アロマセラピストの転職と志望動機の書き方(※例文あり)・自己PR

職業:アロマセラピスト

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 このページでは、アロマセラピストが転職する際の志望動機の書き方や、自己PRのポイントについて解説しています。

 

 なお、ここではアロマセラピストのメインの勤務先であるリラクゼーションサロンを想定して説明していますが、他にも医療や介護、スポーツの分野にもアロマセラピーは取り入れられています。他の勤務先については「アロマセラピストの採用先の分類」の記事をご参照ください。

 

 

アロマセラピストの志望動機の書き方

どうしてそのサロンで勤務したいのかを明確に

 まず最初に、数多くあるリラクゼーションサロンの中で、なぜそこを選んで応募するのかを整理します。一般的な会社情報や募集要項に合わせて考えるだけでなく、出来る限り事前にその店舗へ足を運び、実際にトリートメントを受けるのがお勧めです。そうすることによって、雰囲気や施術メニューを体感できるだけでなく、働いているスタッフの身だしなみや振る舞いがチェックでき、より具体的な志望動機を作ることができますし、面接の対策にもなります。

 

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自分のどんな力が活かせるのかを志望動機に絡める

 求人に応募する段階で、アロマテラピーの知識量や資格の有無、アロマセラピストとしてのスキルや経験があれば、それによって得られたことを今一度掘り起こします。過去の経験から得たスキルを採用先でどのように活かしたいのかを考えて、志望動機に組み込みます。

 

 アロマセラピストの仕事は、ひとりひとり異なるお客様に臨機応変に接することが求められますので、これまでの業務や私生活で臨機応変に対応できたことはないかを振り返ってみましょう。加えて、転職に向けて努力していることや、採用先にどのように貢献できるかという視点で、自分自身を客観的に見つめ直してみるといいです。最終的には、志望動機を通して「自分を採用するメリット」を先方へ伝えることが肝心です。

 

アロマセラピストの志望動機の例文(未経験者の場合)

 多忙とストレスで疲労が溜まっていた時に、初めて貴社のリラクゼーションサロンでアロマトリートメントを受けました。マッサージとは違い、アロマセラピーは体だけでなく心もほぐしてリラックスさせてくれることを体感し、すっかりアロマのとりこになりました。最初に私にアロマの魅力を教えてくれた貴社でぜひ働きたいと思い、応募いたしました。

 

 現在も貴サロンに通っておりますが、施術を受けるだけでは飽き足らず、自分でもアロマについて学び始め、現在は資格試験の勉強中です。自宅でも、日々の体調や精神状態に合わせてアロマオイルをブレンドしたり、家族にアロママッサージをしたりと日々アロマに触れており、家族からも好評です。アロマセラピーがきっかけで運動や食事についても見直すようになったため、心身ともに健康に過ごせています。

 

 アロマに関する仕事は未経験ではありますが、現在派遣社員として大手企業の受付業務に従事しております。非常に多くのお客様に対応し、個々の状況やご希望にあわせた臨機応変な対応と「おもてなし」の心を大切にして業務にあたっておりますので、その経験と心構えが活かせると思います。

 

 

  • なぜその職場に応募したのか、自分のスキルや知識をどのように活かせるか、アロマセラピストとして自分を採用することのメリットは何か、などを志望動機に盛り込んで伝える。

 

アロマセラピストの転職と自己PRのポイント

 

これまでの経験を振り返ってPRポイントを探す

 自己PRは、自分の専門性や長所をアピールする上でとても大切です。アロマセラピストに関わることだけでなく、プライベートな面を含めて、これまでの経験を掘り起こし、アピールしたい箇所をまとめていきます。 アロマセラピストにはどんな知識やスキルが求められるのかも踏まえて、実際の業務に絡めたアピールができるとより好印象です。

 

 まずは前職やこれまでの経験上で得た知識、実績、どのように貢献したかを見直します。具体的なデータや数字、お客様から頂いたお褒めの言葉などがあれば、自己PRに盛り込みます。

 

アロマセラピストとしての知識や技術のアピール

  • 精油の知識

 アロマセラピストにとって何より大切なのは精油の知識です。各精油の香りをはじめ、心や身体への働き、禁忌事項、ホームケアでの使い方を把握することは基本中の基本です。それが頭に入ったら、書籍などに記載されているマニュアル通りの表現ではなく、自分の言葉に置き換えてお客様に説明するトレーニングを行います。

 

 お客様の中にはアロマテラピーに関心の高い方が多数いますので、質問された時にスムーズに返答できるようにしておかなければなりません。それらの知識を習得しているなら、存分にアピールしましょう。

 

  • アロマトリートメントの技術

 基本的なアロマトリートメントの技術は、スクールなどで学ぶことができます。そして、採用時の研修でお店独自のトリートメントメニューが身に付けられます。しかし、更なる技術向上や熟達には日々の練習が必須です。それぞれ異なったお悩みやご要望を持つお客様の状態をアロマセラピストの手で感じ取り、施術のレベルを微調整できてこそ、プロフェッショナルです。アロマセラピストとしての経験があれば、習得した技術や得意分野、実績などをアピールします。

 

人間力や性格面・業務遂行におけるスキル

  • 傾聴力とコミュニケーション能力

 アロマセラピストは、コミュニケーション能力の中でも特に「話を聴く力」が求められますので、コミュニケーション能力を中心とした自身のアピールポイントを探します。人から悩みなどの相談を受けた経験の他、日常のコミュニケーションでどんなことを心掛けているかを考えます。

 

 また、お客様とのコミュニケーションだけでなく、1人で運営している店舗でない限り、他のスタッフとの連携も肝心です。ベッドメイキングなどの準備や片付け、お会計などを一緒に行ったり、手が離せない時は別のスタッフにお願いする場面があります。そのためにも、日頃からスタッフ間でしっかりコミュニケーションを取り、チームワークを良くすることで、お店全体の接客力も上がります。

 

 仕事の面では、アロマセラピストの経験がなくても、接客業、営業職の経験を持つ人なら、コミュニケーション能力をアピールすることができます。

 

  • 段取りと判断力

 お店を効率よく回転させるためには、段取りと臨機応変な判断力が必要です。例えば、早く到着してお待ちいただくことになる場合や遅刻されるお客様がいます。その時にただお待ちいただくのではなく、ドリンクを出したり、先に施術ルームへお客様を誘導するなど、「今何が一番大切か」を考えて動く能力がお客様の満足度アップにつながります。

 

  • 誠実さと学ぶ意欲、おもてなしの心

 仕事に対する誠実さや意欲のアピールも大切です。企業は、熱意があり、仕事に対して真摯に向き合う人を採用したいと思うものです。更に、アロマセラピストとして一人前に活躍するためにはおもてなしの心が不可欠です。自分が人をもてなす時に気を付けていることや、心に残ったおもてなしの経験を具体的に表現し、自己PRに絡めます。

 

心身の状態に注目したアピールも好印象

 

 アロマセラピストの仕事柄、心や体の健康に対して意識が高いことを自己PRとして伝えられると好印象です。お客様の役に立ち、お悩みや疲労を解決するためには、まずセラピスト自身の体調を整えておくことが大切です。日々の運動や食事、ストレス発散方法など、健康にまつわるエピソードを伝えましょう。

 

 また、1人のお客様に対して、長い時であれば120分以上のアロマトリートメントを行う場合がありますので、アロマセラピストに体力作りは欠かせません。ウォーキングやジョギング、スイミングなどの有酸素運動で出来るだけ持久力を高めておき、体力作りにも気を配っていることを伝えるとよいです。更に、筋力をつけるだけでなく手首や足腰の筋肉を伸ばすストレッチをこまめに行うことで、多忙な業務でも疲れにくい、しなやかな体になります。

 

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本記事は2018/04/27の情報で、内容はアロマセラピストとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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