四大監査法人の公認会計士の求人

職業:公認会計士

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Big4は定期採用が中心

 Big4は毎年、定期採用で新人を数百人規模で採用しています。年によっては、その年の試験に合格した人だけでなく、過年度に合格したけどBig4に入れなかった過年度合格者もこの定期採用で合わせて採用する場合もあります。

 

 採用人数の規模から、Big4は、この定期採用が中心になり、通年採用の人数はどうしても少なくなってしまいます。しかし、監査基準の厳格化や国際会計基準(IFRS)の導入など監査法人に求められている仕事が増加していますので、Big4の現場も常に人不足という状況です。

 

 特に、合格後3年目から8年目ぐらいまでの一番現場で働いてほしい人材は、どのBig4も足りていません。これは、公認会計士になるための実務経験を積み、正式に公認会計士になると転職や独立がし易くなるので、その時点で辞めていく人が多いからです。

 

 経験がある公認会計士が辞めていく一方で、採用は現場で戦力になるまで時間がかかる新人ばかりというアンバランスな状況があります。この問題に対して、Big4側も通年での採用枠を増やしていく傾向があります。

 

  • 新人の採用が中心となるが、慢性的な人不足で通年採用も増加傾向。

 

監査業務以外の求人

 Big4の主要事業は、公認会計士の独占的業務である監査業務です。監査業務では新人採用である定期採用が中心に行われます。ただ、Big4の業務は監査業務だけではありません。会計に関連するサービスをトータルで提供するため、監査以外の業務も行っています。

 

 その監査以外の業務においては、監査業務とは区別されて求人があります。しかし、この監査以外の業務についても決して採用の枠は多くありません。その理由は、経験豊富な公認会計士については、社内の監査業務で働いている人たちの異動でそれなりの人数を確保することができるからです。

 

 新人で入っても監査ばかりでは飽きてしまい、監査以外の業務をやりたいと希望している人は、Big4内でもかなりの人数がいますので、敢えて外から採用する必要はないからです。

 

 また、監査以外の業務を行っている部署では、多様なサービスを提供するために、会計以外の専門分野を持った人も採用しています。特にコンサルティング部門やシステム監査部門などでは、公認会計士でなくても、一般のコンサルティングファーム出身者や、システムエンジニアを採用することもあります。そのため、外部から公認会計士を採用する枠は必然的に少なくなってきます。

 

  • 監査以外の求人は通年であるが、その枠は多くない。

 

Big4間の転職

 公認会計士の多くは、まずBig4に就職しますので、その後、また別のBig4の監査法人に転職するということは多くありません。

 

 どの監査法人も、仕事の内容や給料などの待遇面も変わらないからです。しかし、上記のとおり監査法人の現場は、人不足の状況ですので、別のBig4から転職希望の人に対する求人はあります。

 

 どのBig4も同じような業務を行っていますので、勤続年数や所属部署などでその人の経験を計算することができるからです。そのため、このBig4間で転職をした場合、その前職となる監査法人の勤続年数を引き継いで採用されることが多いです。

 

  • 計算できる人材の採用という点で、Big4間の転職は注目されている。

 

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本記事は2016/02/04の情報で、内容は公認会計士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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