ドラマのテレビディレクター

職業:テレビディレクター

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テレビドラマを作るには?

 テレビドラマを作りたい人は、テレビ局またはドラマ制作に強い番組制作会社に入社し、ドラマ制作部に配属されることが第一歩です。ドラマ制作部に配属されると、もちろんアシスタントディレクターからスタートし、ゆくゆくはドラマ班のテレビディレクターとして活躍することになります。

 

 テレビドラマの制作現場では、テレビディレクターのことを「演出」と呼びます。映画の世界では「監督」と呼ばれますが、現場によってはテレビドラマでも「監督」と呼ぶこともあります。

 

  • ドラマ制作部に配属されることが第一歩。

 

ドラマのテレビディレクターに求められるもの

 テレビディレクター(演出)に求められるのは、観る側に訴えかける世界観です。脚本家が書いた脚本をもとに、その世界観やイメージを作り上げ、大勢のドラマスタッフに伝え、各持ち場がイメージ通りの場面をうまく表現できるように遂行するのが演出の役目です。

 

 ドラマでは技術部(カメラ、音声、照明、CGなど)や美術部(大道具、小道具、装飾、特殊効果、メイク、衣裳、など)といった、ドラマに関わる多くのスタッフをまとめながらドラマづくりを進行しなければなりません。テレビドラマを作る上で関わるスタッフは、総勢50人~100人くらいにも上り、みんなが協力して一つのドラマを作り上げていきます。

 

 また、テレビディレクターはそれだけではなく、俳優に対しても演技指導をしたり、台本の読み合わせ、衣装合わせ、本番の撮影にいたるまで、すべてにおいて指揮権がゆだねられます。さらに、ドラマ収録ではシーンごとに撮影をしていくので、カット割りをして撮影に望まなければなりません。

 

 そのためテレビディレクターは、演技や舞台芸術についての知識を持ち、的確な指導力、幅広い表現力、高いセンスなども求められます。

 

  • 求められるのは、観る側に訴えかける世界観。演技や舞台芸術についての知識や的確な指導力、幅広い表現力、高いセンスなども必要。

 

テレビドラマ制作の流れ

 1本のドラマを作るためにはチームワークが重要となります。

 

 ドラマのあらすじは脚本家の書いたストーリーが基本となり、テレビディレクターはそれをもとに脚本家、プロデューサーと制作プランやスケジュールなどを会議で話し合い、ロケ地の選定なども行ないます。テレビディレクターは強い発言力を持つので、基本のコンセプトは変わらずとも、もとの脚本からイメージが膨らんで、内容が変わっていくこともしばしばです。

 

 次に、スタッフとの「顔合わせ」があります。ドラマ制作部のプロデューサー、テレビディレクター、俳優(キャスト)、脚本家らが一堂に会して顔合わせをし、すべてのスタッフと意思疎通をはかります。また、テレビディレクターは、スタジオ撮影のセットを作るために美術スタッフとも入念に打ち合わせをしたり、ロケハン(現場の下見)をして撮影場所を探します。

 

 ドラマ撮影に入る前に行われるのが「読み合わせ」です。出演する俳優陣を集め、台本の読み合せをする事前の稽古です。ここでもテレビディレクターは、台詞まわし、感情の入れ方などの演出を行います。そして、リハーサル~本番を迎えます。

 

 ドラマは各シーンごとに撮影していき、役者が演じる動きや立ち位置も細かく指導します。「スタート」「カット」を出すのも、「OK」「NG」を出すのもテレビディレクターの仕事です。それだけに、強い精神力や判断力が不可欠となります。

 

 連続ドラマの撮影期間は3~4ヶ月にも及ぶので、関わったスタッフや俳優陣と濃密な関係を築くことができます。一方で最近の連続ドラマでは、各回ごとに複数のディレクターが交代して担当することが増えてきました。この場合、担当するディレクターによってドラマの雰囲気が変わってしまわないように気をつけなければいけません。

 

  • 1本のドラマを作るためにはチームワークが重要。

 

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本記事は2016/01/26の情報で、内容はテレビディレクターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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