キーパンチャー
キーパンチャーとデータ入力の仕事は違う?
データ入力とキーパンチャーは同じ職種と思われがちですが、データ入力とは業務範囲が異なります。キーパンチャーは大量のデータを迅速かつ正確に入力していく仕事です。売上伝票や手書きの原稿・アンケートや申込書などの文字や数字を専用機器で入力することもあります。見たままの文字や数字を正確に入力していくスキルが必要です。
一方でデータ入力はPCを使ってデータを入力するだけでなく必要なデータだけを抽出し、不要な文字列や数字を削除するなど加工作業を行うこともあります。また、勤務先によっては事務作業と兼業することもあります。入力作業以外の仕事も担当する事になるのがデータ入力です。
ここでは「キーパンチャー」の求人情報について説明します。
キーパンチャーの求人状況
キーパンチャーはデータを入力する「エントリー」という仕事と、データや結果にミスがないか確認・検証する「ベリファイ」があります。エントリーはひたすら渡されたデータを入力していく作業です。プロになると10分間に3,000文字ものタイピングができるスキルを持っています。ベリファイは入力されたデータをひたすらチェックする仕事です。どちらの仕事も兼業しているキーパンチャーも存在します。「データ入力オペレーター」や「データエントリー」と表記されて求人募集されていることもあります。
パソコンが普及する前は需要が高かったキーパンチャーの仕事も、現在は専用機を使った仕事自体が減少しています。求人を検索しても、正社員のキーパンチャー職を見つけるのはなかなか難しく、アルバイトや派遣・契約社員の求人が多いのが現状となっています。紹介予定派遣を利用すれば正社員になるチャンスもあるため、正社員の職種だけに限らず求人を探しましょう。業種としては、データ処理専門会社やコールセンターなどのほか、マスコミ関連、広告業界、通販会社などの募集が多いようです。
ITシステムの進化によりデータ管理が容易になった現在でも、機密性などの観点からキーパンチャーの職がすぐに全てなくなることはなさそうです。キーパンチャーの技術は身に付けておいて損をする事はないスキルです。キーパンチャーの仕事に就きたい人、転職したい人は、求人サイトや転職サイトを上手に利用して求人を探すとよいでしょう。