと、技術者の中でも選りすぐりの方が集まるエリートというイメージがあり、やや難しく感じています。アドバイスをよろしくお願いします。
- 転職ステーション
- 建築・土木・インテリア系職種
- 土木施工管理技士
- みんなのQ&A
- ゼネコンの現場監督から研究職・技術開発職への転向
質問
ゼネコンの現場監督から研究職・技術開発職への転向1072view
最新の専門家コラム
-
40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
-
転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
-
合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
-
転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
-
会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
4件の回答
独身でまだ経済的な拘束がないのであれば、社会人マスターで大学院に入るのはどうでしょうか?
そこで修士号を取ってから大学教授のツテで研究職を探してもらうか、更にドクターコースにまで進学して博士号をとって大学に助手として残る道を探す手もありかと思います。
いずれにしても、大学教授との関係は良好にしておくことが必須です。講義資料の手伝いや、研究室の後輩学生の研究論文指導、実験室の管理などなど・・・大学院生は自分のこと以外にもこなすことをしっかりやらないと、教授の贔屓は勝ち取れません。まあ、土木現場を経験していればこの程度のことに対しての忍耐力は問題ないと思います。
あと、教授選びも大切です。単に卒業大学の恩師のところに戻るというのがベーシックですが、学生の就職斡旋については教授によってかなり温度差があります。そのあたりの面倒見の良さの有無を見極めて、進む大学院と研究室を選びましょう。
マスター以上の学歴があれば、教授の人脈で中途採用で研究職に横滑りする方法はかなりあります。研究機関の求人はハローワークではまず出ていませんので、学会などで人脈を広げてアンテナを張っておくことも大切です。
大学卒で5年後ということは27歳ですよね。ということは、国家公務員試験もまだ受けられるのではないでしょうか?土木が関わる政府系の研究所だけでも色々あります。新卒採用では国家公務員試験合格が必要となることがほとんどだと思いますが、採用年齢条件は30歳くらいまであるはずです。今からでも遅くはないので、公務員試験から頑張ってみるのも手堅い方法だと思います。それにその他の資格があれば、現場経験実績と資格の2点でかなり有利だと思いますよ。
中途のキャリア採用で研究職を募集しているゼネコンもありますよ。定期的な募集ではなく、増員や補員の不定期募集の上に、多くは1~2名の採用枠なので競争率は高いと思います。
また、競争相手はおそらく旧帝大の大学院卒レベルだと思います。そこに対抗するには、専門工種や、前の回答者さんが言われるようなプラスアルファの資格が必要だと思います。急がば回れで、その辺りの武器を持っておくことも進めておきましょう。
あとは、大学で研究していた内容のフォローアップをしておき、学会誌を購読したり、論文検索で関連研究の知識を深めたりして、最新の研究成果への造詣を深めておく準備も有効かと思います。
人脈的には、同じ社内で転属する場合と同様に、募集している会社が卒業大学と協同研究しているような関連点をもっていれば、大学教授に助力をお願いしましょう。また、サークルの先輩がいる場合も考えられます。なにか繋がりがないか探してみてください。
土木研究職は、新卒採用だとかなり競争率が高いですね。国立土木系でも大学院卒が多くなっているので、大卒だとさらに厳しいと思います。就職パターンとしては、大手ゼネコンに総合職で入って人事希望で研究職につくか、土木研究所などの公的な研究所に入るかの2つになるのではないでしょうか?
一方で質問者さんは、現場経験5年のキャリアを持っているので新卒市場とは少し状況が違うと思います。
私は質問者さんと同じようにゼネコンに入って現場を経験した後に、技術開発部に配属され、5年後に再び現場に戻りました。私の経験でわかる範囲ということで、質問者さんが勤めているゼネコンで研究・技術開発職に転属する場合についての助言です。
すでに現場経験を積んでいる社員の人事希望なので、土木技術者としての基礎教育期間は完了しています。あとは、「研究分野において成果をあげることができる見込みがある」と会社に判断してもらえるかどうか重要です。なので、新卒でいきなり研究職を希望する場合よりも、1級土木施工管理技士を取得するまで現場経験を積んだという実績がある分だけ、転属の可能性は高いです。この場合のキーポイントは次の①~⑤あたりかと思います。
① 上司からの推薦:現場の所長や支店土木部長にとにかくアピールすることです。ただアピールしてもネタがなければ上司も上に伝えられませんので、現場で創意工夫を重ねるなどしてアピールポイントを溜めましょう。
② 社内コンペ:ゼネコンの場合、研究や技術開発のテーマを年度毎に社内募集していると思います。これは、間接部門の技術開発部が現場で必要とされている技術を的確に探して、効率よく成果を利益に変えるためのプロセスです。コンペの応募は大概無報酬ですので、現場業務で忙しい中、これに時間を割いて提案書を作るのは大変ですが、このようなコンペに積極的に参加していればモチベーションの高さはアピールできます。私も3年間で4件の提案をして、そのうち2件が採用されました。その結果が技術開発部への転属のきっかけになりました。
③ 大学の人脈:やはり大学の教授や先輩からのコネは大切です。今のゼネコンも教授の紹介からではないでしょうか?この時代にコネだけで人事が決まることはないでしょうが、チャンスを掴むきっかけにはなります。転属したいことを教授→先輩→本社という形で流してもらうと効果的です。
④ 日常業務での付き合い:技術開発部と現場が関係するのは、現場がある最先端技術のテストケースになっているような場合のみです。しかし、あまり前例の少ない技術などでもドンドン頼るべき部署でもあります。現場も技術開発部のと連絡ですから、支店上司のアボを取って技術開発部に相談する許可を貰い、あとは相談しながら仲良くなってしまえば転属希望の情報収集に有利です。
⑤ 資格:資格はかなり重要です。1級土木施工管理技士は現場で必ず取らなければならない資格ですし、既に取得済との事ですが、その他に、コンクリート技士、コンクリート主任技士、コンクリート診断士、環境計量士、技術士などの資格を取得していると、質問者さんの学問的資質を証明できますしモチベーションの高さを示せます。